写真は 手前がブロッコリーで 奥の方がカリフラワーです 合わせて9本を一畝に植えてあります。
このブロッコリー・カリフラワーや その後に植える白菜等 気温の高い時期に苗作りをする秋野菜の定植から追肥について 農園でよく質問を受けますので この機会に詳しく書きます。
十日ほど前の連日35℃を超える猛暑の日に 夕方熱気が収まるのを待って定植しました。
夏場には 苗を植えた後 根の活着を促すために 過燐酸石灰を500倍に薄めた水(1株当たり2~300cc)を 苗の根と土とがよく馴染むように配慮して撒きます。
定植後は土が熱くなるのを緩和するため マルチフイルムの上にタップリと藁を敷き また直射日光を弱めるために 黒寒冷紗のトンネルをかけました。
翌日からは土の乾き具合を見て 1株当たり3~400ccの薄い液肥を 活着するまで3日間ほど続けて撒いてやりました。
ここ2〜3日は気温も下がり 苗もシッカリしてきました。
敷き藁を上げて覗くと 細い白根が張っているのが見えます。 定植後十日が過ぎましたので ぼちぼち第一回の追肥をやります。
追肥は細い白根の外側の土の表面を円周状に軽くホグして そこに888の化成肥料を軽く半握りほどばらばらと撒いて 周りの土を寄せてやります。 土が乾いているようでしたら濡れる程度に水をやります。
その後 仮の支柱を建てて苗のぐらつきを無くし 敷き藁を元通り掛けます。
また これからは夜盗虫のシーズンになります 茎を食い千切られたら元も子もありません。 特に敷き藁の下は 彼等の昼間の絶好の隠家になりますから 糞を見付けたら徹底捜査が必要です。
なお この秋はニューフェースとして「プチヴェール」と「スティックセニョール(茎ブロッコリー)」の苗を植えます。
「スティックセニョール」は写真のブロッコリー等と同じ日に 別畝に定植してあります。
「プチヴェール」は F 1 種ですのでセル苗を購入して 今 大きなポットに移植して育てていています。 あと1週間も経つと 茎ブロッコリーと同じ畝に定植します。