このブログは 小さな家庭菜園での野菜作りを中心に 写真を付けて メモ風に書いています。 平素 ”目肥” 即ち よく観察をして 野菜の要求を悟り 即時に対応するよう心がけています。 さて このブログを通じて 多くの家庭菜園 愛好の方々と お交わりが出来たことに感謝しています。 これからも「菜園ブログ」の軸はぶらさないで 少しづつ 範囲を広げながら 続けて行きたいと思っています。
水曜日, 1月 23, 2008
杉並公会堂
朝から雪が降り始め 農園は二年振りで淡い雪化粧をしました。
10月末に播種したホウレンソウと小松菜・カラシナには 霜除けのトンネルを掛けてあるので この程度の雪では大きな被害は無いでしょう。 ターサイはこの時期には土にピッタリと貼付いていて雪の下でも平気でしょう。 スティックセニョールやプチヴェールの類を除いて その他の冬野菜は全て片付けが終わっていますので 比較的悠然と 久し振りに見る雪の舞を眺めていました。
さて 本格的なコンサートホールとしてリニューアルオープンした杉並公会堂を 先日詳しく案内して頂ける機会を得 とりわけ ホールの音響についてのお話と実演には興味を持ちました。
旧杉並公会堂は昭和32年に開館した当時「東洋一の文化の殿堂」と呼ばれる多目的ホールでした。 私も映画や講演会 時には区民農園の説明会などにも度々訪れました。
その旧公会堂は平成15年に取り壊され 一年半前の平成18年6月に新しい公会堂に生まれ変わりました。
大ホールは音響がいいことから 日本フィルハーモニー交響楽団のフランチャイズホールとなり 毎月のように日本フィルの生演奏が手軽に聴けるようになりました。
このホールは長四角のシューボックス型コンサートホールで ホールの音響設計はサントリーホールと同じ永田音響設計です。 ここもステージの後ろに座席があって 1・2階席と合わせ 1190席です。
所謂クラシック音楽を聴く時に ホールの音が「いい」一つの指標として「最適残響時間」(500Hzの音が60dB減衰するのに要する時間)が 2秒前後と言われています。 杉並公会堂は 1.9 秒で設計されているそうです。
写真は当日 我々見学者の為に 公会堂の職員2名がステージで生演奏を聴かせて下さった時の映像です。 撮影は 前から6列目 左から6番目に席を取り 前席の背もたれにデジカメを載せて撮影ました。
演奏はポピュラーな曲を2曲聴かせてもらいましたが 何時も聴いている音に比べると 音が響き過ぎているように感じました。
後ほど 案内して下さった方に質問したところ 答えは「ホールの設計は聴衆が入っている時の残響時間が1.9秒になるように設計されています。 今日のように聴衆がほとんど入っていない時の残響時間は2.1秒を超えているのではないでしょうか?」と 聴衆の衣服等によって音が吸収されるために 残響音に違いが出る との説明でした。
数字的には 10% ほど残響時間が違うだけで どのように音が 聴く人の耳に感じるのかを 体験出来たのは幸いでした。
このホールで音のいいのは正面2階席の一列目と 言うことです。しかし 一列目は目の前の手すりが目障りなので二列目の席が良さそうです。
早速2月の 日フィルコンサートにはその席をネット予約でゲットしておきました。
当日この席のモーツァルトとハイドンは どんな音なのか 今から楽しみにしています。
(明後日から 3日ほど ブログを休ませて頂きます。)
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12 件のコメント:
良いホールができて良かったですね。
私の家の近くには残響1.9秒というクラシック専用のホールがあります。田園ホール・エローラといい、故芥川也寸志氏のアドバイスを受けて設計されたホールです。
海外からも演奏家がやって来ますが、みなさん褒めています。
近くによいホールがあるのは良いことですね。
羨ましいですね~素晴らしい演奏がお近くで聞くことができて・・・
