このブログは 小さな家庭菜園での野菜作りを中心に 写真を付けて メモ風に書いています。 平素 ”目肥” 即ち よく観察をして 野菜の要求を悟り 即時に対応するよう心がけています。 さて このブログを通じて 多くの家庭菜園 愛好の方々と お交わりが出来たことに感謝しています。 これからも「菜園ブログ」の軸はぶらさないで 少しづつ 範囲を広げながら 続けて行きたいと思っています。
火曜日, 2月 19, 2008
タイの音楽を聴く
暦の上では 雪や霜などがゆるみ 雨水となって降る節気ですが 農園の周りには 十日も前に降った雪が 北側の物蔭で 泥んこになって残っています。
農園の本格的な始動も3月に入ってからで それまでの間は 何処に何を植えるか? 思い巡らしたり 春に蒔く種や 必要な資材のチェックをしたり いろいろと充電するのには丁度いい期間です。
昨秋 収穫した子芋を 畑に穴を掘って埋けてありますが その穴の中の芋は種芋として充分使えそうです。 昨年は始めての里芋作りで やたらと種芋をたくさん植えました 今年は畑の隅にでも2〜3株だけ植えようかと思っています。
話題が変わりますが 先日 タイの音楽を聞きいてきました。
出演されたのは 日本に来られて20年 芸大の修士課程を卒業され 流暢な日本語を話される アドゥン・カナンシンさんです。
アドゥンさんは NHK始め ラジオやTV で活躍され 国立競技場で日タイ 国際サッカー試合の前に タイ国歌の独唱もされている方です。
ご本人のご了解を得ましたので 演奏中の写真をここに掲載しました。
以前 中近東やアフリカに出張した途中にトランジットで バンコックには降りたことがありますが タイについての知識は乏しく タイ音楽の生演奏を聞くのも始めてでした。
まず この楽器ですが「ラナート」と言う21鍵の旋律打楽器です。鍵盤部分は竹で出来ていますので 竹琴です。 鍵盤裏面の両端に 鍵盤の取り付け部分があり そこに蜜蝋と鉛の混合板が貼付けられています。 この金属板の重さで音程の調整がなされています。 音は 木琴よりも金属的な音がしますが インドネシアやバリのガムランの金属容器を叩いた様な響きではありません。 歯切れのいい音です。
写真には写っていませんが もう一つ「クルイ」と言う 7つ穴の縦笛の演奏を聴かせてもらいました。 音を切らさない 循環呼吸による演奏でせつせつと語りかける響きが耳に残っています。
また お話によりますと タイの音楽(とりわけ宮廷音楽)の音階は7等分平均律に近いめずらしい音階だそうです。 アジアの周りの国々 インド 中国 日本の音階も またインドネシアのガムランの音階も5音音階です。 それらの音楽に取り囲まれていながら 西洋音楽の7音音階に似た音楽が どうして形成されてきたのか? 興味を憶えます。
「クルイ」(笛)の独奏が数曲と「ラナート」を伴奏に歌を十数曲 合わせて20曲以上 たっぷり1時間半にわたって タイの音楽とお話を伺い 楽しい時間を持つことができました。
150年以上も前の歌 若い皇太子がラオスを訪問し その時に恋したラオスの女性を想って歌う「ラオスの月」のメロディーが印象に残っています。(残念乍ら 歌詞はタイ語でした。)
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14 件のコメント:
私の方はすっかり雪が溶けました。トンネルまきのダイコン、カブ、ホウレンソウも発芽しました。
今日はジャガイモを分割し、切り口を乾かしています。
タイの音楽は聴いたことがありません。アジアの音楽は西欧の音楽と違って哀愁を感じますね。やはり、ルーツが同じなのでしょう。今日は、インドのシタールを聞きながらまったりとしています。
ポタ様:
もう芽が出ましたか! 早いですね。
ここ数日は天気がいいので、昼間はトンネルの中は 暑くなっているのでしょう。
私の所は 種蒔きする場所が無いので、残念です。
シタールの音は「まったり」と言う感じですね。
インド音楽の長い演奏を聞いていると 途中で脱線しそうになってしまいます。
先日播種したトマトが、温床の効果が出たものと思いますが、播種後6日目で発芽し始めました。
紆余曲折はありましたが、良い経験となりました。
私もタイには出張で1ヶ月ほど滞在をしたことがありますが、タイの音楽に触れる機会は一度もありませんでした。
もっともこの国の言葉も文字も、せいぜい挨拶程度でそれ以外は最後まで頭の中に残ることなく終わってしまいましたが・・・。(笑
waka3様:
トマトの発芽 良かったです。
あれだけ醗酵温度が上がれば、いけるとは思っていましたが、「石灰窒素を入れた」と知った時は、濃度によっては シアナミドの害が出なければ良いが、と気にしていましたので ほっとしました。
タイ国に滞在されたことがあるのですね、私のいた会社も子会社を作っていたので、友人が勤務していました。「チェンマイには美人が多いと」威張っていましたが、蒸し暑くて 気候が厳しく 病気になって帰国しました。
あの独特の文字は、ちょっと憶える気になれませんでしょう。
今日は暖かですね。
もうそろそろ、どこに何を植えようかと、畑に行っては、辺りを見回しています。
里芋は今年は2~3株ですか?
