このブログは 小さな家庭菜園での野菜作りを中心に 写真を付けて メモ風に書いています。 平素 ”目肥” 即ち よく観察をして 野菜の要求を悟り 即時に対応するよう心がけています。 さて このブログを通じて 多くの家庭菜園 愛好の方々と お交わりが出来たことに感謝しています。 これからも「菜園ブログ」の軸はぶらさないで 少しづつ 範囲を広げながら 続けて行きたいと思っています。
木曜日, 3月 30, 2006
玉川上水の桜並木
記録に拠ると玉川上水は 三百五十年ほど前(当時江戸では人口が急増し 江戸府内での水不足の対策は急務でしたので) 多摩川の取水場所から 総延長距離43kmの素掘りの導水路を 一年余りの短期間で造ったものです。 そして この緊急工事には 武蔵野一帯の農民がスキ・クワ持参で突貫工事を強制されたと記されています。
この辺りの玉川上水は 江戸府内へ水を流す落差を確保するために 土地の高い所・高い所を通しています。 近くの地名を例にとっても「烏山」「久我山」「高井戸」等があります。 また 近くを並行に流れている自然の流れの神田川とは 高低差で数十メートルも高い所を流れています。
歴史が変わって 新宿副都心開発が進み 淀橋浄水場が無くなった後は この辺りの玉川上水は導水路としての役割は無くなりました。 巾十メートルほどの堀が連なっているだけで 水はほとんど流れていません。 ただ 護岸の為に植樹されたであろう桜並木の幹は一抱え以上に成長して この時期には見事な花を咲かせています。 花が終ると 高い梢は烏のネグラになります。
月曜日, 3月 27, 2006
堆肥のすき込み
駐車場の生垣を乗り越えて「やまぶき」の細い枝がピョンピョン伸びています その先に黄色い花が次々と咲きました。 輝くような黄色い花が目をひきます。
さて 今日は穏やかな日和でした 午前中農園に出て堆肥のすき込みをしました。 半月振りで開けてみた堆肥はチョコレート色になって まずまずの仕上がりでした。
夏野菜の定植場所に まず石灰を播きました。 それから うちの堆肥はチッソ分リッチになっていますので 堆肥に過燐酸石灰をまぶして燐分を補います。 浅い溝を掘ってその堆肥を入れ 土を戻してからショベルで混ぜ込みます。 腰痛持ちの私には辛い作業の一つです 10平米分ほどで止めて 残りは日を改めて出直すことにしました。
ポット播きしたズッキーニは 土を割って勢いよく芽をだして来ました。 播種後8日目です。
土曜日, 3月 25, 2006
紅白の椿
一本の椿に 紅白二種類の花が並んで咲きました。
白い大輪の花を付ける椿を穂木として 丈夫な藪椿の台木に接木した椿です。
始めのうちは白い椿の木だと思っていましたが 丈夫な藪椿の台木からも芽が出て 枝に成長し やがて紅い藪椿の花が咲く様になって接木であることを知りました。
開花の時期は 藪椿の方が半月ほど早く すれ違いがあります。 また 咲く場所も大輪の白い花は枝の先の方に咲き 紅い花は下の茂みの所に咲くので 紅白が同時に並んで咲くことは珍しいことです。 たまたま偶然のチャンスを見つけ 記念写真を撮りました。
接木の常識では 台木の方の花が咲き 穂木の花と競い合うなどは邪道で ハッキリ言って管理の不行届きです。 横着な管理人は「紅白の目出度い椿」として 現状を追認しています。
金曜日, 3月 24, 2006
ネギの種播き
春の庭の花々シリーズ 今日の花は可愛い「野すみれ」です。
種も播かないし 苗を植えた覚えもないのに この時期になると物陰のあちこちに 小さな群れをなして花が咲きます。 デジカメよりも小さい草丈なので カメラを地面ぎりぎりに構えて撮影しました。
農園では ネギの種播きをしました。 「ネギの彼岸播き」と言われる通り 毎年春の彼岸に播いています。
1週間ほど前に 石灰を撒き10センチほどの深さの溝状に自家製の堆肥をたっぷり入れ 過燐酸石灰をまぶして埋め戻し 小さな苗床を作っておきました。
何時もの通り葉ネギ(九条太ネギ)の種を 一昼夜水に漬けてから筋播きしました。 この気温では発芽まで1週間以上かかるでしょう。 ベタ掛けを被せて帰りました。
木曜日, 3月 23, 2006
白もくれんと しだれ桜
火曜日, 3月 21, 2006
レンギョウも咲く
「こぶし」の花が咲いて お彼岸になりました。
我家の裏庭でも 「沈丁花」が淡い香を放つて咲き 「レンギョウ」も黄色い花を付けました。
