
梅雨明け十日の太陽を思わせる暑さで この大型トウガラシ「福耳」も生長が早くなりました。
頭書 この「福耳」の枝の仕立ては 一本仕立てのつもりでいましたが 丁度一番果が生る頃 数日見ない間に一本仕立てのチャンスを逸し 実が生ると 枝を切り捨てるのが忍び難くなってしまいました。
その様な経緯から 現在は 2本仕立マガイの姿になっていて 見た目で弱い方の枝を切っては 混み合わないような配慮をしています。 それでも けっこう枝葉が茂り 背も高くなって 隣のナスに追い付かんばかりの勢いです。 また 白い花もたくさん咲いていて 外観は「万願寺唐辛子」に似ていますが こちらは多産系トウガラシ種の様です。

右の写真でご覧の通り一度の収穫で 形のいい実が20個ほど 目方も600grを越える様になりました。 これだけ取れますと 自家製の「青トウガラシ味噌」を作る単位になります。
昨年 梅雨明けの猛暑の頃に 農園仲間の方から この「青トウガラシ味噌」を頂き ピリッとしたトウガラシの程好い辛さと 味噌のさっぱりした味は 特に暑い夏には 炊き立てのご飯や 冷奴に乗せても また 焼いた食パンにも合い すぐにトリコになりました。
その「青トウガラシ味噌」を作るために この「福耳」のタネを3月早々に蒔いた次第です。
教えて頂いた「青トウガラシ味噌」の作り方に 若干の好みを加えたレシピは次の通りです :
トウガラシ 20本ほど ヘタを取って2つ割にして ワタとタネを取り除き フードプロセッサーにかけ易い大きさに切って 数回に分けてフードプロセッサーでミジンに切る(ドロドロになるほど回し過ぎないこと)。
フライパンにオリーブオイルを敷き 鷹の爪を入れて辛味を出させて取り出す。(暑くなってトウガラシが辛くなれば不要)
ミジンにしたトウガラシを入れ サット炒め(炒め過ぎないこと) 味を付けた味噌を加えて 木ベラで混ぜ合わせながら 煮詰めていく。(水分を飛ばしシッカリと煮詰める)
なお 味付け味噌は 味噌(20%減塩)100~120grほど 砂糖と蜂蜜を大さじ1杯半ほど 味醂を大さじ3~4杯(味付けと味噌をゆるめる働きがあります、足り無い時は酒を加える) 粉末のダシの素を適宜加えて事前に混ぜ合わせておきます。 使う味噌によっては甘味料等も巾があります。 好みに応じて調整して下さい。
また これから暑さと畑の乾燥が進むとトウガラシ自体が辛くなります。 またトウガラシの辛味の好みは巾があり 私は辛味には弱いが この「青トウガラシ味噌」を教えて下さった方は辛党で 畑に「福耳」の他に もう1種類の辛味の強いトウガラシを植えていて 本格的に 2種類のトウガラシをブレンドすることで辛味を調整しておられます。
なお 出来上がった「青トウガラシ味噌」は冷蔵庫で保管すると1週間や十日は充分に持ちます。