火曜日, 4月 22, 2008

スナップエンドウ


写真は肩の高さ辺りのスナップエンドウの様子です。
 実は このスナップエンドウの先端は 既に2メートルの高さのネットを越えて花が咲いています。
  「ジャックと豆の木」の話の様に 更に上に伸びて 手の届かない所に生った実はどうして取ろうか?など 心配していましたが 強風で ネットを越えている先端部は吹き千切られ 心配にはおよびませんでした。

 よその畑のエンドウは もっと低い位置で花が咲いて 実が生っています。
 比べて見ると 花が付くのは根元から8〜9枚目以上の葉脇であることに変わりはありませんが このスナップエンドウは 本葉と本葉の間隔が長かった つまり苗がヒョロヒョロであったために 花の咲く位置が高くなっていますた。(株元近くの葉と葉の間隔が5センチ違うと 花の咲き出す位置は50センチ近く高くなるわけです。)
 
 「ジャックと豆の木」の上へ上へ伸びるエンドウ豆の特性を活かして 手の届く範囲でより多くの実を生らせるためには スナップエンドウの苗は 背の高い苗よりは 寸詰まりの苗を作るべしと言うことでした。
 
(明日から 1週間ほど ブログを休ませていただきます。)

金曜日, 4月 18, 2008

新しい開墾畑で


「なんだ おまえか!」の声で  金網のフェンス越に 会話が弾みました。 
 ウン十年の昔 入社当時に 先輩3人に誘われ ゴルフの筆下ろしに行き ビギナーの私が大勝をし その晩 その勝ち分で飲み歩きました。 以来 お付き合いを頂いている方のお宅が なんと畑のまん前 思いがけない出来事でした。
 3月1日からオープンした 新しい農園での初日のことでした。

 今迄ここを見て来た その方の説明によりますと 今回私が当選した区画は 以前は通路で  農園に改装するに際し  周りに金網のフェンスを建てる為に 掘った土を埋め立てた 開墾地の様な場所だそうです。 かって肥料を担当して 農業にも詳しい ので「でも 厭地(連作障害)の心配はいらんよ」と慰めの言葉も加えてくれました。

 土木機械で掘り上げた土塊を ブルで均しただけの畑は ショベル1つ分の深さに掘って 土塊を細かく砕くだけでも 文字通り開墾作業 並の重労働でした。  
 ざっと大きな土の塊を砕いた後 この3平方メートルほどの1畝に石灰を施し 有機物主体に バーク堆肥 腐葉土 牛糞ミックス堆肥 鶏糞 骨粉 油粕 などを全面の土を砕きながら タップリと混ぜ込みました。
 この土ではエダマメの様な豆類やトウモロコシを蒔くのがいいのでしょうが 3月の初めですから 試しに 葉物野菜を蒔いてみました。
 写真でご覧と通り 4本の筋を付けて 手前の右2本に小松菜 左2本に春菊 奥の4本にホーレンソウを 何時もと変わらないやり方で種を蒔きました。 播種の後 全面にベタ掛布をかけてタップリと潅水をしました。 トンネルは防虫ネットと穴空きフイルムの2重掛けをしました。
 発芽は 十日ほどかかりましたが 揃って芽が出て ベタ掛けは取り去りました。
 今迄は 小松菜 ホウレンソウの本葉が出る頃には 根がぐんぐん地中に伸びいましたが この開墾畑では 根が地中に入り込めないのか? 株が地上方向に伸びて ふらふらしていました。 筋の両側を軽く中耕して 土を寄せ 株のふらつきを防ぎました。
 後日 間引きと中耕をして 完熟堆肥の細かくなったものを撒き 土寄せを強化しておきました。

 写真の映像は 播種後40日ほど経った姿です。
 ご覧の通り 2回の選別間引きを経てきましたが 小松菜も ホウレンソウも 同じ1筋の中で もう収穫出来そうな株から 発育不良の株まで 種々雑多です。 ここ迄の生育期間中  土壌環境にバラツキがあったことを物語っているものと思われます。
 次回の種蒔き時は この土壌環境のバラツキも幾分緩和されているでしょうから 少しは 揃いのいい葉物野菜が育つものと期待しています。

月曜日, 4月 14, 2008

胡瓜の定植


庭の「釣鐘水仙」が咲きました 昨年よりも一回り大きくなっています。
 私のデジカメは どうも 紫系統の花の色を写すのが苦手の様で 実物より 青味がかった紫色に写ってしまいます。
 今朝は小雨が降り 日の差さない条件のもとで 絞り気味にセットして撮影しました。
 比較的実物に近い色の写真をここに載せました。

 さて 仲間5人で纏めて注文してあった胡瓜の継木苗が 先日 宅急便で届きました。
 仲間の皆さんは当日中に定植されましたが 私は 植えそびれ その後雨の日が続きましたので 天気の回復する明日 定植します。

