月曜日, 12月 30, 2013

冬の野菜

 この時期になると テレビで報道されている「東京の朝の温度」に比べて この辺りでは 同じ都内でも3℃ から 4℃も低くなります。 東京を出て 真西に進む中央線の駅名に高円寺 ⇒吉祥寺⇒国分寺⇒八王子 と 寺(ジ)が並んでいます。  以前から「冬は 一寺 毎に 気温が1℃下がる」と言われていましたが 気象庁の百葉箱のある大手町辺りは 最近高層ビルが林立して 空気が溜る為に温度が下がらず 更に1℃以上も 差が付くようになりました。

 冬晴で 地表の放射冷却が多い日は 氷点下の朝が続き 農園の冬野菜は 穴空きポリフィルムのトンネルの中で じっくりと土の養分を吸い込みながら 時間をかけて育っています。
 右の写真は 11月に入って この秋の最終回に蒔いた小松菜とホウレンソウの近況で 奥の やや小振りな4列がホウレンソウです。
 種蒔き後 一ヶ月経った 12月の初旬に 中耕 追肥 土寄せ を終えてあります。 年が明けて 2月になると 繊維が柔らかくなって 甘味の乗った冬の葉物が たっぷりと戴けます。

つぎは 秋蒔きのエンドウマメです。
 11月にポット蒔きして 本葉が4〜5枚の頃に ここに定植しました。 手前の 4穴は キヌサヤで 1穴に2本建てにしています。 奥の 3穴はスナップエンドウです。
 あまり 株を大きくすると 厳冬期に痛んで 春になっての花付が遅れますので 地上部の茎葉は このぐらいのままで冬を越してくれるといいのですが つい 過保護になって ツルが伸びてくると 支柱建てや 保温の強化 などで 手間がかかってしまいます。

  8月の暑い盛りに 定植した 早生種のカリフラワーは 12月になって霜が降り始めると 花蕾が 柔らかく 美味しくなります。
 ソフトボール程に 花蕾が見えてくると 大きな外葉で花蕾を包み 直射日光が当らない様にしています。 花蕾の色が 真白のままで穫れ 花蕾の表面が コワクなるのを防ぐためです。
 中生種で 花蕾が黄色の オレンジブーケは まだ握り拳ほどで 収穫は年明け後になります。

 いよいよ今年も おしせまってまいりました どうぞ 佳いお年をお迎え下さい。

4 件のコメント:

waka3 さんのコメント...

寒さの中で野菜たちが元気に頑張って育っていますね。
こちらでも年も押し詰まってきた頃になって急に気温が下がり、ここ数日は霜が降り霜柱も見ることができるほどで、葉もの野菜はこの寒さの中でたっぷりと甘みを蓄えてくれるものと思っております。
今年も一年間ブログで楽しませていただきました。
どうぞ佳いお年をお迎えください。

M. Sasagawa さんのコメント...

waka3 さん
 今日のお昼は 農園で動いていると ジャンパーを脱ぎたくなるほどの陽気でした。 温度は 計っていませんが 陽当たりのいいトンネルの中は 15℃近く迄上がっていたのではないでしょうか。

 こちらこそ いろいろとヒントを頂き 楽しく拝見し コメント交換が出来ました。
 新年も かわりませず宜しくお願い致します。

kimama さんのコメント...

明けましておめでとうございます。
えんどう豆などをこの時期に育てるなんて夢にも思いませんでした。春一番に楽しめるのですね。それにカリフラワーを色白に育てるコツ・・・日光に当てない工夫にも感心いたします。
北国と関東では一時間半ほども冬の日照時間に差があるのだとか。春は必ずやってくることに希望を膨らませることにします。
今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

M. Sasagawa さんのコメント...

kimama さん
 明けまして おめでとうございます。
 今年も よろしくお願い申し上げます。
 今日 東京の元旦は 昼間の気温が15℃迄上がり 穏やかな いい年明けでした。 
 テレビによりますと 日本海側は大変な荒れ模様の様で 帰省された方々も大変なこととお察しします。 いまさら乍ら、この狭い国で あまりにも違いの大きいのを知らされます。