このブログは 小さな家庭菜園での野菜作りを中心に 写真を付けて メモ風に書いています。 平素 ”目肥” 即ち よく観察をして 野菜の要求を悟り 即時に対応するよう心がけています。 さて このブログを通じて 多くの家庭菜園 愛好の方々と お交わりが出来たことに感謝しています。 これからも「菜園ブログ」の軸はぶらさないで 少しづつ 範囲を広げながら 続けて行きたいと思っています。
土曜日, 10月 29, 2005
早生のブロッコリー
早生のブロッコリーは 定植後2ヶ月過ぎると 花蕾が急に目立つようになり ドーム型に盛り上がってきます。 間もなく収穫の時期です。
同じ日に 種を播いたカリフラワーは まだまだ花蕾は見えていません。
ブロッコリーにも 早生から晩生まで多くの種類があって この早生のブロッコリーは特に 成育の早い種類です。 更に 主茎の花蕾を収穫した後も わき芽が次々と出てきます。 樹勢さえ保っていれば 形は小ぶりながら 霜にあたって むらさきがかった緑色に変色したブロッコリーの美味しさも 味わえます。
その他に わき枝の茎も 柔らかく甘味があって美味しく食べられます。 少し手間はかかりますが 茎の外皮を剥き取って 適当な長さに切り 花蕾よりも長めに塩茹でをします。 花蕾と一緒に食べられて 栄養もあるそうです。
と言うことで ブロッコリーは 一発勝負のカリフラワーと違って 早い時期から寒風吹き荒ぶ真冬の頃まで 長期間にわたって菜園に居る野菜です。
月曜日, 10月 24, 2005
柿とルッコラのサラダ
我家の庭に50年以上も前から 一本の柿の木が生えています。 ほとんど手入れをしないのに 毎年この時期になると40~50個の実が成ります。 ナリ年には 取れた柿の実が畳一杯になることもあります。
この柿は 木が古いだけでなく 実も大変古風なのです。 まず 種が入っています。 果肉はしっかりとしていて硬く 「蜜」と称する黒い筋がびっしりと詰っているので黒っぽい柿色に見えます。 味はただ甘いだけでなく 柿特有の濃厚な味がします。
斯様に 全ての点で 今時フルーツショップで売られている流行の柿に対して 一昔前の柿です。 しかし毎年 食べ慣れている家族にとっては 今時の流行の柿は物足りなく お蔭様で 取れた柿は全部平らげています。
この柿の 食べ方の一つに 「柿とルッコラのサラダ」があります。
今 菜園では柔らかなルッコラが毎日のように摘み取れます。 このルッコラが 我家の柿と良く和うので 柿がある間は このサラダが毎朝のように食卓を賑わせています。
簡単にレシピをご紹介しますが いつも作っていると その日の気分や 材料の都合で 量・割合はいいかげんになります。 そのつもりでご参考にしていただきたい。
2人分として:
柿 1個(もちろん 市販の柿で結構です)は 皮を剥いて 種があれば取り 櫛形に8個ぐらいに切っておく。
ルッコラは 10~15枚を 食べ易い大きさにちぎっておく。
玉葱 1/4~1/8個を スライスに切り 水に晒してから 水を切っておく。
ベーコン 2枚を キッチンペーパーに挟んで 2分程チンをし 油が付いたペーパーを外して 食べ易い大きさに切っておく。
ドレッシングは:
レモン汁大サジ1杯弱 EXバージン・オリーブオイル大サジ1杯強 を混ぜて 塩・胡椒で味を付けておく。 (なお 好みの味にアレンジし直して下さい)
ボールに柿・ルッコラ・玉葱を入れて ドレッシングをかけてサット混ぜ ベーコンを散らします。 ベーコンが無い時は 無しで済ませています。
金曜日, 10月 21, 2005
美味しい ほうれん草
9月26日 1~2回の収穫分に と思って菜園の空いている所に 筋蒔きした ほうれん草です。 あと半月もすると 美味しいほうれん草になります。
