先々月 NHKのテレビ番組「美の壷」で ”野仏”と題してお地蔵さんや道祖神の放映がありました。
その放映を見るために 久し振りでテレビの前に座り ヴィデオ撮りの準備もしました。 実は 杉並区の生涯学習講座「杉の樹大学」のグループ研究で 我々9名がグループを組んで 区内の”野仏”を調べて 報告することにしていました。
現在 区内には約390体の野仏が 130ヶ所の寺社や墓地 或は路傍などに残っています。 此れ等を全部調べて回るわけにも参りません。 どれを選ぶのか?については グループ各人の野仏に対する考え方の個性を 期待することにしました。
そこで 各人がそれぞれ近くにある野仏を見て回り その野仏に関する情報を 図書館の資料や そのお寺や墓地の管理者等から聞きました。 また 野仏の写真も付けて 各人がレポートに纏めました。 私は農園のある馴染み深い久我山地区で 2ヶ所を選んで調べました。 この
「菜園ブログ 8月22日号」(クリックすると開きます)には 当時調べていたことから知った一つの話題を掲載しました。
各人のレポートを集めて討議の結果 (1). 野仏のある場所が判り易いように 130ヶ所をプロットした大きな区全図を作ること。 (2). その地図にリンクさせて 各人が撮った写真とコメントを表示して これらを見た人が「この野仏を見に行ってみよう」と言う気になる様な 画像(写真)を中心にした発表形式をとることにしました。
発表の場所はホールで 7〜80人の方を対象にしてプレゼンテーションをします。 そのためには ビラ用紙に写真やイラストを貼った程度では意図するような効果が出ません。 そこで Mac のプレゼンテーション ソフトKeynote を使ってみようと思い立ち ガイドブックを片手に試行錯誤しながら 画像中心に35ページの原稿を作りました。
この原稿を会場のプロジェクターに繋いで 大きなスクリーンいっぱいに映写すると さながらカラー映画を見るような リアルで迫力のあるプレゼンテーションが出来ました。
かって会社勤めの頃は 会議で説明して訴える時には 如何に上手にビラを書いて説明するかが大事なカギでした。 そのために夜遅くまで居残って 当時はマジックインクで 文字中心の何枚ものビラを書いたものでした。 プレゼンテーションと言う言葉自体 広告業で使われる特殊な言葉であったように思います。 世の中あげて宣伝第一の時代になりました。
なお Keynote で作った原稿は全て Picasa Album に掲載しました。 この右側 Links 欄の「Picasaアルバム」をクリックして 出て来た5冊のアルバムの中から「民間信仰の石像」アルバムをクリックするとご覧頂けます。