火曜日, 9月 24, 2013

白菜の定植

 大陸からの 乾いた 涼しい 高気圧が移動して来て ここ数日は秋らしい天気にめぐまれました。 中秋の名月も明るさの残っている東の空に くっきりと立体的に見えました。

 畑仕事も 効率よく はかどるようになり ご覧の通り 白菜の定植も終えました。
 例年は8月20日頃にポットに種を蒔いていますが この夏は気温が高かったので 1週間ほど遅らせました。
 定植後も まだ日光は強いので 防虫網の上に 黒寒冷紗を覆っています。
 更に 貴重品の稲藁も敷きました。 今 都会では稲藁を手に入れることは 至難なことです 知り合いの畳屋さんにお願いをしておいて 藁床の古畳が出たら 頂いて 仲間で分けあいました 分け前は 一人半畳分づつで これを解体して使いました。
 白菜の種類は 例年と同じ早生の「無双」と中手の「王将」です。 今流行の黄芯ではなく 緑の部分が多く 寒い時期の鍋物に向いた白菜です。 「王将」は丁度 正月頃から収穫できます。 

  

金曜日, 9月 20, 2013

秋の種蒔き 第一弾

 台風18号が去った後 空気が入れ替わり 朝晩はめっきり過ごし易くなりました。
 昨夜は 中秋の名月が 乾いて澄んだ宵空にくっきりと浮かび上がっていました。

 これから葉物野菜が美味しくなります。 いろんな野菜を 収穫期が重ならないように ずらせて種を蒔きます。
 右の写真は その第一弾で 例年9月の10日頃に蒔いています。
 種蒔きは 成育中の世話がし易いように筋蒔きにしています。
 この時期は 2日ほどで発芽しますが 発芽直後の間引きは 細かい作業なので これを避けるために 種を蒔く間隔と 種に掛ける土を 出来るだけ同一になるように注意しています。
 手前の4列は カブです 小カブ段階から間引き穫をして 大株を収穫するのは年が明けてからになります。 
 一昨年は 夏場にコガネムシが大発生して その幼虫が一斉にふ化して 順調に育っていたカブの根元から喰いちぎられる被害が出ました。 以来 播種前の土に薬剤を散布をして混ぜてあります。
 奥の区画には 右側2列は ワサビナを 次の1列は ルッコラを 左の2列は 大葉の春菊を蒔きました。  春菊は種の手配を失念したため 10年前の古い種を蒔きました 芽の出てない所は 面倒ですが 間引き苗を移植せざるを得ません。
 次の 種蒔きは ダイコンです。

日曜日, 9月 15, 2013

秋野菜の定植

 台風18号の影響で 朝から激しい雨が降ったり止んだりしています。
 これからは 台風シーズンに入り 強風によってトンネルごと作物が持って行かれたり 害虫達の幼虫が繁殖して ヨトウムシ等の食欲旺盛な幼虫達によって  秋野菜は株元から食い千切られて ジ エンド になってしまう 等々致命的なリスクのある季節でもあります。

 秋野菜の定植第一号はカリフラワーとブロッコリーです。
 毎年 秋野菜の苗は自宅でポットに種を蒔いて 温室内で育てています。 温室のガラス窓は開け放し 開口部には防虫網を張って 比較的涼しい環境になるように努めていますが それでも今年の猛暑は 温度計が40℃をゆうに越えてしまいました。 急いで 農園の 風通しが良い場所に「苗作り場」を設けて育苗を続けました。
 写真のトンネルには 防虫網と日除けの黒寒冷紗とを2重に張ってあります。
 トンネル内にはカリフラワーが10本植えてあり 手前の3本は花蕾が黄色く 小振りのカリフラワーです この種は花蕾が見えて来ても 日除けのために外葉を束ねて花蕾を覆うことをしません 従って 花蕾は陽を受けて育ち 陽を遮って育った白い花蕾と比べると 味にコクがあって 美味しいです。
 その奥の4本は 白い大きな花蕾が穫れる種類です。 以上 7本は共に早生種で 年内に収穫します。
 その向こう 奥の3本は 中生種の白花蕾で 年が明けての収穫になります。

 この畝の 左隣のトンネルにはブロッコッコリーが 10本植えてあります。
 このブロッコリーは 所謂「茎ブロッコリー」と言われる 極早生種で 頂上花蕾が500円貨幣ほどの大きさになると 先ず やや貧そなその花蕾を 収穫します その後 春まで 脇枝が次々に伸びて来るので その茎ごと摘み取って 茎と一緒に 貧そな花蕾も戴きます。
 冬の間も アントシアンが現れ難く 青くて柔らかな茎ブロッコリーが穫れます。

日曜日, 9月 08, 2013

9月になって

 記録的な猛暑日が続いた この夏も 9月の声を聞くと 何となくホッとします。
 何枚かの夏の写真は ブログ上で日のめを見ること無く過ぎてしまいました。

 この時期 畑で目立つのは 真っ赤な「タカノツメ」です。
 夏の暑さを経て 土壌水分がカラカラになると トウガラシ類はカプサイシンが蓄積して猛烈に辛くなります。 この タカノツメの隣に植えてある 大型シシトウ「福耳」も辛味が急に増して 今迄は そのまま炒め物にして美味しく戴けたのが 辛くなり 恒例の 甘味を効かせたトウガラシ味噌にして作り貯めしています。
 タカノツメは色鮮やかな実を摘み取って陰干しにして 漬物や パスタや 米櫃の虫除け 等々に重宝しています。

 隣には 「秋ナス」の柔らかそうな実が 葉の陰のあちこちに見えています。
 今年は 気候のせいもあり ナスの強剪定を7月の20日頃に 思い切って早く実施し 追肥もタップリと施しましたので 暑い間中に新芽がどんどんと伸びて ナス色の濃い花を次々と咲かせ 既に 秋ナスの収穫が始まりました。
 梅雨の降り方が偏っていて 雨上がりの後の乾燥がひどく 猛烈にハダニ類が発生して ナスの樹勢が衰えたのも 剪定を早めた一因でした。


 この夏 昼間の農園は 連日40℃ を越える猛暑日でした。
 早くに片付け終えたトマトの跡地は 太陽熱による土壌消毒をしてみました。
 トマトの太い根を拾い取った土に 石灰チッソを平米百グラムほど混ぜ込み 水をタップリ撒いて ご覧の透明ポリシートでピッシリとカバーしました 時々 シートを捲って水を撒きました。
 土に差し込んだ温度計は昼間 60℃は超えていましたが  (80℃以上にはなると かなり消毒効果はあるでしょうが) はたしてこの程度では如何なものでしょうか?
  この後 朝夕 少し 過ごし易くなると 元肥を入れて 秋野菜の苗を植えます。