土曜日, 8月 27, 2005

秋野菜のネコブ病対策

秋の作物は ブロッコリー・カリフラワー・キャベツ・白菜・蕪・大根・小松菜・等々 ほとんどの野菜が「アブラナ科」の植物です。
 いろんな人が携っている区民農園では 土壌が汚れているので「ネコブ病」の対策が必要になります。  
 「ネコブ病」に罹ると 放置しておいても枯れることはありませんが 収穫は期待出来ないようです。 早く見つけて抜き取り(菜園にほっておかないで)持ち帰ってゴミに出しています。

 「ネコブ病」の対策は 三段階で とっています。 
 その一つは 苗作りのポットに詰める土を無菌の培土を買って来て使っています。 農園の土は汚れているので 絶対に使いません。
 その二つめは 前作物の整理をした後 畝1平方メートル当り2握り程の 石灰窒素を撒いて 30cmの深さまで土とよく混和した後 畝の真中を窪まして バケツで水が窪み一杯に溜まるまで注ぎます。 そうしておいて 畝全体を透明のビニールシートで覆って封をし 真夏の日に10日ほど当てます。 これは 石灰窒素の消毒の性質を活かすのと 「ネコブ病菌」がアルカリに弱いこと 更に 水田の原理(夏の太陽熱を利用した熱水消毒)を兼ねた方策です。
 その三は 定植の時 植穴に薬剤(商品名"ネビジン"とか"フロンサイド"など)を指定量撒き 植穴の土全体によく混和した後で苗を定植しています。
 苗作りをしない 蕪・大根・ルッコラ・水菜 等々には 種の播き溝に薬剤を混和してから 種播きをします。 

 なお 小松菜・からし菜など 比較的低い温度でも発芽する野菜は 無農薬で9月末から10月一杯の時期に 種蒔きをしています。

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