このブログは 小さな家庭菜園での野菜作りを中心に 写真を付けて メモ風に書いています。 平素 ”目肥” 即ち よく観察をして 野菜の要求を悟り 即時に対応するよう心がけています。 さて このブログを通じて 多くの家庭菜園 愛好の方々と お交わりが出来たことに感謝しています。 これからも「菜園ブログ」の軸はぶらさないで 少しづつ 範囲を広げながら 続けて行きたいと思っています。
木曜日, 3月 27, 2008
スナップの実がなる
めずらしく富貴草(フッキソウ)の花が咲いたので 写真に撮りました。
10年以上も前に「富貴」の名にふさわしい方?のお宅に伺った際 庭にビッシリと敷きつめた様になっている 見事な富貴草を見せて頂きました。 その中の数株を掘り上げて 我家の庭に移植しました。
富貴草は 常緑の葉をつけた株がどんどんと増えて行く様子から「富」の字が冠され 玉の様な実が付くので もう一つの字「貴」が付けられたとのことです。
「富」の通り 年々 常緑の葉は広がりましたが 「貴」の実が付くのは うかつにも 見たことがありません。 今年は 見渡したところ3〜4房の花が咲いていますので 是非 玉の様な実まで確かめたいものです。
さて 3月18日付けブログに写真を掲載しました スナップエンドウの方は 実が付いてきました。
既にサヤは 5〜6センチになり 中の豆が膨らんで見えます。 3月初めに 花が咲いても 実に成るかどうか 半信半疑でしたが この実を見ると その気になって 手入れをしなければなりません。
今日 早速 少量の化成肥料を株周りに撒き 軽く土寄せをしました。
また 花は肩の高さ辺りで 群れ咲いていますので 支柱を建てて2メートルの高さのネットを張りました。 ここにきて わき枝も急に増えて混み合っています 各枝に 万遍なく陽が当たる様に それぞれの枝をネットに誘引しました。
日曜日, 3月 23, 2008
庭のシュンランが咲く
庭のシュンランが咲きました。
梅の花が散って シュンランの周りにも白い花びらが点々と見えます。
シュンランは この梅の蔭が お気に入りの様子 年々少しづつ株数が増えているようです。
(右のLinks 欄の「Nikonアルバム」をクリックしていただくと 昨年の写真と比較出来ます。)
この小さな花を 料亭などでは 料理の飾りに 皿に添えたりするそうですが うちでは 知らないうちに花が咲いて 知らないうちに花が消えて行きます。 ランにしては珍しく 目立たない花です。
日曜日の今日 友人の絵画展を見に上野へ行きました。 上野公園でも花の咲き出した桜の木が あちこちに見えましたが その花の数を上回る大勢の人の群れでした。 いよいよ 春本番です。
うちの温室では トマトが葉の数を次々と増やし もう粟粒ほどの1段花房も見えてきました。
あと10日もすると トマトも開花するでしょう その前に 定植場所の 土作りをしておかねばなりません。
今年のトマトは 昨夏 胡瓜を植えて 調子の良かった一畝を予定しています。 胡瓜の後の白菜は 南側のマンションに秋の陽が遮られ 日照不足のために 白菜の結球は今一 目方が付きませんでした。 しかし 収穫して根の周りを観察した結果はネコブ病も無く 苗を移植した白菜にしては 直根の伸びも比較的良好でした。 従って 土壌はまずまずだと思いますし 堆肥など有機物も結構入っています。
窒素分はひかえめに 元肥を入れ 昨年 胡瓜の時に結果が良かった「ダルマ堆肥」も入れます。 黒マルチを張って 地温を上げておくようにします。
火曜日, 3月 18, 2008
西洋ネギの種を蒔く
数日前から スナップエンドウに白い花がちらほら咲き出しました。
11月の20日過ぎにポットに種を蒔いて 家のベランダでずっと育てました。
支柱に巻き付いて 50センチ以上に伸びたエンドウを 2月の末に定植して 霜除け用のネットを掛けておきました。
種袋の説明によりますと「収穫期は5月に入ってから」と書いてあります。 今頃咲いた花は 果たして実になるのかどうか? 見守って行くことにします。
さて エンドウも咲きましたので ネギの種蒔きをしました。
今年は 定番の九条ネギの他に 先日 フランス土産で頂いた西洋ネギ(リーキ) の種を一筋蒔きました。
西洋ネギは始めてですが 苗作りは nagamasaさんから教えて頂きましたので 当面は九条ネギと同じ様に育てて行きます。
春の陽気につられて つい調子に乗って種を蒔いていますが 今年は農園の面積が狭いので 出来た苗は何処に定植するのか? 先々が思いやられます。
更に フランス土産では 西洋ネギの外に 白インゲンの種も貰っています。 いよいよ 手詰まりになってきました。
土曜日, 3月 15, 2008
雅楽を聴く
結婚式のBGMで 雅楽を耳にすることはありますが 生で雅楽を聴く機会は 多くありません。
先日 区内にある大宮八幡 清涼殿にて 解説付きで 雅楽演奏を聴いてきました。
大宮八幡は 善福寺川流域で縄文土器や弥生の遺物が出土した 松ノ木遺跡に近く 神社の敷地内からも 方形周溝墓が発掘されていて 大昔から 人が居住していた地域に建っています。 また 近年周囲の宅地化が進む中で 貴重な鎮守の杜に囲まれた 格式のある神社です。 千年近くも前 八幡太郎義家の父 源 頼義が 鎌倉の鶴岡八幡宮と 同時期に開いた古い神社でもあります。
