終日じめじめした日には 胡瓜の収穫以外に 農園に出かけることもありません。
今日はパソコンに向かって 夏野菜の苗作りを振り返ってみます。
2月の節分の頃に中玉トマトの種を蒔きました。
最近 花・野菜の種の価格が異常高騰しています 自衛上 高価な種を無駄にしない様に 予備の1ポットを含めて 5ポットに 種は1粒づつ蒔きました。
うち4ポットの種は 4日で発芽しましたが 残りの種1粒は 発芽の動きが見られません。
十日程経って 発芽している4ポットは順調な生育を続けました。 未発芽の1ポットを片付けようと 見ると 土が盛り上がっています 高価な種は生きていました。
いかし多数派の 順調な苗に 照準を合わせた管理をされるので 発芽の遅れた苗は ますます生育に差が出ました。
多数派は4月10日に開花を迎え その中の1株をプランターに定植しました。 一方 遅れ苗は4月17日にプランターに並べて定植しました。
始めの写真は その時の様子です。 左の遅れ株に比べて 右の株は 株丈も高く 既に1段は結実していて 2段花も咲いています。
この時点では 双方の間には かなりな差がありました。 これから 遅れ株はどの様な生育をして 実が着くのか? 同じプランターで比較し乍ら見ていくことにしました。
上の写真から2ヶ月後 6月17日の 遅れ株の様子が 次の左の写真です。
この赤く色着いた実を見ると 遅れて発芽した時 先輩達の勇姿に比べて あのか弱い姿を思い出して この株の生命力のを感じました。
両方の株共 既に6段で芯止めを終えていますので 株丈は差がありません。 また2段目 3段目の実も 双方に差はありません。
ここまで来ると 苗作り初期の 発芽の遅れや 苗の生育の少々の差は 春定植のトマトにとっては さほど問題では無さそうです。
さて 3枚目の写真は 大型シシトウ「福耳」の現状です。
この3株の福耳は 同時にポットに種を蒔き 同時に発芽して 共に順調に生育しました。
しかし 奥の2株は5月2日に 適期の苗を定植しましたが 手前の小さい1株は この場所の前作 ソラマメが残っていた関係で ポットの中で1ヶ月近く待たされ かなりの老化苗を定植することになりました。
ご覧の通り 両者の株の大きさは歴然としていますし 定植の早い株は 既に連日 立派な実が穫れていますが 遅れた方は1番果が穫れただけで 花芽の付きも芳しくなく 両者の差は 単なる時間の差では無い様な気がします。
日々生育環境が良くなる 春定植の苗作りでは 発芽や 苗の生育での少々の遅れは 最終的には問題でなく それぞれの野菜にとって 適期の苗を定植する 苗作り計画が大事なようです。