レンギョウはこの季節を逃すと 何時も日陰で 通り道の邪魔者扱いにされています。 せめてこの時期だけはと 写真に収めました。
春の農作業も忙しくなり 休日の農園は子供達の黄色い声がはずんで賑やかです。 土の香を感じながら 夏野菜の圃場の整備に取り掛かりました。
温室の中のトマトの苗は 本葉の5枚目が出始め 一人前に小さな脇芽も見えます。 ここ数日で 急にトマトらしい形になってきました。
あわてていろいろな種を播いた春野菜も それぞれの本葉が伸びてきたので 何処に 何の種を播いたのか判る様になってきました。
日曜日, 3月 19, 2006
そら豆とバジルペーストのペンネ
裏庭の沈丁花(じんちょうげ)が咲き出しました。 写真を撮ろうと花に近づくと淡い香が漂って春を感じました。
タイミング良く 旬の食材「そら豆」を頂きました。 折角ですから 春らしい色合いの料理にしようと クリームソースにバジルペーストを加えて淡い緑のパスタ料理にして楽しみました。
そら豆とじゃがいもはバジルペーストによくあいます。 そら豆は茹でて皮を剥き じゃがいもは柔らかくして1センチ角に切ります。 ベーコンをよく炒めてそら豆とじゃがいもを入れて炒めます。 生クリームを加えて少し煮ます。 茹であがったペンネのお湯を切って ソースに加えてからめます。 パルメザンチーズと松の実を加えて 最後に作り置きの冷凍バジルペーストを加えてサット和えます。 盛り分けてイタリアンパセリのみじん切りを散らします。
春の食材と春らしい色合いの食事に満足しました。
作り置きの冷凍バジルペーストについては ここをクリックすると その記事が開きます。
また 料理の写真は美味しそうに撮れないので掲載は止めました。
土曜日, 3月 18, 2006
ズッキーニの種播き
庭のクレマチス(通称てっせん)の蔓を つい先日思いきって剪定しました その細い鉄線の様になった蔓の先から 芽が驚くほどの勢いで伸びてきました。 若々しい勢いを写真に撮りました。
農園の野菜にとっても いよいよシーズン到来です。 早速 エンダイブと半結球レタス(タキイの商品名マノア)とイタリアンパセリの種を少しづつ播きました。 マノアは葉が柔らかく 当ると変色して商品価値が著しく低下するので 店屋では扱い難いレタスです。
更に 農園仲間と相談してズッキーニの種も播きました。
昨夏(7月13日付)のブログで詳しく書きましたが ズッキーニは受粉が必要です。 そこで どの畑のズッキーニも第一番の雌花から受粉が出来て まともなズッキーニが収穫出来るようにと 皆で談合して同じ時に種を蒔くことにしました。 もしも 何処かの畑のズッキーニに一番雄花が咲けば その受粉機会を皆で享受することが出来るだろうとの思惑です。
我菜園ではズッキーニを 昨年同様1株だけ植えるつもりです。 予備を含めて3ポットに種(タキイのダイナ)を播きました。
昨夏(7月13日付)のブログへは ここをクリックして下さい。
木曜日, 3月 16, 2006
夏みかんのマーマレード
春蘭(しゅんらん)の花茎が立ち上がり 花も咲きかけています 早速写真に撮りました。
春蘭の花は 何時咲いたのか気が付かないほど 色も形も大きさも地味で目立ちません。 そんな春蘭の花を教えてくれるのは 黄色く丸々育った「夏みかん」なのです。
お隣の庭に大きな夏みかんの木が植っていて この頃になると黄色く色付いた実がたわわに付きます。 そして 強い南風が吹いて木を揺すると熟れた実が落され お隣の屋根を伝ってころころ転がり 大ジャンプをして我家の庭の春蘭のそばまで転がって来ます。 夏みかんを拾いに行って 春蘭の花を教えられると言う訳です。
お隣からは この大きな夏みかんを 毎年20~30個頂くことになっています。 外観は見事な夏みかんですが 酸味が強くそのまま食べるのは厳しく お隣もマーマレードにして利用されています。 お隣が農薬を散布されているのを見たことはありませんので 貴重な無農薬夏みかんであることは間違いありません。 安心して夏みかんを皮ごと全部食べられます。
その夏みかんで マーマレードを作りました。
夏みかん8個(実が大きいので我家の鍋の限界)を洗って 十字に切り込みを入れて皮を剥き 鍋に入れて強火で2回ふきこぼしをし 冷めたら薄く切ります。 皮をふきこぼしている間に 実の方を一つづつ袋から出して 種も除きます。 袋と種を除いた皮と実のネットの目方と同量の砂糖と蜂蜜を加えて一晩寝かせます。 翌朝 火を入れて 夏みかんの皮が透きとおれば出来あがりです。
