このブログは 小さな家庭菜園での野菜作りを中心に 写真を付けて メモ風に書いています。 平素 ”目肥” 即ち よく観察をして 野菜の要求を悟り 即時に対応するよう心がけています。 さて このブログを通じて 多くの家庭菜園 愛好の方々と お交わりが出来たことに感謝しています。 これからも「菜園ブログ」の軸はぶらさないで 少しづつ 範囲を広げながら 続けて行きたいと思っています。
火曜日, 9月 08, 2009
白菜の定植
苗に急かされ 隣近所の声に急かされた 白菜の定植は やっと終わりました。
夏野菜を何時までも片付けないで 放置してあったので「白菜は植えないのですか?」と度々尋ねられました。 言われてみると 今年は 8月中に 早々と白菜を植えた畑が 農園のあちこちで見られました。
10年ほど前 始めて白菜を植えたころは「この辺りでは 8月のお盆の後で種を蒔き 9月の15日頃に畑に定植する」と教えられていました。
ところが 年々白菜を植える時期が早くなり それを見た人々が 取り残された焦りを持つようになりました。 ことの起こりは どうも 家庭菜園ブームに乗って 大型園芸店が野菜苗の販売に力を入れ始めことにあるようです。
売れ残ると タダ同然になる苗類は 他店よりも早く売り出して稼いでしまおうと 大量生産した苗を 低価格で早くから売り出す現象が 年々エスカレートしてきたのです。
今まで 近くの農家が 自家栽培用に作った苗を 分けてもらっていた家庭菜園のユーザー達にとっては 戸惑いと 焦りが起こるのは当然です。
マスコミの論調風表現を借りれば バブルの崩壊以降 流行語となった グローバリゼーションと言うか 市場主義と言うかの 奇怪なるモンスターが 都会の家庭菜園の世界にまで現れて 自然のリズムを狂わせる事態が起こっています。
さて 定植を終えた うちの白菜は如何でしょうか。
春のアブラムシに匹敵する 秋の難敵はヨトウムシです。 雑草を食い尽くしたヨトウは 柔らかくて美味しい白菜を探して 遥々と移動し 防虫網のトンネルもマルチフィルムをも潜って侵入します。 従って 彼らにスキを見せないように 70cm巾の畝を 黒マルチでピッシリと被いました。
そこに 株間を50cm間隔に苗を植えました。 黒マルチが 残暑の熱で熱くなると テフロンコーティングされたフライパンと化し 苗の柔い葉が触れると 白菜炒めになってしまいます。 マルチと葉の間に 胡瓜の敷き藁に使ったセコハン藁をスペーサーとして敷きました。
また上の写真で御覧の通り 強い日射を和らげる為に 黒寒冷紗も掛けました。
黒いトンネルの後ろで青々と茂っているのは 2メートルの支柱いっぱいに伸びたシシトウ類です。
白菜を植え終わると 暗くなりかけた東の空に ポッカリと月が出ていました。
今年は旧暦の閏年で 5月が閏月を含めて2回あったので 今月は旧の7月です 従って中秋の名月とは言えませんが 月齢は15.7 で いざよいの月です。 コンパクトデジカメの限度いっぱいで写しました。
人の世は いろんなチェンジが起こっていますが この月は ウサギの餅搗きも見えますし かぐや姫が帰って行った時の月と変わることなく この世を見つめているようです。
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20 件のコメント:
今植えておけば、鍋が楽しめるはずだが苗作りが間に合いそうにありません。今年は遊びすぎました。何株か市販苗で代用してその後自家産苗に切り替えたいと思います。
とにかくあったか鍋に間に合わせたいです。
koji さん、今は早生種から晩生種まで いろんな種類の苗が売っていると思います。
白菜は結球すると4〜5㎏になるので、収穫の時は 達成感があります。
是非 トライされるといいと思います。
うちでは 白菜は 漬物よりも鍋物にすりことが多いので、青いところの多い種類を作っています。
この時期、油断すると虫害で全滅してしまいますね。特にハクサイは多汁のためか、虫に好まれるようです。1昨年は、アブラムシが葉の間にビッシリと繁殖してしまい、防除に手こずりました。
これからの政治どうなるのでしょう。不安も何もなく、月を眺める余裕が欲しいですね。
さすがに、畑に対する気持ちの入れ具合が違いますね。完ぺきですね。
まねをしようとは思いませんが、(したくてもできませんが・・・)参考にはなります。
今頃は、畑で作業をしているとつい遅くなり
暗くなって、自転車の電灯をつけて帰ることがしばしばあります。
同じですね!!
