木曜日, 9月 18, 2008

秋野菜の苗作り


8月の終りに定職した カリフラワー・ブロッコリー・茎ブロッコリーがしっかりしてきました。

 例年 カリフラワー等これらの苗は 7月の終りに ポットに種を蒔き 畑の一角に黒寒冷紗でトンネルを設けた苗作り場で育てていました。 しかし 今年は 畑が遠くなり  ポット苗の世話をするのは大変だと思い ポットを使わないで 苗を作りました。
 梅雨明けの最も暑い時期の 種蒔き 苗作りで 最も神経を使うのは「高温対策と防虫」です。 従って 種を蒔いた直後から 高さ50cm以上のトンネルを作り 防虫網をしっかりと張り その上から黒色の寒冷紗を被せ その中で育てました。
 筋蒔きした種は2〜3日で揃って発芽し 間引きながら 株間 7~8cm にして 本葉が 4~5枚になったところでフォークで根を切らない様に掘り上げ この場所に定植しました。 ここは元トマトが植わっていた畝で トマトのマルチをそのまま再利用し 両サイドのトマトの植穴と 畝の中央に千鳥に一筋 計3筋植えました。
 トンネルは2連にして 2m 巾の防虫網2枚を合わせて 高さが 70~80cm とれる背の高いトンネルを掛けました。 更に 強い日差しを避けるために黒寒冷紗で覆ってあります。
 10日ほど前に 追肥・土寄せを終えると ブロッコリーらしい姿になってきました。

 もう一つ 白菜の方も ポットでの苗作りを止めて マルチに 50cm の間隔で丸い穴を空けて 7~8粒の種を蒔きました。 
 ところが芽が出揃うと 早速正体不明の虫がやってきて 一夜の中に 一穴の芽がペロリと食われてしまいました。 被害の受けていない穴の株を移植し 全ての蒔き穴のマルチの下に「ネキリトーン」を蒔いて 虫に対するバリアーを施しました。
 しかし これから涼しくなると 雑草の葉を食い尽くした凶暴な夜盗虫の類いが大挙して押し寄せて来ます。 そうなると 軟らかい白菜はひとたまりもありません。 いかに地上の防御をしても 彼らは土の中を潜って マルチの下から侵入して来ます テロの様なものです。
 後一ヶ月ほどは 虫に対しては油断が出来ません。 

12 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

この(↑)の画像って、ブロッコリー・・・。
もう、こんなに大きく育ってるんですか!
スゴイですね!
それに、虫食いの跡もないし。
比べちゃいけないけど、ウチのはまだ本葉3・4枚ですよ。
なのに、結構虫食い穴があります。
やっぱり、丹精込め方の差ですねー。勉強になります。

M. Sasagawa さんのコメント...

睦月様:
 今回の経験では、ブロッコリーの類いは ポット育苗よりもしっかりした苗ができました。 
 また(これはポイントかもしれませんが)ブロッコリーの類いは 根が非常に丈夫なので、少し根を切って 植え替えても(ちゃんと根が活着したら)かえって 根張りが良くなって、株が より しっかりするように思います。
 いい実験になったようです。

匿名 さんのコメント...

去年、はじめて種からブロッコリーを作りましたがアブラムシにやられ全滅でしたので今年も苗を3本買いました。
ネットで覆っていますので今のところ大丈夫です。
白菜は今年も作っていません。
キャベツの苗が出来ず、再度種蒔きしました。涼しくならないとだめなのでしょうね。

M. Sasagawa さんのコメント...

モンカー様:
 写真のトンネルの中にカリフラワー2株、ブロッコリー2株、茎ブロッコリー10株が入っています。 プチヴェールは苗を買い損なったので、今年は無しです。
 夏場の苗作りは 虫との戦いですね、油断していると取り返しのつかないことになってしまうので やっかいです。

匿名 さんのコメント...

秋野菜は虫との戦いですね。
私も防虫網でガッチリガードしています。それでもどこからか侵入して喰われますね。

M. Sasagawa さんのコメント...

ポタ様:
 秋野菜の虫は、陸・海・空 で攻めて来ますので、敵いません。
 そのうえに 大小いろんな大きさの虫が来ますし、集団で来ますので被害が早いのも 困ったものですね。

匿名 さんのコメント...

完全な防虫・高温対策ですね。この時期に、きれいな苗を拝見して流石と思いました。やはり、丹精込めた結果は素晴らしいと、つくづく思います。虫のテロも生きるために必死でしょうから大変ですね。

M. Sasagawa さんのコメント...

kimama様:
 いろんなやり方で野菜作りをしている集合農園の中で、原則農薬無しで、まともで 美味しい野菜を作ろうと努力しています。
 今日までに得ました知恵は、肩肘はって力むのでは無く、野菜とよく相談しながら進めることだと思っています。
 虫さんも生を得て 居るのですから、生きる権利は同じですからね。

匿名 さんのコメント...

どうやら白菜がネキリムシ?にやられたようですね。
私のところでは9月の始めに播種した大根や白菜が、ネキリムシでの被害は今のところありませんが、アブラナ科野菜の生育初期の株に発生するハイマダラノメイガ(別名、ダイコンノシンクイ)が出没しており、毎朝爪楊枝を持って退治をしていますが、それでも数本芯芽をしっかり食べられたものがあります。
1穴に3粒づつくらい蒔いてありますので、何とか歯抜けにはなっておりませんが、本当に油断も隙もありませんね。
これから先も爪楊枝戦争は今月いっぱいは続きそうです。(笑

M. Sasagawa さんのコメント...

waka3様:
 爪楊枝戦争ですか、皆さんそれぞれに得意の武器を お持ちのようですね。 私は 先の細いピンセットが武器です、虫逮捕の他に 種蒔きの時も活躍します。 左手でピンセットを使えるようになると、もっと戦果は上がるのですが、左手は長年窓際に置かれていましたので そう急には役に立ちません。

匿名 さんのコメント...

夏の苗作りの管理が大変なので9月全般の苗は買うことにしています。
白菜の夜盗虫には困ったものですね、昨年はネットの張り方が悪く被害を受けましたが地下からも進入してくるんですか?こまめに捕殺するしかないですね。

M. Sasagawa さんのコメント...

nagamasa様:
 夏の苗作りは 本当に大変ですね、ブロッコリーやカリフラワーの類いにしても、白菜の銘柄にしても、変なこだわりがあるものですから、決まったものを植えたい 融通の効かない頑固さが、災いしています。

 昔 夜中に懐中電灯を持って、白菜のトンネルを捲り上げて捕獲作戦をやったことがあります。 なんとパイナップルの缶一杯の戦果でしたが、そのうちに気分が悪くなってしまいました。