音の響きの微妙な差を感じ取れる!というのが又、凄いと思います。
杉並は昔から教育・文化に秀でた地域でしたね。
ポタ様:
杉並区では、今年 阿波踊りでお馴染みの街に「座・高円寺」と名付けられた演劇専用のホールも出来ます
公会堂も、今流行のPFI方式で建替えられて事業主体は(株)杉並公会堂で、運営会社は(株)京王設備サービスで、30年後に区に返還されます。
従って、区財政の負担も少なく、民営的な活動でサービスも良く、今年の設備占用率は90% 土日曜日は100% と営業成績もいいようです。
kimama様:
空気の汚い所に我慢している代償で、いい設備のホールが近くにできました。
区としても比較的文化的なことに力を入れていますし、区民もそれをサポートする空気がありますね。
区の特産品は「アニメ」だと言われています。
ジブリの宮崎駿さんは杉並出身で、ここに本拠を置いていますので、アニメ関連の人が多数住んで居ます。
このところの急激な冷え込みで風邪をひいてしましやっと抜け殻から脱皮した感じです。
東京にお住まいですと数々の施設に恵まれておられますが、更にお近くにも素晴らしい施設がお目見えされたようですね。
浜松も音楽の町を目指した国際コンベンションも開かれるようなアクトシティ浜松等の素晴らしい施設はありますが、開催されるイベントの規模や回数も少なく選択肢はかなり少ないように思います。
waka3様:
お風邪を引かれましたとか、お大事になさって下さい。
浜松も楽器の町として、いろんな音楽設備が昔からあり、住む方々は恵まれていますね。
杉並の場合も運営は民間の(株)京王設備サービス がやっていますので、お役所的な所が無く、今回の見学会に職員が生演奏を聴かせてくれる等 驚きでした。
十畳程の小さなホールを一日中借りても、1万円札一枚位で使えますから、若者バンドの練習にも充分使いものになる様です。
杉並公会堂がリニューアル・オープンで
素晴らしいコンサート・ホールに生まれ
かわったのですね。
私は子育てのほとんどの時期を杉並の
荻窪で過ごしましたので、懐かしさで
いっぱいです。先日息子達と四面道近く
のラーメン屋さんや洋食屋さんなどの
話で盛り上がったばかりでした。
昨日、私も雪に埋もれた畑を見てきました。私のところではレタスやかきちしゃ、高菜などが残っていて、雪に少し傷んでいました。ほうれん草、蕪、大根は元気いっぱいでした。恒常的に埋もれている状態ではないのでまだまだ収穫できます。
hisa様:
公会堂は外観も、明るい感じになりました。 駅にも近いし、民営化でサービスもよいのではやっています。
「四面道近くのラーメン屋さんや洋食屋さん」は何処のお店のことだらうと?思い巡らしています。
そのお店で、皆様がお揃いで昔の味を楽しんで頂けるといいのですが。
四面道の辺りは、まだ人の集まる所ですから古いお店も健在ですが、住宅地の商店街や食べ物屋さんは年々閉められて、ほんとに淋しくなりました。 残念なことです。
せんめい様:
せんめいさんの畑はうちに比べますとかなり温度が低いと思います、それでも冬野菜は耐え忍んでいるのですから大したものですね。 それだけ、味も良くなっているのでしょう。
もう一週間もすると、立春ですから トマトの種蒔きを時期になります。 寒さももう少しの我慢です。
テレビで時々、公開放送を放映していたような気がします。音響がよくなって良かったですね。この頃はライブを見に行く機会がなくなりました。文京区や新宿区のホールにはよく行きました。
モンカー様:
旧公会堂の時は、「8時だョ!全員集合」のテレビ収録が行われていましたし、「ウルトラマン前夜祭」もここで行われ ウルトラマンが世に出た最初の場所としても有名でした。
上野の文化会館が出来たのが1961年ですから、それから半世紀も経たない間に、日本のあちこちに素晴らしいコンサートホールが建ったことになります。
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