今年 10周年を迎えた江戸東京博物館友の会が その記念事業の一つとして「広重 名所江戸百景」に因んで『会員が選ぶ東京新百景』なる写真展を企画しました。
写真展は 広く会員から写真を募集し その中から 会員が 「東京新百景」にふさわしい写真を選ぼうとの企画です。
3月に作品募集を始めて 7月末迄の間に 約560枚もの写真が応募されるほどの関心をあつめました。 お陰様で 主催者側の関係者一同は 暑かったこの夏のあいだ中 写真の整理と 百枚の写真を選ぶ審査会の準備に追われました。
まず 1枚1枚の写真の裏には 受付番号(投票番号)とタイトルのみを記入し 撮影者名は別台帳に整理して 審査 投票の公平を期しました。
A4版の写真は 縦撮り横撮りがありますが 互いに重なり合わないように並べて それぞれの写真には 審査員が見やすい投票番号とタイトルを付ける必要があります。 そのために 80×110cmの厚手の模造紙に 写真を8〜10枚づつフォトコーナーで留め それぞれの写真には ラベルシールに印刷した投票番号とタイトルを貼り付けた 合計63枚の模造紙を床に並べることにしました。
右上の写真はその全容を写したものです。
また 百景と称するいじょうは 同じ場所や景観を撮った写真ばかりが選ばれたのでは百景になりません。
従いまして 左の写真でご覧の通り 例えば 旧東京都庁舎跡に10年ほど前に建った 総ガラス貼りのモダンな建物「東京国際フォーラム」を写した写真は10枚ほどありますが それらは 1枚の模造紙に纏めて貼付けて 一ヶ所で見比べて選んでもらえるような展示の方法が必要となります。
そのために まず写真を地区別に分けて その中から同じ被写体の写真をまとめ 模造紙1枚に写真が見やすいようにレイアウトをし 写真1枚づつに 番号とタイトルを貼り付けてゆく 手間のかかる作業を繰返しました。(写真面をクリックすると 7番の模造紙に貼られた「東京国際フォーラム」グループの写真が大きくご覧になれます)
この 友の会会員の投票による第1次審査会の後 江戸東京博物館関係者を審査員とする第2次審査会を経て 100枚の「東京新百景」を選びます。
選ばれた写真は 11月2日〜7日の間 JR「両国駅」の構内で一般公開されることになっています。
12 件のコメント:
長いことブログの更新がされていませんでしたが、素晴らしい企画に参画され忙しくこちらでの作業をされていたのでしょうか。
「東京新百景」となるとその選定にも中々大変な作業になるのではなかろうかと思いますが、そのうちにWebサイトなどで新百景が紹介されることもあるのでしょうか・・・。
やっと秋らしい季節となってきましたので、菜園の作業もはかどるようになりました。
waka3さん、失礼していました。
暑い間は、早朝 農園に出て 夜は早く休むパターンが続きましたので、ついブログの更新が滞りがちになってしまいました。
展覧会のことは、そのうちに江戸東京博物館 友の会のホームページに掲載されることになると思います。
うちの秋野菜の写真も整理をして、ブログに掲載せねばと焦っています。
その節は 宜しくお願い致します。
お久しぶりです。
今年は受験生のため受験勉強に励んでいます。
美しい写真がたくさんですね。
写真は撮りますがL版印刷しかしないので、A4がとても大きな写真に感じます。
Kojiさん、
コメント有り難う御座いました。
受験勉強頑張って下さい、これからが追い込みの時期です、焦らずに進めて行かれることでしょう。
たまには気晴らしで ブログにも時間をさくと効率が上がりますよ。
教室を2部屋繋げて、A4の写真が並ぶと壮観です。
写真展の準備は大変な作業ですね。
sasagawaさんも何か出品されているのですか。
ポタさん、
560枚という数は大変なものだと実感しました。
私も数枚出しています。
投票数はバラつくでしょから 接戦になるでしょうね。
とても大変な作業ですね。A4サイズで560枚もの写真は圧感でしょう。それを投票で、まず100枚に絞り更に審査ですか。広重もビックリするような新百景でしょう。sasagawaさんのも楽しみですね。数年前から写真俳句も流行っています。
kimama さん、有り難う御座います。
慣れない仕事ですので、経験者に聞き乍ら試行錯誤でした。 やはり 五百と言う数は大変なものですね。
広重が今の東京を見て筆をとると、どんな絵を描くでしょうか?
或は カメラをもって写真を撮るとしたら、広角レンズや望遠レンズをどの様に駆使し、奇抜なアングルから捉えたりして、どんな写真に仕上げるのでしょうか?
今の東京には 筆も カメラも持つ気にならないかも知れませんね。
私は俳句には全くの無知ですが、写真は 何もかも そのまま写してしまうツールで どの様に作者の主張を 出来れば感情を表せるか、 の面白さがありますね。
菜園ブログさん、おはようございます!
東京に一部暮らすようになって東京散歩がこちらでの唯一の楽しみになっています。
新百景、是非拝見したいです。菜園ブログさんの写真の腕前はトマトの写真でよくわかっていますが、東京新百景はどちらを撮られたのか興味津々です。
HISAさん、
コメントありがとうございます。
これからは 気候も良くなりますので、是非 江戸の歴史散策をなさると心身ともにリフレッシュされてよろしいですよ。
区の生涯学習講座の同期生で 毎月20〜30名が集まって散策をしていますが、今年は「江戸」をテーマにして、来月は「深川散策」を計画しています。
清澄庭園〜江戸深川資料館〜冬木弁天〜富岡八幡〜富岡不動尊のコースで、お昼は「深川めし」を一緒にいただきます。
丁度 地下鉄大江戸線の一駅分を歩くことになります。
いろいろ頑張っておられますね。このところやっと涼しくなってきてやっと畑仕事が出来るようになってきました。
昨日、今日と2日間も草取りと種蒔き(そらまめ、高菜、あさつき、グリーンピース)をしてきました。
蒔かないと春に寂しい思いをするので頑張ってきましたが車が1台しかないので途中でカミさんの陶芸の展覧会を見にいくのに佐倉市美術館に行ってきました。会場には年配の方が多く皆いろいろ頑張っておられるのだなーと感じました。何かそんなことも少し始めようかと思っています。写真もいいですね。高校時代は写真部で暗室で焼いていましたが上手くなかったですね。
モンカーさん、
お陰様で 元気にやっております。
近年は 70歳代以上の方が、皆さんお元気ですね。
平日 東京の散策コースを元気に歩いているのはその人達です。
江戸博でも「神田川を下る会」とか「江戸四宿を歩く」には毎回百人もの参加者があります。 その方々は集合時間の一時間前に集合場所に来ておられるので、第一陣は所定の30分以上も早く出発するのだそうです。
私達の時代は、フィルムも高く 貧乏学生には、バシバシ シャッターを切るのもままなりませんでした。
会社勤めを始めた S30年代の始め 工場現場の写真マニアの方に手ほどきを受けました。
その方の社宅の押入を暗室に改造した中で、汗びっしょりになって 覆い焼き や 部分焼き混みの技を習いました。 今 思うと 懐かしいですね。
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