私はほうれん草や小松菜など葉物野菜の種蒔きは 筋播にしています。発芽を出来るだけ揃わせ また 発芽後の間引き・中耕・土寄せ・収穫などの一連の作業も容易だからです。
発芽を揃わせるためには 種を蒔く土の表面を平らにして土の湿り具合を揃え 種の上に被せる土の厚みを出来るだけ一定にしています。
まず 播く畝に石灰と元肥を施して 土の表面を板切れで水平に均します。 15cm 程の間隔に板の長辺の角を押し付けて 深さ7~8mm のV字型の溝を直線状に付けておきます。 その溝に種を1cm程の間隔で落とし込んでいきます。 溝の周りの土を 種が隠れるように被せ 溝に沿って軽く押さえます。 細かい目のジョロで畝全面に均一に散水します。 防虫兼防鳥ネットのトンネルと その上に播き溝がカバーされる程度の雨除けフイルムを張り 種蒔きを終えます。
ほうれん草はこの時期 5日も経てば一斉に発芽します。 間隔を持たせて丁寧に種を播いているので 双葉の段階での面倒な間引きはしていません。 ほうれん草は 本葉が3枚になる頃迄は「立枯れ病」等に罹り易いので 雨除けトンネルを外さないでいます。 本葉が3枚ぐらいになると かなり混み合った所も出てきます 元気な株は残し 間引く株は生え際をハサミで切って慎重に取り除き 株間を4~5cmに空けます。 その後 播き筋の間を軽く中耕して ほんのわずかの化成肥料をパラパラと播き 株元に土寄せします。 雨除けのフイルムも外します。
その後は 天気の良い温かい日の夕方に 7月のブログに掲載しました「ストウチュウ」(葉面散布液)を2~3回撒いて 収穫の時を待つだけです。
ほうれん草の葉は ベタベタとひっつき易いので 筋蒔きにしておくと収穫も容易で 姿のいいほうれん草が持ち帰れます。 帰って30分以内に サット茹でたほうれん草の美味さこそ本物です。
土曜日, 10月 08, 2005
白菜の追肥
中秋の名月の日に定植した白菜は 写真の通り順調に成長しています。
今年は 気温の高い日が多かったせいか 定植後20日で 早生の白菜などは早くも葉が少し立ってきたように見えます。 株元のマルチを上げて覗いて見ると 細い白根が土の表面にびっしりと張り廻らされています。 追肥の時期になりました。
追肥は 30cmほどに伸びた葉を 折らないようにそっと持ち上げて 一株当り5ヶ所ほど 半径25cmの円周上の辺り 白根がまだ伸びてきていない所のマルチに穴を開けます。 そこから一つまみの化成肥料を入れ 周りの土と軽く混ぜた後 水を遣ります。 この作業を一株一株 葉に傷を付けないよう丁寧にします。 早生の白菜は この1回の追肥だけですが 中生の白菜は結球が始まる前に もう1度軽く追肥を遣ります。
今の時期は 防虫網のトンネルを張っていても ヨトウ虫が入り込みます。そして 白菜の真中の一番柔らかい所を食い荒らし 昼間は自分の糞の下に隠れて寝ています。 これを見つけて摘み出すのも かかせない世話です。
火曜日, 10月 04, 2005
少しづつ いろいろと播く
家庭菜園では 収穫後の保存期間が短い葉物野菜は 一度にドカット収穫しないように 種を播かなければなりません。
圃場の準備や気象条件等を考えると 種播きは出来るだけ纏めたいので 何種類かの野菜を 消費見合の量で 少しづつ蒔くことにしています。
9月に入ってすぐ 夏野菜の終った跡地に ルッコラ・水菜・からし菜を それぞれ2~3筋づつ播きました。 その後 それぞれの成育に応じて間引きながら収穫をしてきました。 写真は その今の様子です。 これらの葉物野菜は これから更に間引ながら収穫をしますが 秋の深まるにつれて 株は大きくなり 美味しくなってきます。
これから10月の下旬までの間に 菜園の空地を見つけて ほれん草や 小松菜や たあさい 等を 数回に分けて 少しづつ播いていく予定です。
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