このブログは 小さな家庭菜園での野菜作りを中心に 写真を付けて メモ風に書いています。 平素 ”目肥” 即ち よく観察をして 野菜の要求を悟り 即時に対応するよう心がけています。 さて このブログを通じて 多くの家庭菜園 愛好の方々と お交わりが出来たことに感謝しています。 これからも「菜園ブログ」の軸はぶらさないで 少しづつ 範囲を広げながら 続けて行きたいと思っています。
土曜日, 9月 29, 2007
元気なシシトウ
今 シシトウは私の背丈を超える樹になり 見上げる枝先に実が鈴生りに付いています。
6月の中頃から収穫を始め 8月後半頃に一時勢いが落ちましたが ここにきてまた花が増え 多くの実が付きだしました。
このところは 15センチほどになったシシトウが一日おきに4〜50個穫れていて 暫くはこの状況が続く勢いです。
これからは気温も下がります 根の活力がある間にと ここで最後の追肥を施しました。
このシシトウ「伏見甘長」は開花後1週間ほどで収穫していますので 長期間樹上に置いておくパブリカや万願寺唐辛子のようにオオタバコガの幼虫に入り込まれることはほとんどありませんし これと言った病気にも罹りませんので 無農薬で作り易い作物です。 最近はずうっとこれを作っています。
また 料理が簡単で 結構美味しいので 差し上げても皆さんに喜ばれます。
我家では ちょっとしたつまみの一皿として 飽きずに戴いています。
調理はヘタだけを切って フライパンに少し油を敷き 中火で焼きます。 そのままではコロコロして火が入り難いので 途中ヘラなどで押えつけると早く焼けます。 両面に焦げ目が付くと 火を弱めて少量の醤油を回し掛けて 醤油のこげる香りで戴きます。 好みで一味唐辛子を振ります。
何回かに一回はベーコン味で目先を変えて戴いています。 ベーコンはショルダーベーコンなど赤味を使った方がいいようです。 ベーコンは1センチ巾に切り 先にフライパンで焼き カリカリになる前に皿にとり その後でシシトウを焼き ベーコンを戻して和えます。 ベーコンの味はこのシシトウにとても合います。
水曜日, 9月 26, 2007
芋名月
月齢14.5日 月の出17:07分 あわよくば中秋の名月を撮ろうと コンパクトデジカメを提げて出かけました。 農園に着くと 生憎 東の空に雲がかかって月の出を見ることは難しそうです。
一方2〜3日前から気になっていたことは 防虫網のトンネルを外した途端に ブロッコリーやカリフラワーの葉に大小様々の穴が空いていることでした。
ふと足もとのブロッコリーの葉を見ると 5円硬貨程の穴に齧り付いているハンスモンヨトウを見つけました。 まだ残照の明るさで そのガツガツした食いっ振りがハッキリと見えます この時間からお早いお出ましとは よほど食気のたったヨトウのなのでしょう。 更にその隣の葉を裏返してみると 今度は2センチほどの青虫が葉裏を齧っていました。
もうお月さんのことは忘れて 十数匹の色・形・大きさが違う虫捕りに没頭してしまいました。 2列に植えた一方の側だけ 葉一枚に一匹の虫がいます。 この程度の虫の密度では お互いに住み分けする知恵が虫にもあるのでは? などと感心したりしていました。
折から「月が出た!」の声を聞き 東の空を見ると 里芋の葉の上に文字通り?芋名月が見えました。
三脚を持って来なかったので 自転車の荷台でカメラを支え 最大の4倍ズームいっぱいの望遠に伸ばしてシャッターを切りました。
ここから見ると 月の出ている方向は 上り下り計6車線からの排気ガスで悪名高い環八道路が南北に走っています。 丁度 勤め帰りの車が大渋滞し その排気ガスが最高の時間帯でしょう 大気中に浮遊している微粒子に乱反射してか? 月の光は赤く汚れて見えました。
縁先に ススキの穂を生け お団子を皿に盛って 兎が餅を搗いている名月を迎える絵とは余りにもかけ離れた名月でした。
月曜日, 9月 24, 2007
白菜の定植
種蒔き後一ヶ月近く経った白菜を 胡瓜の跡地に定植しました。
写真でご覧の通り 畝巾 1.2m 長さ 2.5m に2条植で計8株 植えてあります。
春 胡瓜を植える前にはシッカリと自製の堆肥を鋤き込み ダルマ菌堆肥も混ぜ込みましたので 胡瓜の蔓伸びは良く 8月の初めまで姿のいい胡瓜が穫れました。 また片付ける時に根を調べてみましたが 奇麗ないい根でした。