作物の種まき、苗の植え付けがだんだん早くなっているのを感じるのは、私も同じです。
日本人の人のまねをする癖の元祖がここにあると思っています。
ポタ さん:
共同農園では 全く何の手も加えられず、草ぼうぼうの区画があります。
ここが虫の温床となって ヨトウムシが発生し 生育します。
大きくなって 食欲が旺盛になった頃は 逆に雑草は夏の様には育ちません。 そこで ヨトウムシの大移動が始まり、特に白菜は標的になります。
世界中が 十六夜の月を この地球から 何時までも見られるように 努めねばなりませんね。
家庭菜園まで押し寄せるグローバリゼーション(^_^ゞ私も思い当たります。それで本当に焦ったことがあります。今では身の丈にあった野菜作りになりましたが・・・
白菜の苗も完璧ですね~最初は白菜炒めになるのでは??と心配しながら読み進むうちに、虫にも熱にもバッチリ対策が執られていて流石です。とても勉強になります。
満月のような白菜が出来ることでしょうね。4,5kgですか(@_@)/70円で売られているような苗とは、全然違う値打ち物の白菜になると思いました。
リラさん こんばんわ。
過分なお言葉をいただき恐縮です。
私は朝起きが苦手で、皆さんの様に 夏の農作業を涼しい時間帯にできません、その分 夕方 皆さんが帰られた後も 一人残ってごそごそやっています。
従って 帰りは何時も 自転車のライトを点ける時間になってます。
昔 農作業機械のメーカーの方に伺ったのですが、日本では 各農家それぞれが 同じ高価な機械を所有しているそうです。
自然相手の仕事ですし、特に 米作りは 今日この日に しなければならないと言う事情があり 機械の共同所有は無理なのだ とのことでした。
しかし リラさんのおっしゃる通り「日本人の人のまねをする癖の元祖がここにある」のでしょうね。
この時期でとても素晴らしい白菜に育っていますね。
我家の白菜はやっと今日発芽したところですので、この写真を見てしまいますとこちょっと焦ってしまいます。(笑
最近は家庭菜園家の増加に伴い、種は巷に溢れる程に何処に行っても目にするようになり、野菜の苗も売らんがための商法で、ビックリするほど早くから店頭に並ぶようになり、いずれの野菜も年々作付け時期が前倒しになってきているように思います。
昨年の作付け記録を見たところ、数年前に比べて私自体も早くなってきている傾向にあり、今年は例年並に少し日程を調整しております。
kimama さん、こんばんわ。
うちの周りのお店 八百屋さんも お米屋さんも全部無くなりました、最近は 駅前商店街のお店でさえも 大手スーパーに客を取られて やっていけない事態になっています。
資本の論理が悪いのか? 買う 消費者側の考え方に問題があるのか? 北欧の国々では事情が違うようです。
昔 農家で苗を買うと、その植え方や 追肥のやり方などこと細かく教えてくれたものです。 今 大きな園芸店で 質問しても まともに答えられる売り子は皆無です。
物の売り買いも、人と人との交流が無くなった世相の流れにのみこまれてしまうのでしょう。
今年植えた中の4本は 例年通り「王将」です。 これは芯が白で 流行の黄芯ではありませんが、葉1枚1枚が大きく 胴回りがどっしりしていて 白菜を作っている実感が魅力です。
70円で売られている苗は、ほとんど早生種で、8月中に植えたら 霜が降りる前に収穫になってしまうでしょう。
waka3 さんも そう思われますよね。
折角の白菜ですから、寒くなって 鍋物の季節に収穫したいですね。
特にそちらは 11月 12月の気温が高いので、ゆっくり種を蒔いた方が 虫の心配も少なくて済みますしね。
「定植」と聞くと、何だか焦ってきますね。
このまま涼しくなって、虫につかれずに育ってくれるといいですね。
秋植え野菜もそうですが、夏野菜の苗の出荷が年々早くなって行くのにはものすごく焦ってしまいます。
やっぱり「右にならえ!」の精神なんでしょうか?
