火曜日, 1月 28, 2014

寒の明け?

 今日の昼間は 風も無く 気温は15度をゆうに上回って 寒が開けたのか? と思われる 春の陽気でした。
 久し振りで長靴も履かずに カメラを提げて 農園に行くと 顔なじみの方々も明るい表情で きびきびと動き回っておられる姿が飛び込んできました。

なかなか 花蕾が上がって来ないので 心配していたオレンジブーケも いつもの暖かい色で迎えてくれ  ホッとしました。
 昨夏はカリフラワーの種蒔きが遅れ 更に 8月の気温が高かったので 定植は9月に入り その影響で 収穫がうんと遅れてしまいました。 早生種の方は12月の中旬に収穫できましたが 中生種のこちらは それから1ヶ月以上も遅れてしまいました。
 この辺りでは 遅くとも 8月ちゅうに定植を終えて 霜の降りる前には ある程度の 葉数に育てておくのが良さそうです。

 聖護院大根も昨秋は種蒔きが遅れ 早生種の「早太り聖護院」は やっと最終の収穫を終えました。 左手前のがそれです。
 奥に見えるのは真冬穫りの「平安すしらず聖護院」です。 こちらは 少々収穫が遅れて 寒いところに置いてあっても「す」が入らず 煮物に最高の京野菜です。
 写真では わかり難いのですが 両者の葉の色が違います。 晩生の葉色は緑が薄く 葉丈も短く 一見 同じ聖護院とは思えないように見えます。

  秋蒔きホウレンソウの最終分 2月穫りの写真です。
 この間じゅうは 氷点下の日が続き 葉色が どす黒く見えましたが 今日は延び延びとして 健康そうに見えます。
 この調子ですと 2月中旬頃から 柔らかくて 甘いホウレンソウが穫れそうです。
 収穫の4〜5日前に ストウチュウを葉の両面に散布すると いちだんと 葉質の良いホウレンソウに仕上がります。
 
 
 

土曜日, 1月 18, 2014

「寒の入」した野菜

 寒に入り 一年中で最も寒い季節になりました。
 ついに 北海道では氷点下30℃の新記録を作ったそうです。
 東京23区でも 毎朝氷点下の冷え込みで 風の無い日は一面の霜柱が立ちます。  昼過ぎに チョット大根を一本引き抜いて来ようと 気軽に出かけようと思っても 長靴に履き替えないと 泥んこ道は通してくれません。

 この寒い中で 休むこともせずに じっくりと 成長している野菜達を見るのはまた 感激ものです。
 始めの写真は まっ蒼な冬空を背景に 次々と花蕾を伸ばす 茎ブロッコリーの脇芽です。
 この時期 関東地方に流れてくるのは シベリアからの気団で PM2.5 等は全く含んでいない奇麗な青空です。
 一口大の 小振りではありますが 若干アントシアンの赤みを帯びた花蕾の姿は 冬野菜の逞しさを象徴しているように見えます。

1月穫りのホウレンソウも 地面にピッタリと貼り付いて葉と葉を重ねながら 大きく拡げています。
 一枚一枚の葉は 真綿でも入っているように厚みがあり 濃い緑色は 大地の養分をじっくりと吸い込んでいる色に思われます。
 写真では その感じを出せないのが残念です。


 カブも 小カブ・中カブと その都度 間引き穫りをしてきましたが 残したカブも 1月になると ご覧のような大きさになりました。 
 これくらいになると 千枚漬けまがいにでも使えそうです。
 冬野菜は 我を張らないで 待っていてくれますのでこちらの都合を通しています。

水曜日, 1月 01, 2014

初詣

あけまして おめでとうございます。 今年も よろしく おねがい申し上げます。

 東京地方のお天気は 雲一つ無い快晴で 3月並みに暖かく いいお正月でした。
 今年の初詣は 荻窪八幡神社にお詣りし「気候安定と五穀豊穣」を祈念して参りました。 荻窪八幡神社は 青梅街道沿いにあって 自転車でも行ける 場所なのですが コースの途中に善福寺川とダイダラボッチと言われている凹地が続いていて ここをギヤ無しの自転車で飛ばすと ゴーカートに 乗っている様な 急なアップ ダウン運転が続き 乗り心地が悪いので 今まで あまり行く機会の少ない所でした。
 この変わった言葉「ダイダラボッチ」について 申し上げますと 
 武蔵野台地のあちこちに 深さ数m 長さ数10mの凹み地形があります。 神田川や善福寺川と同じく ずっと昔 あちこちに湧き水溜まりがあり それが涸れ上がって その上に関東ローンの噴火物が積もって この様な地形が出来たのだそうですが これを「大太郎法師」と言う巨人が歩いた足跡伝説として伝えられたことから これが訛って この凹地のことを「ダイダラボッチ」と呼ばれているのだそうです。(柳田国男の話)
 本論に戻りまして 荻窪八幡神社は今から千八百年前に 応神天皇を祭神として建立されたと伝わる古い神社です。
 写真に見えます 石造狛犬は安政2年8月に赤坂一ッ木町 扇屋文吉が奉納したものですが  さすがは商人 台座には菊の紋が彫ってあります 葵が衰え 菊が栄えると時代の先を読んだのでしょうか 現在は 杉並区の指定文化財になっています。
 また写真には撮れてはいませんが 社宝として 勝海舟直筆の大幟(長さ5間・幅3尺)一対があり 「奉献八幡神社、明治十六年九月吉祥日、上荻窪村氏子中、海舟勝安芳拝書」と書かれています。
 社をとりまいて マキやケヤキの老木が高くそびえて 東京とは思えない落着いた雰囲気の場所です。