
左の写真は 2本仕立の中玉トマト「フルティカ」の現状です。
向かって左側の枝は主枝で 現在5段目の花が咲いています。 右の2番枝は 2段花房まで開花しています。 主枝と2番枝の 花の咲くタイム差は その程度です。
ここの農園は 新しく開墾され 永年 野菜は作られていなかったので トマトを定植するに際して 堆肥や有機物肥料を意識的に 多く投入しました。
その結果 ご覧の通り かなり窒素過剰の体型になっています。
まず茎は 人差し指の倍以上の太さがありますし 葉はぐるぐる巻きになっています。 中には 4段花房の辺りの主茎が異常発達して 所謂「穴空き」になりかけた株もありました。 また 肥料成分の拮抗作用によって カルシュウムの吸収が阻害されて 尻クサレ症状の出る実もあります。 先日は ストウチュウの肥料分を除いて 代わりに 第1リン酸カルシュウムを1%弱添加して 晴天の日の夕方 トマトの枝・葉や 特に先端部の新芽や花房に 丁寧にストウチュウを散布しました。
更に 第2回目の追肥も見合わせて その後の様子を見ている状態です。

今年 始めて トマトを2本仕立にした理由は 場所的に 畝巾が90cmしかとれず 2列植えは無理であったことと 実は 昨年 フルティカの主枝を 不注意で折ったため 脇芽を3本伸ばして 3本仕立にしました その3本仕立が 思わぬ好結果を生んだことも 今年2本仕立に踏み切る背景にありました。
さて 上の写真は 毎年作り続けている 普通トマトの「ファイト」です。
この「ファイト」も2本仕立にしていますが ここで見えるのは 1段の実の位置です。 左の株は 定植時に寝かせ植えをしたので 1段の実の高さが低くなっていて 2段の実が 普通に植えた右の株の1段と ほぼ同じ高さになっています。
いずれにしましても 1段の実は白くなりつつあります。 あと20日もすると赤く熟してくるでしょう。

少し前は 道を歩いていると ジャスミンの香りで振り向かされることがありました。
昨今は ジャスミンに似た香を放つ 右の写真の「ニオイバンマツリ」(別名ブルンフェルシア)が 取って代わって鼻を引きます。
4〜5年も前 伊豆の下田で 「マツリカ」と名付けられた 1株を買って帰り 我家の駐車場の生垣に植えました。 冬の間は 見る影もなく哀れな姿になりますが 5月に入ると 葉の色が目立つ様になり 香を放ちながら 花が咲きます。
開花の当初は紫色の花ですが 時間とともに紫色が抜けて白い花になります。 次々に開花すると ご覧の通り 紫と白の2種類の花が植えてあるような感じになる面白い花です。
育て方の解説書によりますと " 寒さには弱いので 地植えや生垣に植えるのは不適、鉢植えにして 冬場は室内に取り込む " と書いてあります。 地球温暖化のお陰か? うちは 生垣でも少しずつ 株は大きくなっています。