ウサギの見える満月、この季節はとくに綺麗ですね。
釣りを始めてからは、月の満ち欠けに敏感になりました。満月と新月は「大潮」なので。
睦月さん、こんにちは。
同じ発音でも「停職」では 困ります。
夏野菜の苗も 売り出しが早くなっていますね。 自分の栽培計画を持って、苗を買わないといけなくなっています。
淡路島に居た頃は 漁師の方に 潮の話をよく聞きました。
魚の活動は 潮の動きに左右される様ですから、月齢には敏感でなければなりませんね。
こんばんは。
私の地元は白菜の大産地でして、秋冬物では、たぶんいまでも全国一の生産量です。
(茨城県の八千代町、JA区分で“常総ひかり”です。)
私も子供の頃には、白菜畑で遊び、都内・千住の市場への出荷でトラックに同乗するのも、楽しい“お出かけ”でした。
経営上で思うところあっていまでは白菜はやめて、トマトとメロンのほぼ専業ですが、白菜は脳裏に常にある野菜の一つです。
盛夏を過ぎてからの気候をみていますと、今年は白菜は豊作になりそうです。
スーパーで、右も左も同じ白菜=お手頃で無難な品、となりそうですので、ご自宅の白菜が一番の絶品になりますよ。
いつも楽しく拝見しているのですが、繁忙期に入りつつあり、遅れ馳せのコメントですみません!
そうですね。野菜苗が出てくるのが早過ぎますね。遅くなると価格が下がるので早く売ってしまおうと見え見えですね。種から作る人には高くて勿体無いと思いますね。
この時季に買うのはブロッコリーだけですがこれも種からでもすぐ出来ますね。
今日はキャベツと葉ものの種を蒔いてきました。あとは高菜、それに来月には豆類も蒔きます。
TP さん、お忙しい中を コメントを頂戴しまして 恐縮です。
こちらの野菜売り場でも 茨城の白菜はよく見ます、これからは“常総ひかり”のブランドを注意してみます。
ずっと"王将"を作っていますが、今風の黄芯は 葉にしっとり感が無い様な気がして、変えていません。 お正月の頃には5kgほどにもなり、抱えて帰る時は達成感に浸っています。
モンカーさん、こんばんわ。
最近の様に 種の値段が驚異的な値上がりをすると、品種や時期にこだわらなければ、袋単位で種を買っても、数個の種しか必要無いのでは、経済的に 苗作りはペイしませんね。
もう一つ、私の場合は 植物の発芽に関心があるので、楽しみで 種を蒔いて 苗を育てています。
家庭菜園では、これからは 葉物が最高に価値がありますね。 場所が有ればいろいろと蒔きたいです。
うちはまだ白菜の定植をしていませんので
焦ってきました~ (笑)
関東と関西では時間のずれはあっても同じ月を菜園ブログさんと観ていることもあり得ますかしら。
月にロケットで人が行ったとしても月に
対する情緒感は変わりませんね。先日の
うちでのパーティーでも「満月だよ~」の
会話から始まりましたからね。
HISAさん、
白菜は焦らないで、じっくりかかって下さい。 そのほうが おいしい白菜を食べられます。
そちらは日本標準時です、こちらと約18分の違いがありますので、同じ時間に 同じ月を見ても もう少し 西に傾いて その分大きい満月でしょう。
おっしゃる通り 日本の「月に対する情緒感」は格別ですね。
空気が乾燥して 透視画法で遠近感を表現する地中海沿岸では、月はよく見える星達の少し大きい天体の一つですが、朧月夜の墨絵の月は 夜見上げる人にとって 際立った天体ですからね。
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