このブログは 小さな家庭菜園での野菜作りを中心に 写真を付けて メモ風に書いています。 平素 ”目肥” 即ち よく観察をして 野菜の要求を悟り 即時に対応するよう心がけています。 さて このブログを通じて 多くの家庭菜園 愛好の方々と お交わりが出来たことに感謝しています。 これからも「菜園ブログ」の軸はぶらさないで 少しづつ 範囲を広げながら 続けて行きたいと思っています。
金曜日, 6月 30, 2006
オクラの花が咲く
ここ一両日は梅雨の晴れ間の太陽が照り付けて 温度計の指示以上の暑さを感じます。
防虫網のトンネルを外したとたんに アブラムシに悩まされたオクラも 気温が高くなると 葉も茎も逞しくなってきました。
1番花は蕾の状態で枯れ落ちましたが 今日3株で立派な花が咲きました。 数日後には初取りの柔らかいオクラが戴けます。
オクラは暑い時期の作物なので 根に線虫(ネマドーダ)が付き易く 付くと成長が止って収穫が上がりません。
一方 アフリカンマリーゴールドの根から分泌される成分には ネマトーダ抑制効果があります。 ネマトーダが付き易い遅蒔きの胡瓜やオクラのコンパニオンプランツとして混植しています。 花の観賞が目的ではないので 丈夫で匂いの強いアフリカンマリーゴールドの種を買ってきて苗作りをしています。 アフリカンマリーゴールドは1メートル近くに伸びるので 胡瓜やオクラよりも遅らせて苗作りをし 胡瓜やオクラの成育状態をみて 同じ畝に適当な本数を定植しています。
マリーゴールドは今のところ オクラに遠慮しながら背を伸ばしている段階ですが 間もなく 大きくて強烈な色の花を咲かせて オクラのおとなしい花を圧倒します。
土曜日, 6月 24, 2006
ステビア効果?
ステビアの茎・葉を乾燥・裁断して 堆肥と一緒に畑へすき込むとトマトが甘くなると言われています。
詳しくは4月28日のブログ「ステビアの効き目は?」(クリックするとご覧になれます)に記載しました。
今回はその実験?結果の第1回報告です。
今日は 梅雨の晴れ間で 赤く熟したトマトは朝日に映えて ひときわ目につきました。
トマトの甘味を比べるためには 熟し度合いが同じトマトを選ぶ必要があります。 今朝の完熟トマトの収穫は 普通のトマトとミニトマトを合せて写真に写っている通りです。
この中で甘さ比べの対象になるのは ミニトマトです。 ミニトマトは同じ品種で 同じ様に苗を育て 同じ日に定植したものです。 写真に写っている赤鉛筆の左側がステビアを透き込んだ実験畑で育っている方で 右側はステビアが入っていない従来の畑で育っています。
甘さの比較判定は「ためしてガッテン」方式を採用 ステビアのことを知らされていない複数の人(若い味覚の衰えていない人を含む)に食べ比べてもらい 「甘味のあるのは右か?左か?」を挙げてもらいました。
結果は半数強の人は左(ステビアの入っている方が甘い)と挙げ 残りの人も「酸味が少ない」とか「食べ易い」と言って左を挙げ 右を挙げた人はゼロと言う結果でした。
確かに左の方が甘くて美味しいトマトですが この結果だけで「ステビア効果はある」と言い切れるでしょうか? もうしばらく食べ比べることにします。
金曜日, 6月 23, 2006
アカンサスの花
4月3日のブログに掲載した庭のアカンサスに花が咲きました。
1週間ほど前 株の中央から突然 棒の様な花芽がスルスルと伸びてきました。
一昨年友達の庭で花の咲いているアカンサスを見せてもらい その秋に 友達は「3年経ったら花が咲くよ」と言ってショベルで1株掘り起こしてくれたものです。
その後 庭に根付くまでに1年以上かかりました。 今年の春になって 葉の色・形ともにアカンサスらしく堂々とした株になり ブログにも登場するようになりました。 そして「3年目」を迎える来年の夏には花が咲くだろうとの期待を込めて眺めていました。
したがって 花芽がスルスルと伸びてきた時は 「もしや」と「まさか」が交じり合った気持ちでした。
日一日と花芽は膨らみ 下から順番に花が開いてきました。
よく見ると アカンサスの一つ一つの花は 柔らかく 色はうっすらとピンク模様の入ったた白で そのゴツイ葉とは違った感じがします。
木曜日, 6月 22, 2006
梅雨空はいつまで?