 胡瓜は 昨年ナスが11月まで植わっていた場所に植えます この場所は かなり有機物と肥料成分が入っています。
 胡瓜はナスに比べると根が浅いので 株の下でも30センチ足らずの所に その他は20センチ程の深さで畝 全面に 先ず 醗酵鶏糞を入れ その上に堆肥をタップリ入れて過燐酸石灰と硫酸加里を加え ダルマ堆肥を混ぜながら土を埋め戻す形で 元肥を入れてあります。

 胡瓜の根は浅く広く張ります マルチを捲ると白い細かい根が 土の表面にビッシリと張っているのが見えます。
 この根を出来るだけ虐め無いことが 長期間胡瓜の蔓を出させ いい花を咲かせる基だと思っています。 従って やたらとマルチを破って追肥を施し 根を虐めないために 自家製の潅水パイプを敷設して 黒マルチをしたままで 潅水パイプを通して薄い液肥を潅水するようにしています。
 (潅水パイプと言っても ちゃちなものですが 一昨年4月15日付けの「胡瓜の潅水パイプ」をクリックするとご覧いたたけます。)    

月曜日, 4月 07, 2008

トマトの定植とシシトウの苗


 トマトの苗は小さな温室には入りきれない草丈になり 1番花も咲いたので定植しました。
 真冬の寒い頃に タキイに注文してあった 胡瓜の継木苗も例年よりも早い10日に発送との連絡が来ました。 タキイの読みも「もう そんなに寒い朝は無い」との 判断だろうと思い 先日 風の無い暖かい日に トマトは植えました。
 夏野菜の定植では 地温を下げない事に気をつけています。 まず 午前中に マルチに植穴を明けて タップリと水を張り 午後3時過ぎに植穴の水が引き 地温も上がっている頃に植付けました。 植えた後は 地温を下げないよう水はやっていません。 
 苗は相変わらずヒョロヒョロ苗に仕上がっていますので 本葉が3〜4枚まで土に埋める形の寝かせ植えをしました。 1段の花は地上10~15cm の所に咲いて この 実が大きくなるとマルチに支える位置です。
 植え終わった後は タフベルのトンネルと穴空きフィルムを被せて保温に努めています。
 植え終わった翌日以降3日間は 昼間の 地温が上がった時間帯に 1株当たり2カップづつ 汲み置きの水を根元に撒いています。

 トマトが出払った後の温室に 今度は 写真のシシトウの苗が入ります。
 トマトの種蒔き後1ヶ月遅れでシシトウの種を蒔きますと 丁度トマトが出た後の 発芽器「愛菜花」も温室も使えるタイミングになります。
 3種類のシシトウを作っています 「伏見甘長」と「福耳」と「タカの爪」です。
 3月9日付けのブログにも記載しましたが オオタバコガの被害を受けるピーマン類は作りません このシシトウ3種だけです。
 1ヶ月後 もう少し暖かくなってから シシトウは定植します。

水曜日, 4月 02, 2008

トマトの元肥入れ



 友人と神田で早昼をとって 皇居東御苑の桜を見て来ました。
 現役の頃は 毎年この時期になると お昼休みの時間に ここへ花見に来たものです 今日も 丸の内や大手町に勤務している人々が オフィス姿で三々五々歩いていました。 
 少し風はありましたが 青空がひろがり 満開の桜が 輝いていました。

 さて4月に入ると 温室の中では トマトの苗が大きくなり 1番花が黄色く ほころびかけているのが見えます。
 1段花が開花し始めると 暖かい日を見付けて 畑に定植することにしています。
 トマトを定植する畝に 元肥を入れました。
 
 この畝は 昨年の春夏期には胡瓜を 秋冬期には白菜を植えていた跡です。 従って 堆肥などの有機質は充分入っていますし 連作障害による土壌病も無い 比較的いい土です。
 1週間ほど前に 苦土石灰とダルマ堆肥・醗酵鶏糞・骨粉を全面に撒いて 深く耕し マルチをかけて置きました。
 
 トマトは1.2m巾の畝に2列植えしますので それぞれの列の下を25cmほどの深さに溝を掘って そこに自家製の落葉堆肥をたっぷり入れます。(落葉堆肥の作り方は 昨年の「堆肥作り 積込み」をクリックして ご覧下さい)
その落葉堆肥は 比較的窒素成分が多く含まれています また トマトの初期は 草ボケ防止のために窒素分をひかえたいので 窒素分が緩効な化成肥料と 過燐酸石灰・硫酸加里の2成分を単肥で入れ 堆肥に軽く混和して 土を埋め戻しています。
 更に 畝の中央に もう1本の溝を掘り 上記の溝と同様の肥料を入れて 割肥として施しています。
 土が乾いていたので 水をジョロでたっぷりと撒き 黒マルチを全面にぴっちり張って 地温が上がる様にしておきました。
 暖かい日を待って トマトの苗を寝かせて 苗の本葉が3〜4枚まで土に埋まる様な形で定植をします。