土曜日, 3月 23, 2013

開花


 農園への道すがら 通い慣れた神田川沿いの 両岸に植えられた桜が 一気に開花しました。
 例年に比べて 今年の開花は早く そのうえ助走期間が短く あっという間に見頃になってしまいました。
 休日には 大勢の花見客が 上を向いての漫ろ歩きで 狭い道に行き交う人の列が連なります。所々で 望遠レンズ付きの大型カメラや 携帯電話の簡便カメラまで おもいおもいのカメラを構える俄カメラマンが人の流れを塞き止めて 何時もは  すいすいと通り抜けられるのに 自転車が最も苦手とするののろのろ運転で 通園に難渋します。
 とは言いましても 花曇りの穏やかな春の1日花見がてらの農園通いは結構なことです。


さて 我が家で 育苗中のトマトの花も 開きました。
 左の写真は中玉トマトの1段花房です 本葉7枚目に付いた花房がここにきて 急に黄色い花を開き始めました 種蒔き後 42~3日目です。
 こちらも何時もよりは 早いような気がします。
 この辺りは 4月の10日を過ぎると 霜の降りる確率は低くなります。 そこから逆算して 立春過ぎに種を蒔くと 60日ほど経つて1段花房が咲き 丁度 定植適期を迎えるとの計算で 諸事段取りをしていますので 今頃 開花されると 誤算です。
その上 今春は借用区画の交換年に当っていて トマト用地を準備するのに 時間的に余裕がありません。 早速 新しい区画の トマト予定地を耕し始めましたら 何と2m以上もある生樹が 埋められたまま出てきました。(右の写真)
 今から6年前にこの農園を造成する時に 生えていた樹を 掘り出さないで そのまま外部から土を運び込んで 埋めてしまったものと想われます。 それにしましても 去年まで借りて 野菜を植えていた3人の人々が 誰もこの大木に気付かなかったとは? 
 果たして かような所で 如何なるトマトが育つでしょうか 祈るのみです。 

   

  

金曜日, 3月 01, 2013

「春一番」が吹く

 3月に入った今日は 西日本から関東にかけての 広い範囲で「春一番」が吹き荒れました。
 じつは 今年の2月2日には 黄海にあった低気圧が 日本海の北部で 一日に22hPaも 中心気圧が急速に低下して(低気圧が発達して) 北陸地方に「春一番」の南風をもたらしています。
 その日は 東京でも最高気温が20℃まで上がり 今年の春は早く来るのではないか との希望的観測を下して 早いめにトマトの種蒔きをしたことは 前回ブログにも書きました。
 
今日は 朝から 暖かい南風が強く吹き 日差しはないものの 春の気をかんじました。
 庭に出て まず最初に 目についたのは 梢の先のほうで ちらほらと咲きだした梅の花です。
 この梅は「白加賀」で 花も実も楽しめる 実用的な種類です。 昔は 毎朝ウグイスがきて 日に日に 鳴き声が上達するのを聞くのが楽しみでしたが 最近は ウグイスの姿はまったく見られなくなり なんとなく淋しげな 梅の花です。

              次に 目についたのは 鉢植えの ローズマリーの花です。 ローズマリーは 小さな花が あちこちに 年中咲いているので つい 見過ごしがちです。
 この時期は 他に見る花が少ないので 見つけました。
 このローズマリーは這性種ですが もう一つ 別の鉢に直立性種のも植えてあります。 こちらの方は この時期 花は咲いていません。 料理に使うと 直立性種の方は 香りが強く クセがあります。

ローズマリーの名前から あの黒樫の根元で毎年咲いている クリスマスローズを思い出して 探してみました。
 大きくなった マンリョウの陰に 今年も 白い花を咲かせていました。
 一時 クリスマスローズの流行った時期があり うちの庭にも幾種類かのクリスマスローズが植えてあります。 その中でも 大先輩にあたる この白い花が 丈夫で 見飽きがしないように思います。

春一番が吹いた日の 福寿草の全体写真です。
今年は 開花が例年よりも遅く  蕾の写真しかアップしていません 。 3月に入ってから 福寿草の写真を掲載するのは始めてでは ないでしょうか。
 遅ればせながらも 庭の風情も やっと春らしくなってきました。
 トマトの苗を農園に定植する頃には 平年並みの気候に戻っていてほしいものです。