家族用だと充分ですね。
ところで、タイには行ったことが無いので、「ラナート」と言うこの楽器はどんな音を出すのか分かりません。
でも、メロディーはきっと切ないメロディーだったのではないですか?
だって、恋する気持ちって切なかったんじゃないですか?(笑)
里芋の栽培は失敗しましたので今年の種芋は買うか畑のオーナーにいただくしかありません。さつまいもは紫いもが大量に獲れたので小さなものは家の物置に入れて保存していたものを食べてしまいました。大きなものは畑に埋めていたので先日掘りに行ったら何と全部腐っていました。唖然!
大きなものばかりだったのでがっかりしました。里芋は埋めてもいいですがさつまいもは乾燥した暗いところでないとダメなんですね。これもいい勉強になりました。
リラ様:
今日は暖かくなりました。庭木の「ミノカクシ」が大きくなりましたので、剪定しました。風も無く 絶好の庭いじり日和でした。
細野晴臣が編集した 民族音楽集のCDの中にも「ラオスの月」に似た曲があります、インドシナ半島の民間歌曲には共通した節回しがあって、弦楽器で伴奏した曲もいいものが有ります。
同じ恋の歌でも、イタリアのカンツォーネの様に声を張り上げて歌うのとは また違った趣がありますね。
モンカー様:
紫芋の種芋を腐らせたのですか、おしいことになりましたね。
そう言いますと、昔 田舎の納屋の床下に「ムロ」と言う、サツマイモの貯蔵場所がありました。
そこに モミガラを詰めて その中にサツマイモを入れ 上からムシロを被せて 乾燥と保温をして冬を過ごさせていましたね。
泥付きの里芋は トマトや胡瓜の様に 人に差し上げてもあまり喜ばれませんから、小人数の家庭用には2〜3株もあれば充分だと思っています。
石灰窒素による薬害は承知しておりましたが、ビニールシート・水稲用トレイ・育苗用トレイを介することから多少安易に考えておりました。
石灰窒素はそのままでも特有の臭気がありますが、混和後に醗酵してきている温床からその臭気も僅か2日間でかなりの異臭となってきておりましたので、発芽がみられたこともあって、昨日の朝に前のものは全て堆肥場に戻して、茄子とピーマンのためにもう一度新しく温床を仕立て直しました。
異臭を放つことが、蒸気等を介して影響が出ること結び付けれなかったことは、浅はかなことだっだと反省しております。
お陰さまでトマトはほぼ全ての芽が出揃ってきました。
普通三月から菜園の始動が出来て、長い稼働期間を楽しめるのに対して、うちでは、およそ半年間・・・こんな誤算も後の祭りでした。
竹琴のラナートとクルイの笛って、果たしてどんな音色かと想像します。民族音楽はそれぞれ特徴がありますが、インドネシア半島・・・ぱっと浮かびません。タイの国歌演奏などに関心を持つきっかけになりました。
waka3様
「石灰窒素」の件、差し出がましいことを申し上げて、かえって 失礼しました。
以前 農園仲間が 1桁間違えて石灰窒素を入れて、周りの野菜まで被害が及んだのを 見たことが有りますので、一瞬の思い付きです。 ご了承下さい。
いずれにしましても、上手く発芽が出来ましたことは喜ばしい次第です。 この熱源は、応用が出来ますね。
kimama様:
こちらは 今日の日中、久し振りに暖かくなり、農園で真似事程度ですが作業をして来ました。 帰りには、残り少なくなったネギを抜いてきました。
アドゥンさんから頂いた名刺のHPには、短い時間ですが「ラナート」の音が聞けます、
http://adul.jp を開いて聞いてみて下さい。
私もシタールはよく生でも聞きますが、タイの音楽は意識して聞いたことがないですね。
私の生家にも床下にサツマイモ貯蔵していました。今の家だと冷蔵庫の上ぐらいにおいておくのが良いそうですね。
せんめい様:
説明によりますと、歌や踊りに為の音楽が盛んな様です、現地に行って見聞したいと思いました。
タイのミュージシャンはあまり日本に来ていないので、珍しいのでないでしょうか。
昔は ムロから出したサツマイモは、今時分でも 味が良かったのに比べて、最近 スーパーで売っているのは、秋口のイモと比べて 味に格段の違いがあるように思います、ムロでの保存をしていないのでは?
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