うっとうしい梅雨空が続いていますが 気温は夏日の日が増えて 夏野菜の代表格である胡瓜、トマト、ナスは収穫期に入っています。
胡瓜は太るのが早くなり 朝と夕の日に2回収穫をした方が形のいい胡瓜が取れます。 トマトも1段果が色付いて 完熟した真っ赤なトマトが取れています。 出遅れていたナスも写真で見られるように いい花が咲いて各枝の2番果が収穫期を迎えています。
この時期は 多くの収穫が得られる一方で 高湿度と高温度による害虫や病気に対する監視が一段と必要な時期でもあります。
沖縄と奄美地方は梅雨明け宣言が出ました。 天気図を見ると 南の太平洋高気圧は西の方で少し勢力を伸ばしていますが 対抗する北のオホーツク海高気圧は 依然として健在で 衛星写真のインド洋からチベットを通って 中国を横切りジェット気流に乗った雲の列はまだハッキリしています オホーツク海高気圧への援軍はまだまだ続きそうに見えます。
素人予報士の予報では 関東地方は もうしばらく 梅雨空が続く覚悟を必要としそうです。
日曜日, 6月 18, 2006
インパチェンス
四月の中頃に種を播いたインパチェンスに花が咲きました。
家庭菜園では 誰でもいろいろな種類の野菜を少しづつ植てみたくなります。 従って 種を小袋で購入して来ても一度の種播きで播く量はほんのわずかで 必ず袋に残ってしまいます。 そして次回の種播きまで袋のままで保存することになります。
私はこれらの種袋をタッパーウェアに纏めて入れ冷蔵庫の中で保存しています。(種屋さんは聞きたく無いでしょうが)先日ブログに掲載しました九条ネギの種は かれこれ十年の間このようにして保存された種です。 それでも発芽率は100%に近く どの株も正常に育っています。 もっとも 枝豆などの豆類はこのような保存法では発芽率が悪くなるなど 全ての野菜に万能と言う訳にはいかない様です。
さて 四月の中頃 このタッパーウェアの一番底に インパチェンスの使い残した種が入った古い種袋を見付けました。 何時頃購入したものか記憶はありませんし 袋に記載もありません 少なくとも十年は経っているでしょう。 袋の底にはゴミ屑の様に見える黒くて小さい種が 固まった状態でありました。
種袋の説明書きを読むと「苗さえ出来れば、その後は作りやすい花です」とあります。
15個ほどのポットを準備して 小さな種を数粒づつ播き 上から軽い種播き培土にピートモスを加え更に軽くして薄く覆土をし 目の細かいジョロでソット潅水しました。 20度を目安に温度管理をして5日目に動きが見えて 6日目には10ポットほどに発芽が確認出来ました。
2ヶ月過ぎた今 12ポットに花が咲きました。 種袋の絵には白い花が3分の1ほど見えていますが 現実の白い花は12分の1です。 インパチェンスは濃い色の活力が強いようです。
いずれにしましても 植物の生命力を改めて思い知らされた一件でした。
この雨が上がると ポット一杯になった株は 庭の木陰のあちこちの植えるつもりです。 秋口に一度強剪定をすると インパチェンスは11月頃までおもいおもいの花を咲かせ続けるでしょう。
木曜日, 6月 15, 2006
九条ネギの苗
日曜日, 6月 11, 2006
育ち盛りの胡瓜
胡瓜の蔓は 1日で4cm近く伸びるようです。
蔓の伸びの正確な測定法は判りませんが 定植後50日強で180cmの胡瓜ネットを超えましたので 単純平均でも 1日当り3.6cmになります。
菜園の胡瓜は3本仕立にしていますので その3倍の親蔓とそれぞれの子蔓を毎日伸ばしていることになります。 更に 節々に花を付けて日に4~5本もの実を成らせています。 この胡瓜の何処にそのような活力が秘められているのか 不思議な気がします。
その胡瓜の様子を写真に撮りました。
親蔓は 胡瓜ネットのトップに近づきその節々に花を咲かせて実を成らせています。 また子蔓を盛んに伸ばして胡瓜ネットが見えなくなるほど葉の数が増え続けています。
