桜も散り 遅霜の確率も下がってくると近くの園芸店ではトマトの苗を売り始めます。
我が家のトマト苗も1段花房が開花を始めたので定植を終え 更に 昨秋収穫した芋を 畝の片隅に穴を掘って保管しておいた種芋を掘り出して サトイモの植付けも終え 菜園も賑やかになってきました。

春の彼岸に 種を蒔いた野菜たちも それぞれのペースで生長しています。
まず 一番早く芽を出して それらしい姿になっているのは 春蒔きホウレンソウです。
先日 既に 間引き 中耕 追肥 土寄せを終えたので 日に日に 葉のボリューム感が見られる様になりました。
こらから5月に入ると 生長が一気に進み油断をすると すぐに塔立ちをして 味も落ちるので 収穫の適期を逃さない監視が必要です。
このホウレンソウと同じ畝に 同じ日に 種を蒔いた5寸ニンジンは やっと本葉が出始めたところです。 昔から「ニンジンは芽が出れば 半分出来上がった様なものだ!」と言われるほどに 発芽がポイントですが ホウレンソウは4〜5日で揃って発芽したのに対して このニンジンは 3~4年前に購入した古いペレット種を蒔いた ハンディもありますが なんと 芽が出るまで 12~13日かかっています。 そのうえ 本葉が出揃うのにも日にちがががりました。
種の古い新しいがどの程度発芽に差が出るのか? 春蒔きネギで 試してみました。
右の写真は たまたま手持ちのあった3種類のネギの種を 苗代に 蒔き分けて その違いを比べたものです。
苗が小さく 見辛くて恐縮ですが 2列の奥1列は 種袋の発芽 75%保証期限が2008年11月の西洋ネギです。 手前の列 マルチ抑えの仕切りがある 右側は 種袋の期限が2015年4月の九条小ネギで ほぼ100%の種が発芽しています。 マルチ抑えの左側 パラパラとしか発芽が見えないのは 期限が2003年4月の九条太ネギです。
ネギの苗は それぞれ苗の必要数が30本もあれば充分なので 1袋の種を購入すると気が遠くなるほど長期間まかなえます 従って 種保存箱の中には 古い種袋が残り 残っていると新たな種を購入し辛い 繰返しが続いています。 しかし 今回の比較結果を見ると 来年は 少なくとも九条太ネギの種は購入が必要と 判断するのに拘りは無くなるでしょう。
次は 早生で手軽に作れて柔らかい短根ゴボウを肥料袋栽培しています。
今蒔いておけば 夏に穫れて 白肌で 穫りたては香り 食味もよく 夏のサラダにも適しています。
根長は35~45cm程度の短根ですが 少しでも土を掘るのを減らすために 使い古しの肥料袋をバラして繋ぎ合わせて直径70~80cm 深さ20cmほどの 底無し栽培桶を作り畝の北の端に埋めました。
これで10本ほど ゴボウが穫れるでしょう。
これから 菜園には トマトに続いて 間もなく 発注済のキュウリやナスの苗が届いて 定植され 例年の菜園景色になります。