月曜日, 12月 27, 2010

欲しい時に 少しずつ

 冬の太陽は 冬至を過ぎますと 夕方の日は少しづつ長くなりますが 朝の日の出は遅いままで 気温は下がり続けます。 最近の最低気温は氷点下になることがあります。(新聞テレビに出る 東京の最低気温の表示は 都心の大手町の気温です 西部の この辺りに比べると3℃程高い数字になっています)
 収穫を強要される夏野菜と違って この時期 農園の野菜は 冷蔵庫の野菜室に保存してあるようなものですから 欲しい時に 足りる分だけ使えばよく 甚だ好都合です。
 数日振りで 農園に顔を出した今日も ちょこちょこと 少しづつ収穫して来ました。
 始めに穫ったカブは 太ってぶつかり合っている箇所から 引き抜いてきたものです。
 種蒔き以来 ずっと防虫網のトンネルの中で育てましたので 無農薬の葉が柔らかくて 奇麗です。
 根も葉も 捨てないで美味しく戴きました。

 次は 秋蒔きの常連 ホウレンソウです。
 例年 ホウレンソウは 9月の下旬から 11月の初めまで ほぼ2週間置きに数回種を蒔いていました。
 既に度々書いてきましたが 今年の異常気象の影響で 秋野菜の計画は大幅に狂いました。 ホウレンソウも10月の半ばにやっと種を蒔きました。 普通この頃の種蒔きは 正月用ホウレンソウのタイミングです。
 今日は 混み合っているところのを選んで この秋 初のホウレンソウを収穫しました。 
 この寒さで 赤く色づいた根に おりからの夕日が差して 冬野菜らしからぬ柔らかい姿に見えました。

 3つ目は 西洋ネギ「ポアロ」です。
 不調の話題ばかり続きますが 家のプランターに種を蒔いた 葉ネギと西洋ネギは 発芽の頃に 自宅の外装塗装工事用足場が架かり 陽当たりが悪くなって 苗の生長が妨げられました。
 ハンディキャップを負った その苗を定植したら 今度は異常な猛暑に遭いました。 更に 悪いことは重なるものです 猛暑のために 農園では夏以来 耕作放棄をする人が増え 隣の畑では 腰ほどに伸びた雑草が 秋のヨトウムシの温床となり 越境侵入するムシに か弱いネギは あっと言う間に根元から食いちぎられてしまいました。
 葉ネギに比べて 丈夫なのか ムシにとっては好ましくないのか 西洋ネギは何株か残りました。 その西洋ネギの初穫りです。 太さは 充分ですが 背丈の伸びが良くありません しかし まずは満足です。

日曜日, 12月 12, 2010

やっと収穫期を迎えました

 今年の夏の異常気象は 秋野菜の収穫時期に大きく影響しました。
 12月に入って早生白菜の「無双」がやっと収穫にこぎつけたのです。
 8月の気温が高いために 例年はお盆が明けるとポットに種を蒔いていましたが 今年は 月末ぎりぎりになりました。
 更に 9月に入っても連日 夏日の暑さが続き ポット苗は徒長して しっかりした苗にならず 結局 定植したのは9月の26日になってしまいました。
 これは例年に比べると半月の遅れで 収穫は1ヶ月近くの遅れになりました。
 収穫した「無双」は ご覧の通り 虫食いも少なく 巻きはしっかりしていて 目方は3キロ以上あり まずまずでした。

 次のカリフラワーも早生種の「スノークラウン」です。
 これも収穫は20日以上遅くなっています。
 関東の夏は 通常 昼間の日照で焼けた土も 夕立による打水効果で 夜は温度が下がり 過ごし易くなるのですが 今年は8月の初めから1ヶ月間 夕立も何も 1滴の雨も降らない熱帯夜が続きました。
 従いまして8月初めにポットに蒔いた種が 発芽はしたが順調な生育はせず 特に根の伸びが充分に進まず 土の生え際が細くなって枯れるポットが続出しました。
 農園の誰もが 慌て出して 近くの農家に駆け込みましたが 農家も「自分の畑に植える苗も育たないよ、分ける余裕なんて無い!」と断られるしまつでした。
 結局 9月になって なんとか植えられそうな苗を定植することになってしまったのです。

 スティック セニョオールは ブロッコリーと中国野菜の混成種のために ひ弱な体質なのか? カリフラワー以上に 苗作りに難渋しました。
 10ポットに種を蒔きましたが 半分は枯れしまいました 秋野菜の苗作りでこんなことは始めてでした。
 何とか 定植までこぎ着けたものの 例年に比べると 脇枝の出方が少ない様に思われます。
 例年は2月 3月まで 収穫があるのですが 今年はどうなるのでしょうか。