この時期は 野菜の変化も少なく 収穫以外には これと言った農作業もありません。 そのうえに 西風が寒く つい 農園への足が遠のきます。
せめて 収穫期に入った葉物野菜に ストウチュウでも と小松菜を始め ホウレンソウやカラシナなどに ストウチュウを撒きました。
夏場の暑い夕方に 胡瓜や茄子にストウチュウを撒くと 葉はヴィヴィッドな反応を示します 今時の葉物野菜の反応は控え目ですが それでも いきいきとして嬉しそうにみえます。 写真の手前で光っている葉はホウレンソウで その向こうはベンリナ その奥で一段高く 葉色の濃いのは小松菜です。
ところが 思いもかけない農作業が発生しました。
余ったストウチュウ液を かけようと ソラマメのトンネルを開けて見ると まるまると太って 緑色に光り輝くアブラムシが ソラマメの全身にべっとりと着いていました。
今まで この時期のソラマメにアブラムシが着くことはありません。
定植後すぐに 防虫網をしっかり掛けておきましたし まず 荒れ地であった この新農園には アブラムシは居ない と思い込んでいました。 雑草にアブラムシが着いていたのでしょうか? 寒い冬の わずか1ヶ月足らずの間に起こった 予想外の出来事に 驚きました。
本来 農薬は使わない方針ですが このアブラムシは指ですり潰したり 筆で払い落とす程度では到底およびそうもありません。 また ソラマメの収穫時期までには まだ3ヶ月以上も時間があります。 この時点で中途半端な駆除をして 実が着いた頃に農薬を使わざるを得なくなる事態は避けたい。 この際は やむをえませんので 農薬を使って徹底的に駆除することにしました。
アブラムシには 多くのいい薬が開発されていますが 一回目は アブラムシ専用の薬「アドマイヤー」を2,000倍に薄め 展着剤にアプローチBIを添加して 小型のハンドスプレーを使って勢いよく噴射させて アブラムシを洗い落とすようにしました。
その2日後の点検では 葉脇の隙間やアブラムシの屍骸の塊の中で まだ生き残っているのを確認しました。 二回目の薬剤は 合ピレ剤の「アディオン」を2,000倍に薄めて散布しました。
アブラムシがべったりと着いている写真は 撮る気になりませんが アブラムシの影がなくなり 奇麗になったソラマメの写真をアップしました。
しばらく 注意深く観察する必要は有りそうです。