金曜日, 3月 16, 2007

ダルマ菌を試用する


 waka3に種を頂いた「タイの長茄子」が大きくなりました。
 茄子紺の色こそ着いていませんが 葉の形は一人前の茄子の葉です。 この調子では4月中に花が咲き出すのでは?と 昨今の寒さに心配しています。
 写真の奥に写っているトマトの苗も背丈が伸びて一段花房も一人前になっていますし ミニトマトは脇芽の欠き取も始めました。

 3月1日付けブログにも記載しましたが 茄子やトマト・胡瓜などは栽培期間が長いので その間に連作障害による病気に侵されます。 対応策として 新区画での1年目は 果菜類を植え付ける前の土作りには 特に手間をかけています。 
 とりわけこの3月からの区画は状態が悪く 土の表面は硬くてショベルが刺さらない程ですし その上 前作の野菜の残屑をそのまま埋め込んであったりして荒耕起はに難儀しました。
 荒耕起の後 石灰チッソ(石灰と消毒の両効果を期待して使用)をバーク堆肥と共に撒布して 混和を兼ねて二度目の耕起を行いました。 ここで畝らしい形が出来てきたのでマルチを張って 石灰チッソが馴染むまで約十日ほどそのまま放置しました。
 この後 元肥を入れる訳ですが 新区画一年目はここでもう一手間かけます。 それは土壌の悪玉細菌に対抗させる善玉細菌を入れて増やす(微生物相の改善)ための一手間です。
 何時もは 落葉堆肥を作る際に使用している「バイムフード」を善玉細菌源として 米糠・油粕・鶏糞・骨粉など有機物を 等量の山土(土壌汚染を受けていないクリーンな土)でボカシて醗酵させるボカシ肥を作り 畝全面に鋤き込んでいました。 今年はボカシを作る時間と場所が無かったので ここは手抜きをして タキイの「バイオダルマ」(ネットの説明書によりますと:有機物にダルマ菌と呼ばれる有用土壌細菌群を加えた完熟肥料で 堆肥の効果も併せ持つ優れた有機質肥料)を一袋購入して鋤き込んでみることにしました。
 なお 定植前の仕上げとなる元肥入れにつきましては その時点で改めて記載のつもりです。(昨年もブログでトマト・胡瓜それぞれについて記載しています)
  
 

10 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

新しいことに次々と挑戦されていますね。ダルマ菌というのをはじめて聞き勉強になりました。人によっては、その土地にない菌を外から持ち込んでも、根付かないといいますけど、どうなんでしょう。何年かたって土の分析でもすると分かると思うのですが。どこか、やってくれるところはないでしょうか。

M. Sasagawa さんのコメント...

ポタ様:
 手持ちのルーペででも覗けたら面白いのでしょうにね。
 EMと言う概念からすると、有効な微生物は特定されて来るのでしょうか?或は環境に応じて微生物自体が変化するのでしょうか?化学反応の様な図式では行かないでしょうから。
 取り敢えずは、何が効いているのか判らなくても、土がホッコリして根張りが良くなり、病気が出ないで、満足出来る生育をしてくれれば、先ずはいいのですけれど。

匿名 さんのコメント...

いろいろ土作りに苦労のご様子・・、僕には考えられないことです。善玉菌で再生って上手く出来るといいですね!EM菌が手に入らずETO菌トーマス君と言うものを買いましたがEM菌は千葉市にも取り扱い店があるそうです。一度、手に入れたいものです。
畑のお仲間が牛糞堆肥を軽トラ一杯2000円で手に入れることが出来ると言うことで半分1000円あまりで分けていただけることになりました。この機会に土壌改良してみるつもりです。

匿名 さんのコメント...

いや~、タイの長茄子が立派に成長しましたね。
この茄子は成長しても葉は茄子紺の色にはならずこのままの色で成長していきます。 従って葉の色素が示すように茄子の色もほとんど同じような色になります。
我家の長茄子はやっと本葉が出始めてきたところです。

M. Sasagawa さんのコメント...

モンカー様:
 皆様の様に、長期間続けて使える農園なら、維持管理をきちっとやっていけばこんな面倒なことをする必要は無いのですが。
 EM菌については、インターネットでいろいろと出ていました。
 牛糞堆肥がどっさり手に入っていいですね、春夏物を定植する前に投入して、土とよく混ぜておかれると秋物まで効きますから。

M. Sasagawa さんのコメント...

waka3様:
 御陰様で大きくなりました、こんな調子で行けばいいのでしょうか。 もう少し経つと、15cmの大きなポットに移して、1番花が咲き出して定植するまで育てようと思っていますが。

匿名 さんのコメント...

場所替えがあると、いろいろ気も使いますね、ご苦労様です。

M. Sasagawa さんのコメント...

nagamasa様:
 おっしゃる通り、場所替えが無ければ、やらなくてもいい事が随分有ります。 でも次々と問題が起こって来るのに対応していって、その結果を吟味してあれやこれやと考えるのもまた楽しいものです。

匿名 さんのコメント...

トマト、立派ですね。
戸外ではやはり寒すぎて発芽しませんね。育苗器を来年は手に入れましょう。
ロメインレタスはそこそこ大きくなりました。

EMは結局何が入っているという情報は聞いた事が無く、うまく展開するように多種混在させていると書かれているだけです。
結局EMはEMだけを使用するのが正しい使い方だということのようです。

M. Sasagawa さんのコメント...

せんめい様:
 育苗器(愛菜花)は今年新型が出来て、より使い易くなっている様です。
 今度買った「バイオダルマ」は今まで自分で作っていたボカシ肥とは感じが違い、畑の土の様で、こんな中に何が入っているのか? ダルマ菌とはどんなものなのか? 今回は安直で使ってみるので、先ずはやってみます。