雅楽の演奏は 写真でご覧の左から笙(しょう)と 篳篥(ひちりき)と 竜笛(りゅうてき)の 管楽器3名と 写真には写っていませんが 右の方に弦楽器 十三弦のこと 箏(そう)1名を加えた4名で演奏されました。( 管楽器の1名は打楽器の太鼓(たいこ)を兼務)
この器楽演奏の後 巫女2名が加わって 昭和15年 皇紀二千六百年記念に作られた 舞楽「浦安の舞」も観ることができました。
演奏は まず「音取り」(ねとり)と称する チューニングの為の短い曲が1分間ほど演奏された 後 メロディーだけは馴染み深い「越天楽」(えてんらく) それから 「五常楽」(ごしょーうらく)と アップテンポな曲「陪臚」(ばいろ) 以上4曲でした。
雅楽の音階は 西洋音楽と同様 オクターブを12音に分けていますが 西洋の12平均率の音階ではなく 独特の分割法による音階で 旋律が美しいと言われ ドビュッシーも その音階を使っているそうです。
約一時間 雅楽の響きを聴いていますと その不思議なハーモニーに心地よい気分になりました。
さて 前回の当ブログにシシトウ類の種蒔きを掲載しましたが 今日 播種後6日目で 青い芽がほぼ出揃いました。
同じナス科のトマトは4日目に出揃ったのに シシトウは2日多くかかっています。 同じシシトウの中でも「伏見甘長」は5日目に出揃い 次に「タカの爪」が出て 今日6日目に「福耳」がやっと揃いました。(芽の動き出したのが この順序で 出揃ったのも この順序でした)
同じ温度条件で発芽器の設定をしていても 種類によってそれぞれ 微妙な差の出るDNAを付与されているのでしょう。(水と氷との相転移は一定ですが)
また 播種の前に種を1昼夜水に浸けるのと 浸けないのとでどれ程の差が出るかを試してみましたが 差は見られませんでした。 ただ一回のケースで断定する訳には参りませんが この時期の ナス科等の種蒔きには 1昼夜種を水に浸ける意味はさほど大きく無い様に思われました。
日曜日, 3月 09, 2008
トウガラシを蒔く
このところ暖かい日が続き 庭の下草達の変化が急になってきました。
羽毛のようにナイーブだった福寿草の葉も逞しいグリーンになり シュンランの花芽もふっくらと膨らみを持ってきました。
春の暖かさを呼ぶ クロッカスの黄金の蕾も 一仕事を終えた風情ですし その隣ではクリスマスローズの白い花が無造作に転がっています その暖かい春の日差を撮りました。
毎年 3月に入ってトマトの苗が大きくなり 発芽器「愛菜花」が空いた後 トウガラシの種をポットに蒔いています。 今日 3種類のトウガラシを蒔きました。
カラーピーマンを含めてピーマンは 収穫迄にオオタバコガの幼虫に入り込まれ その除去に苦労しますので作っていません。 その代わりに 開花後 収穫迄の期間の短い「伏見甘長」を作っています。 「伏見甘長」は6月の中頃から11月の中頃まで 5ヶ月の間途切れることなく良果が収穫が出来て大変重宝しています。
また 調味料として欠かせない「タカの爪」も定番です。
さて今年の新顔は「福耳」(サカタのタネ) です。
昨年 この「福耳」を使った「トウガラシ味噌」を農園仲間から頂き なににでも合う重宝さが 大変気に入り 今年は「トウガラシ味噌」を常備出来る様にと「福耳」の種を蒔きました。
(「トウガラシ味噌」の作り方は 「福耳」が収穫出来た時に掲載致します。)
木曜日, 3月 06, 2008
梅は咲けども
朝日を受けて 庭の「白加賀」の枝先に花が咲いています。
昨年は 超暖冬のために2月中に咲き出しましたが 今年は例年並み 3月に入っての開花となりました。
梅の花は咲きましたが ウグイスの囀りは一度も聞いていません。
今までは毎年2月の中頃になると ウグイスのツガイが 一日数回 西隣の庭木から うちのカナメの生垣を伝って 道路を隔てた東隣の庭木へ渡って行きます。
その間にウグイスの囀は 声も節回しも 日に日に上達し 3月に入って梅の花が咲くと 文字通り「梅に鶯」になっていました。
ところが 2〜3年前に 東隣の屋敷が取り壊され 庭木の数が減っていましたが 昨年は遂に 西隣の屋敷が取り壊されて 「更地」と称する暴挙によって 庭木は1本残らず伐り倒されてしまいました。
こうなると 鶯の飛来ルートが完全に無くなり 今年は遂に鶯の囀が聞けなくなってしまいました。
この鶯達は何処へ行って囀っているのでしょうか? 近くの公園でも 今年は鶯の姿は見ていません。
さて新しい農園は 今まで物置場であった所を埋め立てて 造成されたので土が固く 開墾作業並みの労働をせざるをえませんでした。
やっと1畝だけは整備して タップリと有機質を混ぜ込み 取り敢えず 先日発芽の確認をしたニンジンと小松菜・ホウレンソウを筋蒔きしました。
蒔いた後 ベタ掛けを全面に覆い その上から水をやっておきました。 更に 防風を兼ねて 防虫ネットのトンネルを張りました。
果たして 上手く発芽して 育ってくれるか? 若干 心配です。
登録:
投稿 (Atom)