このブログは 小さな家庭菜園での野菜作りを中心に 写真を付けて メモ風に書いています。 平素 ”目肥” 即ち よく観察をして 野菜の要求を悟り 即時に対応するよう心がけています。 さて このブログを通じて 多くの家庭菜園 愛好の方々と お交わりが出来たことに感謝しています。 これからも「菜園ブログ」の軸はぶらさないで 少しづつ 範囲を広げながら 続けて行きたいと思っています。
木曜日, 1月 08, 2009
寒さに負けない冬野菜
暮れから半月近く お正月をはさんで 雨の降らない冬晴が続いています。
杉並区や練馬区の朝の最低気温は 気象庁の在る大手町と比べると 3℃近く低く 氷点下の日が度々ありました。
開墾畑の葉物野菜は この冬の天候のもとで逞しく育っていました。
小松菜は 別名「冬菜」と呼ばれ 冬の寒さに強い野菜です。
写真の小松菜は種蒔き後 2ヶ月経って 葉は厚みが出て 色も濃くなりました 寒さに耐えることによって甘味が蓄積され 筋が柔らかくなって 年中で最高に美味しい時期になっています。
また 暖かい時に比べると 生育期間が2倍以上かかっています それだけ土の中の養分を吸収し ミネラル等栄養分も豊富です。
ぼつぼつ 大きな株から収穫出来そうです。
もう一つ 寒さに強いカキナも 柔らかそうな新芽が次々に出ています 新春の贈り物の風です。
葉脇毎に伸びてくる新芽は お互いに競り合って窮屈そうですし 陽当たりも悪くなっていますので 比較的 大きな脇芽を間引き穫りしました。
写真は 初物の晴姿にしては ピンボケで カキナには申し訳ありませんが 思ったよりも早く早春の香りを戴くことが出来ました。
農園に出た序でに 堆肥の状況をチェックしました。
堆肥は 2日前に 2回目の切り返しをしました。 切り返しの要領は 1回目と同様ですが 2回目からは米糠の添加はしません 水の散布量も 1回目よりは少なく 約10リッター程度でした。
堆肥枠の蓋を開けると 熱気が感じられ 表面を覆っているブルーシートに素手が触れると ヤケドしそうな熱さを感じました。 早速温度計を中央に差し込んで計りました。 場所によって差はありますが 50〜55℃を示しています 風呂の湯が40℃強であることを思えば 素手がヤケドしそうに熱く感じたのも うなずけます。
2日目で 55℃まで上がっているのは 順調に醗酵している証拠だと ホッとしました。
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12 件のコメント:
そちらでは既に氷点下まで下がった日もあるとか、こちらは元日の朝が一番冷え込んだようですが、初日の出に出かける夜明け前の時に確認したら温度計が3℃でした。
これからは少し寒さも厳しくなるようですが・・・。
堆肥がいい具合に進んでいるようですね。
私は年が明けてから堆肥の切り返しをしておりませんが、先ほどブルーシートをめくって確認してきたところ、中の方の温度は暮れに切り返しをしてから2週間以上経過はしていることもあって24℃とかなり下がっていました。
私もそろそろ今年初めての切り返しをしようと思います。
waka3 様:
こちらも元旦の朝が寒かったです、ネットのトンネルでしたが スナップの先端は完全にしおれて、垂れ下がっていました。あわててフイルムトンネルを上掛けしました。やはり海が近いと最低気温が違いますね。
今年の堆肥は、落葉と米糠とバイムフードだけですので、発熱が早く、その分 すぐに葉がからからに乾いて、醗酵が止まってしまいます。1週間以上 そのままでは、再醗酵に悪影響が出てもまずいと思って、切り返しのピッチを早めました。
落葉の含有水分もだいぶ多くなって、堆肥自体の熱容量も大きくなって来ましたので、3回目の切り返しは、温度チェックをしながら、もう少しインターバルを広げようと思っています。
今のところ順調の様ですので、この調子で仕上がればと願っています。
昨日はそちらは雪だったのでしょうか?
また寒い日が続くようです。
菜園の野菜、青々として綺麗ですね。
カキ菜・・・こちらではあまり見かけませんが、料理方法は小松菜やほうれん草と近い感じでしょうか?