従って土の状態はいいので 白菜の元肥として2条の植穴の下に溝肥と畝の中央に割肥を施しただけで 胡瓜に使ったセコハンの黒マルチをそのまま張って苗を植えました。
実は 今回白菜の苗作りに際して ポットに詰める培養土をちょっとコッテみました。
その結果は 写真でもご覧の通り 昨年までの徒長気味のヒョロヒョロ苗に比べるとシッカリした株に仕上がりました。
今までは 冬場に苗を作るトマトやナスも 夏場のカリフラワーや白菜も同じ育苗培養土を購入して使っていました。 トマトやナスが徒長気味になるのは水やりと 安全を見過ぎての(温室の)設定温度が高すぎることが主因ですが 白菜の徒長は培養土にあるのでは?と思い 今回その試しをしてみました。
従来の培養土は ふかふかの軽い 根張り重視で作られたものでしたが もう少し重い培養土を探し 鹿沼土にバーミキュライトとパーライトを混ぜ 有機質の腐葉分を加えてペーハー調整された 重い培養土を見つけました。
培養土の袋には必ず「他の培養土と混ぜないで 単品で使用のこと」記載されていますが この重い培養土だけでは 苗作りの後半になると 土が固まって ポットの中で団子状になるのを嫌いました。
そこで 発芽の初期は重い土で 根が張りだすと軽い土で をイメージして12センチのポットに先ず軽い方の土をポットの底と周りにしっかり詰め ポットの上部と中央に4〜5センチのセルを埋め込む形で重い土を詰めて そこに種を蒔きました。
陽当たり条件や水やりは従来と同じですが 苗はシッカリした苗に仕上がりました。 またポットから苗を引き抜く時も 土がばらけることなくきれいにすんなりと抜けました。 ポット苗の培養土について得るところがありました。
白菜は当初10株定植するつもりで 予備をみて13ポットの苗を作りましたが 8株しか植えなかったので5株の苗が余りました。 幸い農園の方々の下取り希望が多く 余った5株の苗は全て嫁ぎ先が決まりました。
水曜日, 9月 19, 2007
玉川上水堤の彼岸花
先日種を蒔いた聖護院大根は、三日で双葉が出揃いました。 また 12センチの大型ポットで苗作りをしている白菜も ポットから溢れるほどに大きくなり 定植を待っています。 日一日と季節は動いています。
写真の彼岸花は 玉川上水の堤に咲きだした彼岸花です。
この辺りの玉川上水は 川の水はほとんど流れてはいませんが 素堀の川堀がそのままの姿で残っていて 川堤は春から秋にかけて さまざまな花が咲き 上水に沿った遊歩道を歩く人の目を楽しませてくれます。また 今となると数少なくなった貴重な草花も残っていて 玉川上水一帯は「歴史・環境保全地域」の指定を受けてる貴重な場所です。
前にも取り上げましたが 玉川上水を挟むようにして 両側に上り下り別々の自動車専用道路を建設する計画があり 既に用地の買収が進められています。
少子高齢化が進み 若者の自動車離れも伝えられるこの時期に 今更 貴重な残された自然を壊してまでして 道路を建設する選択は如何なものでしょうか? 「壊された自然は、人の手では戻せない」と言われています。
(この辺りの写真を掲載した「玉川上水の散歩道」を クリックすると残された自然がご覧になれます。)
先日 ここ40年間に 杉並区の地下水位と水温が如何に変化したのか? その驚くべき数字を見せられました。(多くのデーターの中の一例です)
区内にある古いお寺の井戸水について:
1965年8月の水位は3.93m 水温は13.0℃
2004年8月の水位は5.5m 水温は18.1℃
この数字を見ると 水位は1.5m 以上も下がり 即ち地下水は減り 水温は5.1℃も上がっています。
この数字の語っていることは この40年間に植栽のある土の面積が大幅に減少し 建物と駐車場が増加したことによって 雨水の地下浸透量が相当減っていることの証明です。 そして今年の猛夏で思い知らされましたが 都市部のヒートアイランド現象が起こっています。
地球のことよりも もっと身近に今住んでいる足もとで。 子や孫の時でなく 我々の今日明日の問題として 環境無視の咎めを突きつけられています。
土曜日, 9月 15, 2007
大根の種蒔き