お隣が作られたマーマレードと交換し合って お互いのノウハウを共有しています。
頂いた夏みかんは3回ほどに分けてマーマレードを作りますが かなりな量のマーマレードが出来ますので ビンに入れて常連の方々にお分けします。 それでもなお保存ビン3本ほどの財産が残って 長期間にわたってパンの友や料理や菓子作りなど存分に頂けます。
土曜日, 3月 11, 2006
ローズマリー2世
ローズマリーが石垣を覆い隠すように這い茂っているカントリーハウスの写真を見たことはありますが タイル塀にローズマリーが花を咲かせているのは希少な写真だと思います。
我家の駐車場の塀は 高さ1m40cmのタイル張りで 塀の厚さは15cm その場所は午前中は日当りが良く雨も掛かります。 草花にとっては比較的条件が良いので 鉢植えの花をそこに並べています。 一時期 這性のローズマリーの鉢を置いていました。 そのローズマリーは花付きのいい株で 何時も花を咲かせていました。
或る時 その植木鉢の陰の タイルの継ぎ目にローズマリーの芽を見つけました。 まさか? と思いましたが タイルの継ぎ目に貯まった砂埃にローズマリーの種が落ちて 芽を出したのです。
それからは ”ここで何時まで耐えらるのだらう おかしくなりそうなら植え替えてやろう” と注意して見て来ましたが この春 ついに花まで咲かせたのです。 ”はたして根は何処まで伸びているのだろう? タイルを剥がし落すかもしれない”そのような力を感じています。
農園の野菜は勿論のこと ほとんど手入れをしていない庭の草花達にも 思いもよらない偉大な力が備わっていることを 今更ながら思い知らされました。
ほとんど手入れをしていない庭の草花達の 最近の写真はここをクリックするとその小さなアルバムが開きます。
金曜日, 3月 10, 2006
九条ネギ
水曜日, 3月 08, 2006
庭の花々
文字通り一雨毎に春が進むこの頃に 我家の梅も咲き出します。
雨上がりの朝日が差して光線の具合も良し 寒さも和らぎ スリッパで庭に下りて 梅の花を写真に撮りました。
カメラを下げたままで庭をよく見ると 下草のあちこちにも 控え目に咲く花が見えます。
その朝 庭の花を一気に撮って回り 小さなアルバムに纏めました。 この部分をクリックすると アルバムがご覧いただけます。
金曜日, 3月 03, 2006
トマト苗の鉢上げ
立春の翌日に種蒔きをし 30日が過ぎたトマトは まずまず順調に育っています。 今日は朝から久し振りで日光が差し込み 気温も上がって 3枚目の本葉の芽も生き生きとしているように見えました。
天候も良いので トマト苗をポットに鉢上げしました。
12センチのポットに育苗用の培土を詰め込んで 土の温度を上げておき 午前中の暖かい時間に 育苗セルから慎重に苗を抜いてポットに移植し たっぷり水をやりました。 写真でご覧の通り 温室が小さいので 多くのポットを入れると 苗がどんどん大きくなるとお互いに混み合い 徒長の要因にもなります。 それで 12センチポットを12個だけ入れて育てています。 毎年 トマトは10株定植していますので あまり余裕はありません。
苗が活着するまでの4日間ほどは 最低温度の設定を15度にして 活着すると12度ぐらいまで下げます その後は週に1度ぐらいづつ下げて 定植の前には8度ぐらいにもっていく計画です。
水遣りは午前中に行い 夜まで水が残らない程度に加減し 苗の徒長には注意していますが 温度管理も含めてどうしても過保護になり勝ちです。
木曜日, 3月 02, 2006
春蒔きのルッコラ
昨秋9月30日付けのブログで秋播きルッコラ「ジルジール」のことを書きました。
その時 育ち盛りのだったジルジールは 冬の間 新鮮な生野菜を食卓に贈り続けてくれました 今は 株数も少なくなり 葉数も減って 真っ直ぐ立っているのがきつそうです。 この冬の寒さが厳しかったのでしょう その姿は例年よりもきのどくに見えます。(小さな写真で残すことにしました)
そのようなことから 例年は もう少し暖かくなってから播いていました春蒔きのルッコラを 今日 種播きしました。
上記のブログにも書きましたが 秋播きのルッコラは「ジルジール」の種でしたが 春蒔きのルッコラはミラノの種屋さんで買い 持ち帰った(RUCOLA)の種袋から出して播きました。 まだ地温が低いので ベタ掛けをしておきました。
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