水曜日, 6月 17, 2015

梅雨の晴れ間に咲く

 梅雨空のうっとうしい天気が続くと 時々 差し込む陽の光に 人も野菜もホッとします。

 農園では オクラの花が 一斉に咲き始めました。
 このオクラは 超早生で 草丈も小さいので トマトの脇の狭い畝に 20cm間隔に密植してあります。
 普通のオクラは 夏の暑い盛りになると 人の背丈ほどに大きくなりますが このオクラは小振りで ひっそりとしています。
 ご覧の可愛い花が咲くと ほとんど無駄花がなく実が生り 4~5日目には  小さくても 味は一人前の実が 収穫できます。
 遅く種を蒔き 春 暖かくなってから定植をしても 本葉が十枚ほどで花が咲き出し 実の熟するのも早いので トマトやキュウリ 等の夏野菜と 同じ時期に収穫を終えて 片付けられます。
 従って 秋野菜を植える畑の準備の邪魔にもならず 狭い農園では 重宝な作物です。

前回にも 触れましたが 今年 新たに植えたナスのクセも少しは慣れて来ました。
 茎の割には 葉は比較的小さく 花数は結構 着くので収穫数はまずまずの様です。
 このナスは 一つの花房に2つ 場合によっては3つの花が 着きます。 写真の 上の方の房には 2つの花が咲いていますが この遅く咲く 小さい花の実は 肥大も遅く 丸みが少なく 太くなる迄待って収穫すると 中の種が黒くなって 実の味が落ちるので この小花は早めに摘み取った方がよさそうです。
 例年 8月に入る前に 枝を強剪定して 同時に 根も切り肥料を入れて 真夏の1ヶ月間は収穫を休みます。
  そうすると 新たな枝が勢いよく伸びてきてて 柔らかい秋ナスがなり 11月迄収穫出来ます。
 今年のこのナスはその剪定法に合うでしょうか? 気になります。
 
我が家の近くに 都会では珍しく広い竹薮があって 春には 太く立派なタケノコが生えます。
 この辺りは 江戸時代の始め頃は屋根に葺くカヤが群生する一帯でしたが 明暦の大火以来 茅葺屋根が無くなり 宮前新田として区画整備された 農地になりました。 その時代の農家を祖先に持つ家が 現在もあちこちに残っていて この竹薮も その屋敷庭の一部です。 
 その東端に 植っているアジサイが 大輪の花を咲かせています。 この辺りの土壌は関東ロームで 酸性なので アジサイのブルーが冴えています。

6 件のコメント:

ポタ さんのコメント...

夏野菜が順調にとれはじめましたね。
色艶もよく、美味しそうです。

ここしばらくは本格的な梅雨空。
この陽気を待って、先週、チコリーの種をまきました。
冬になったら根を掘りあげ、軟白する予定です。
売っているようなチコリがうまく出来るかどうか。

ジャガイモも、早く植えたものは収穫を終え、2番手のイモを火曜日に収穫します。キタアカリです。

キュウリはミニを2本だけ植えました。
自分が食べる分だけのつもりでしたが、それでもとても食べきれません。

M. Sasagawa さんのコメント...

ポタさん
 お陰様で 今のところ順調に行っています。
 キュウリ等は 連日 ご近所さんにお配りして廻っています。

 チコリーとは 珍しいですね、気候的に日本では栽培が無理だと思い込んでいました。
 楽しみにして 拝見に上がりますので その折はよろしくお願いします。

waka3 さんのコメント...

オクラの花がもう咲きはじめたのですね。
オクラにも超早生で草丈も小さいというような品種があるということを知りませんでした。
私は島オクラを栽培していますが、例年5月の連休明けになって播種をしていますが、ここにきて大分花芽も大きくなってきましたので、こちらでも間もなく開花が見られるようになろうかと思います。

こちらでは紫陽花はそろそろ峠を過ぎ、我が家の紫陽花も半分ほど切り落としました。
紫陽花が終わると間もなく暑い暑い夏がやってきますね。

kimama さんのコメント...

オクラも種類がいろいろ有るようですね。これも採りたての旨さは掛け替えがないと思いますから羨ましいです。
ナスも小花を摘み取るんて考えたこともなかったのでびっくりです。こちらも楽しみですね。
杉並に竹林が今も有るのですね。アジサイのブルーが目に沁みます。素敵な東京の一端を感じました。

M. Sasagawa さんのコメント...

waka3さん
 このオクラは サカタの「ピークファイブ」です。
 数年前に購入した種が24粒残っていて、蒔いたら 全粒が発芽しました。2mチョッとの畝に植えましたので 超過密さいばいになっています。

 そですね、アジサイが終ると 暑くなり 厭な季節になりますね。

 

M. Sasagawa さんのコメント...

kimamaさん
 都会に住んでいますと、家庭菜園でなければ 穫れたての野菜の味は 体験出来ません。
 この辺りには まだ旧農家の広い屋敷が 少しは残っていますが さすがに 竹薮はめずらしいです。