8月の終わりに畑にデビューした 秋野菜のトップランナー「茎ブロッコリー」(別称 スティックセニョール)の頂上花蕾の写真です。
「茎ブロッコリー」は 頂上花蕾が500円硬貨ほどになれば 早めにそれを取ることで 脇芽の生長を促進させます。
脇芽の茎が15センチほどになると 花蕾と茎とを同時に収穫します。 茎が柔らかく アスパラガスの風味が有る と言うキャッチフレーイズで 人気急上昇中の野菜です。 農園でも年々「茎ブロッコリー」を植える方が増えて 普通のブロッコリーを凌ぐ勢いです。
7月末にポットに種を蒔き 夏の一ヶ月を黒寒冷紗の下で育苗して 定植しました。 苗が活着すると すぐに化成肥料を撒いて 肥料分を十分にして 株を大きく育てました。
頂上花蕾を穫った後にも 2回目の追肥をして 脇芽の発生と生長を促します。
これから春まで 次々と脇芽が伸びて 青物の少ない時期に重宝な野菜です。
こちらは 5月の初めに定植して以来 6ヶ月近くも畑に根を下ろしているベテラン「福耳」の現在です。
7月17日付け「大型トウガラシ」で 紹介しましたが 唐辛子とピーマンの交配種で 大変な多産系です。
今年は 大型スーパーでも満願寺唐辛子と並んで 見かけるようになりました。
6月の中頃から収穫が始まり 以来 今日まで ほとんど休むこと無く 一個が20グラム近い大きな実を穫り続けています。
現在 実が生っているのは 写真でご覧の通り 地上2メートル近くの高さで 背伸びをしながら穫っています。
写真を見ていますと 株が古くなるに従って 実の外形が変わってきている様に思います。 始めは 片親の唐辛子的でしたが 最近はズングリムックリのピーマンに似てきました。 血は争えません。
また 夏の間 高温と乾燥が厳しい頃の実は 猛烈な辛さで 料理で種と白いワタを取る時は 指がカプサイシンで赤くなることもあるほどでした。 従って 夏の暑い間は 収穫の都度 液肥をたっぷりとやり かつ 実を若穫りするようにして 辛味を抑制するように努めました。 最近は 涼しくなって 実の生長も遅くなりましたし 辛さもマイルドに戻ってきました。
株は まだまだ元気で 葉は虫食いも無く青々し 枝の先に白い いい花が咲いています。
もうしばらくは 現役で頑張りそうです。