朝晩の気温が低くなりました。
写真の長ナスも葉の色は青々として 花も次々に咲いていますが 花の咲いている位置が成長点に近くなり また 実も暑い頃は4〜5日で収穫基準の30cm長さになっていたのが 数日前からほとんど大きくなっていません。
長ナスを片付けて 秋野菜に席を明け渡す頃になりした。
このタイの長ナスとは 始めてのお付き合いでしたので いろいろなことを試してみました。
まず waka3さんから送って頂いた種を トマトの種蒔きと同じ節分の日にポットに蒔きました。 トマトの育苗期間は60日ナスの育苗期間は90日と言われていますが ナスを5月初めに定植するのならよかろう言うことで トマトと同じ温室の中で 同じ温度条件で育てました。
次に 連作障害の進んだ畑に 継木でないナスを一本だけ植える事はリスクが大きいと思い 畑の土とは全く無縁の土を調合して 植えることにしました。 手許にあった30cm立方ほどのプラ箱に 小粒の赤玉土と若干のバーミキュライトを加えた土に 苦土石灰と肥料成分に富んだ自家製の堆肥を容積比で30%ほどタップリと混ぜて詰め 5月の連休明けに定植しました。
潅水と追肥については 株の様子を窺いながらの手探りでした。 潅水は 土の量が少ないのですぐにからからになります 気が付いた都度一回に3〜4リッターの水ないしは胡瓜にやっていた液肥ををタップリ撒きました。 追肥は10日〜20日の間隔で 888の化成肥料を一握り箱の辺に沿って撒き土に混ぜました。
剪定は 3本立ての各枝について安全を見て2芽を残した剪定を 普通の千両ナスと同じ7月中にしました。 同時に植箱の周りにスコップを差し込んで根がコチコチに固まっているのをほぐし 自製堆肥に過燐酸石灰を少し加えて詰めました。 根の窒息を緩和する心算で箱の四隅に直径1cm弱の穴空きパイプも差し込みました。
このやり方で 株は2メートルほどに大きくなり 10月一杯収穫が出来ました。 果長30cmで 皮の柔らかい長ナスが剪定前に30本 剪定後に40本 合計約70本ほど穫れました。
(農園の連作障害でナスの作付けを諦めておられる方も この方法でやれば継木苗で無くても ナスが秋まで穫れます。 参考にして頂ければと思います。)