金曜日, 4月 28, 2006

「都忘れ」の花


 北東の風は東京地方では雨風になります 今日も一日中北東の冷たい風が吹いて 時々小雨の降る ぐずついた一日でした。
 庭の花々も雨に濡れて寒そうに見えます。

 その中で今が盛りと咲いているのは白い花の「都忘れ」です。
 この花は 前に伊豆の庭でいっぱいに咲いていた中の数株を 東京の庭に移した子孫達です。 伊豆の庭で咲いている「都忘れ」は紫色の花が圧倒的に多く、白い花は極めて少数派です。 ところが 写真で見える通り 東京ではこの数年間で白と紫が逆転して 紫色は数えるほどしかありません。
 伊豆と東京の違いは土質ではないか? と思われます。 面白い実験結果となりました。

 春も進んで 庭でパフォーマンスを示す花々も 3月と今の4月とでは役者が交代しました。 最近の役者の写真は 「アルバム」をクリックすると ご覧いただけます。

6 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

こんにちは、写真拝見させていただきました
役者揃いですね(笑)
「役者」は個々にそれぞれの季節
持ち場で精一杯自分の持ち味を生かして
私たちを楽しませてくれます。
どんな姿でも美しいものですね。
「都忘れ」何か物悲しいイメージの名前は
何か由来があるのでしょうか?

M. Sasagawa さんのコメント...

オリーブ様:
コメント有難う御座います。「都忘れ」の名前の由来は残念乍存じません。聞覚えで「みやこわすれ」と書いていたのですが、昨日たまたま駅前の花屋さんの店先に「都忘れ」と書いてありましたので、この方が なんとなく花に似つかわしいと思って使いました。

匿名 さんのコメント...

「みやこわすれ」名前の由来
昔、承久の乱に敗れて佐渡へ遠流となった順徳帝は、草でぼうぼうになった佐渡の庭に一茎の野菊が紫色に咲いているのを見つけ、
「紫といえば京の都を代表する美しい色だったが、私はすべてをあきらめている。
花よ、いつまでも私のそばで咲いていておくれ。都のことが忘れられるかもしれない。
お前の名を今日から都忘れと呼ぶことにしよう」
と、傷心のなぐさめにしたという説話がある。
花の名はここからきたようだ。
また、京を去るときにこの花を目にとめ、
「都を忘れることにしよう」といったことからこの名前になった、との説もある。
ということらしいです。

M. Sasagawa さんのコメント...

mincoro様:
コメント有難う御座いました。庭の小さな花にも長い歴史があることが判り、勉強になりました。

匿名 さんのコメント...

菜園さん、MINCOROさん、名前の由来を教えて
下さってどうもありがとうございました。
紫という色が高貴な(この場合は京)イメージを
連想させることは、興味深いですね。
ローマのヴァチカン(カトリック)でも紫は特別な色
だそうで、枢機卿などの位の高い人達の服の色に
使われています。

M. Sasagawa さんのコメント...

オリーブ様:わざわざ見に来て頂き有難う御座います。mincoroさんにも伝えておきます。紫色で思い出すのは、幼稚園の年長組は紫組と言ってました。