今が胡瓜にとって最も活力の旺盛な育ち盛りです。
金曜日, 6月 09, 2006
赤くなったミニトマト
ミニトマトは今6段目の花が開花して 背丈は私の顔まで伸びています。
1段目の花房は写真で見られるように長い房状に実が付いています その最初の数個が赤く色付いてきました。 1段房でも先の方ではまだ開いたばかりの黄色い花が咲いています。 この1段房は元と先との時間差が2ヶ月以上もあることになります。
ミニトマトは毎年ドライトマトを作るために2株植えていますが 初穫りの頃は物珍しさと まだこの頃は気温も低いのでミニトマトの皮が柔らかくそのままで食べ易いこともあって 生食での人気が高く ドライトマトを作るほどミニトマトが貯まりません。
とは言いましても 間もなく大玉トマトが赤くなってきます。 そうなりますと 木で真赤に熟させ朝穫りしたどっしりと重い大玉のトマトの美味しさにはやはり敵いません。 ミニトマトは冷蔵庫の野菜室に貯まって 梅雨明けの真夏の太陽を待つことになります。
ドライトマトはやはり 梅雨が明けて真夏の太陽が照付ける頃に作ったものが「旬のもの」でしょう。
土曜日, 6月 03, 2006
ピッコロ人参
家庭菜園では狭い畑にいろいろな種類の野菜を作ろうとします。
そのために 苗を自宅で作って作付期間を短縮したり 野菜作りのスケジュールを立てて畑に空が出ない様にと いろいろ工夫をしています。
さて 人参は栽培の適期がずれていることや 苗作りが効かないこと等 そのスケジュールの中に入れ難い野菜の一つです。 そこで 毎年春播きの小松菜等を収穫した跡地に この「ミニキャロット(タキイのピッコロ)」を3筋ほど播いて 人参作りの真似事を体験しています。
「ピッコロ人参」は2ヶ月半ほどで 人差し指ぐらいの可愛い人参に育ち 薄い輪切りにして生サラダで戴きます。 甘味があって美味しいし 色合いも良く 更に ピッコロの葉の柔らかいところを混ぜるとパセリ感覚でこれも結構いけます。
小さいながらも人参の仲間ですから「発芽さえ揃えば 半分出来たようなもの」で 葉物野菜のようにして育てられます。
発芽後は2回ほど間引きをして 土が乾燥し過ぎないように堆肥でコンポストマルチをします。 途中で2~3回液肥を施します。
写真は1回目の間引きを終え かるく堆肥を根元に撒いた様子を撮ったものです。
ところが今朝は予定外の作業が入りました。 根元に敷きつめた堆肥の陰に根切虫が隠れていて 夜中に這い出して数株の根を食いちぎりました。 無残に倒された人参の姿を今朝見付け 他の作業をそっちのけにして 根切虫を摘み出すまで掃討作戦を続けてしまいました。
木曜日, 6月 01, 2006
ナスの姿
ナスの一番果が やっと付きました。
今年の春の気象条件は ナスにとって心地よいものでは無かったようです。 農園のナスは 何処の畑のも その姿が良くありません。
通常育ち盛りのナスの下葉はバトミントンのラケットほどに大きく 緑色が鮮やかになり下45度にに開きます。 そして 上の方の葉は艶やかに伸びて 上45度に開きます。
その姿はあたかも 「両足を開いて 大地をシッカリと踏み付け 両手を大きく天に差し伸べて 太陽を戴く様な姿」と形容されます。
今年のナスは 皆ひょろ長く 葉色もどす黒くて 大地を踏み付けて太陽を戴く姿ではありません。 例年なら 株が茂り過ぎるので 実を付ける癖をつけるために 1番花は開花した日にトマトーン50倍液を付けて 着果を確実にしています。 今年は逆に 株への負担を軽減するために幼果で収穫します。
これから 夏日の日が続き ナスも本来の姿になることを期待しますが 同時に 地温が上がると 連作障害の半身イチョウ病が発生する心配もあります。
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