秋の草花をあちこちで見掛けるようになりました。
トラノオも9月に入って早々に咲いていましたが 今日 農園の自転車置場に咲いている一輪のトラノオは その名の通り虎が尾をピント上げている姿さながらでした。
我家の雄猫はかれこれ20年間共に寝起きをして 昨年亡くなりましたが 彼の若かりし頃 大きな黒目でこちらを見上げながら 高く挙げた長い尾の先をくるくる回していた姿を思い出しながら 写真を撮りました。
さて台風やギックリ腰のハプニングで延び々々になっていました 大根の種蒔きをしました。
大根は 毎年9月に入るとすぐに聖護院大根を蒔いています。 今年は十日ほど遅れましたので 早生種のみを蒔きました。
昨年は11月以降に暖冬が続きましたが 普通の気象では 今日の種蒔きがお正月に間に合う限界ではないでしょうか。
これからも引き続いて葉物野菜の種蒔きをします。
大根の次は 秋蒔きルッコラ・大葉の春菊・ちぢみ葉のカラシナ・生食用の水菜 などを2〜3筋づつ蒔きます。 これらは 本葉が2〜3枚で 野菜の最も丈夫な頃に 根を付けて間引きし それを他の場所に植え広げていきます。 手間は掛かりますが その間に 残っている夏野菜が終わるのを待って跡地を片付け そこを春まで有効活用出来ます。 面積が限られている家庭菜園ならではの やむを得ない知恵です。
9月の下旬から10月にかけては 空いた場所を見付けて 毎週ホウレン草と小松菜の類を 消費に見合った分づつ蒔きます。
月曜日, 9月 10, 2007
秋野菜の再開
思いも掛けないギックリ腰で 不本意乍ら休んでいた畑仕事を再開しました。
担当医から 過労にならない程度でとの条件付きで お許しを頂きましたので 時折小雨が降る生憎のお天気でしたが 早速農園に行ってきました。
まず 先日の台風9号の猛烈な東風で ゴーヤのネットが西側に30°ほど傾き お隣の領空侵犯の恐れがありましたので修復をしました。
つぎに 写真でご覧のプチヴェールの苗4株を、畳のお座敷?に定植しました。
8月26日にセル苗で送られて来たものを 12cmのポットに移植して苗を一回り大きく育てていたものです。
頭書の計画では 移植後10日ほどでここに定植する心算でしたが 台風とギックリ腰で4〜5日遅れ 気になっていました。 ポットから苗を引き出して見ると 底の方に白い細根が薄らと巻き出した程度で 扱い易い状態でした。
苗はシッカリしていますので すぐに支柱を建てる必要も無さそうです。
苗が活着して 1週間ほど経つと第1回の追肥・土寄せをします。(追肥・土寄せにつきましては8月31日付けのブログに詳しく記載しました。)
同じトンネルの中で 奥の方に見えるのは 茎ブロッコリー(スティックセニョール)です。 プチヴェールと同様に4株植えてあります。
茎ブロッコリーは定植後 既に半月以上が過ぎて 第1回の追肥・土寄せが終わり 仮の支柱も建てました。
こちらが先に 防虫網トンネルに頭が支えるでしょうから その時にトンネルを外すことになります。 トンネルを外すと 北西の強い空っ風にも耐えられるシッカリした本支柱を建てます。
水曜日, 9月 05, 2007
ハプニング
白菜のポット苗に水をやっている時に 突然腰に激痛が走りました。
水やりの姿勢は 腰を下ろして無理の無い いつもの姿勢でしたのでその瞬間は何が起こったのか? 戸惑いました。 痛くて自力では立ち上がれず 支柱に摑まってやっとのことで立ち上がりました。 歩くのには支障がなく 自転車に乗って帰宅しました。
掛り付けの整形外科医は「かるいギックリ腰」とのことで「しばらくは安静にするように」とのお達しでした。
ギックリ腰は初めての経験ですし 無理な姿勢で体を動かすと起こるものだと思っていましたので 平常の動作中で起こったことに 些かのショックを受けました。
かような次第で しばらくの間 畑仕事は苗の水やりと収穫に限定せざるを得ません。
今日になって 台風9号の関東上陸の恐れが報道されました。
取り敢えず実が生っていている 長茄子、千両茄子、シシトウ、オクラ、ゴーヤーの収穫だけはしてきました。
後は 台風の被害が大きく無い事を祈るばかりです。
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