堆肥作り、頑張ってらっしゃいますね。
この外気温のもとで、50度もあるものを触るとかなり熱いと感じるでしょうね。
睦月 様:
昨日は雨でした、一転して今日は 太陽は出ましたが、北風が強く寒い1日でした。
私もこちらに来る迄はカキナは知りませんでした。
おしたしや和え物にもしますが、葉柄がしっかりしていて、またここが美味しいので、人参や干し椎茸と一緒に 牛の薄切りを混ぜて、オイスターソスを効かせた中華風でカキナをたっぷり食べています。
60℃は湯の沸き出す音がする温度ですから、10℃以下の外気のもとでは、熱く感じますね。
同じ23区内でも大手町との温度差にびっくりです。冬菜が甘くなるわけに納得です。小松菜もカキナも、見るからに栄養満点そうですね。
玄米を食べる分ずつ精米していますので、米糠をコンポストの生ゴミに混ぜています。温度を上げて発酵を促すのが分かるんですが、住宅地で堆肥の切り返しまでされて良いものを目指しておられる姿は、そう多くないのではと思いますが皆さんやってるのですか。
kimama 様:
我々が働いていた頃の 丸の内や大手町は、まだ汐留の高層ビルが無かったので、風が東西によく通っていました。 今は 夏も冬も風が通らなくなり、気象庁の在る辺りの気温が高くなりました。
以前から、東京駅から中央線に乗ると、駅の名前に「寺」の字が付いた駅毎に、1℃温度が下がると言われていました。 高円寺(杉並区)で−1℃、吉祥寺(武蔵野市)で−2℃、国分寺(小金井)で−3℃、八王子(発音はジ)では−4℃、と言うぐあいです。
杉並や武蔵野市では東京自体の温度が上がっている分、最近は温度差が大きくなりました。
米糠は窒素分とリン酸分のバランスがいい、最高の有機肥料です。そのままでは、虫が湧いたりする害がありますが、醗酵させると有益無害です。
農園でも皆さん 穴を掘ったりして、米糠を使った落葉堆肥を作っています。
冬野菜は逞しいですね。最初に植えた
白菜を昨日片付けました。うちでは紐で
結んだりしませんので外葉がばらけて
無残な姿でした。時期をずらせた2番目
の白菜がなんとか形になってきましたが
かなり時間がかかっています。植え時って
大事ですね。
小松菜などはトンネルにしているのですか?
とてもきれいですね。
今のコマツナは美味しいですね。私も正月用に1㎡くらい播いておきました。何回か収穫しましたが甘味があって最高です。
堆肥作りも順調ですね。
hisa 様:今日は。
冬は、葉物が美味しくて 最高ですね。
その上 欲しい時まで、野菜が待っていてくれるのが嬉しいです。 御陰様で穫れたての 新鮮な野菜が戴けます。
葉物野菜は、秋に種を蒔いた時から 防虫網のトンネルの中で育てています。 よほどのことがないと、フイルムでの防寒トンネルは掛けません、防虫網だけでも 東京辺りの低温には耐えられるようで、霜除け程度なら これで効果があるようです。
ポタ 様:
小松菜は、自分で 冬に作る様になって 本当の美味しさを知りました。
やはり 関東に合っているのでしょうね。
今年の堆肥は、量も減らし 落葉と米糠の有り合わせ材料のみで、気楽に作っているのが いい結果に繋がっている様です。
醗酵化学は 解らないところがあるので、惹き付けられる面白さがありますね。
汐留に高層ビルが乱立して、ずいぶんと都心の空気の流れが変わったのですね。大手町と虎ノ門に結構、長くいましたので、さもあらんと思い返します。
前回の写真の青空の色、見事なコバルトブルーですね。冬は特にこの色がいいです。
kimama 様:
昭和通り、銀座通り、電通通りの風の道が塞がれたのが大きい様です。 特に、夏は 各ビルの暖房が稼働し、熱気が抜けなくたったので、まさにヒートアイランドになってしまい 朝まで抜けない熱気が 蓄積されて異常な気温になります。
コバルトブルーの色は、東京に来て初めて見た色です。大阪の正月の空は、薄鼠色で 日が差しません、冬の空はこんなものだと思っていました。
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