このブログは 小さな家庭菜園での野菜作りを中心に 写真を付けて メモ風に書いています。 平素 ”目肥” 即ち よく観察をして 野菜の要求を悟り 即時に対応するよう心がけています。 さて このブログを通じて 多くの家庭菜園 愛好の方々と お交わりが出来たことに感謝しています。 これからも「菜園ブログ」の軸はぶらさないで 少しづつ 範囲を広げながら 続けて行きたいと思っています。
金曜日, 9月 30, 2005
秋播きのルッコラ
数年前 夏の終わりに アラブの国で仕事をされている方から 一袋の種を頂きました。 袋には「ジルジール」と書いてあり "現地でのルッコラの呼び名" とのことでした。
「ルッコラ」は地中海沿岸が原産地ですが 世界中に広く栽培されていて「ロケット」とか「エルーカ」と呼ばれたり 日本では「キバナスズシロ」黄色い花を咲かせる大根と言うことでしょうか? いろんな呼び名があります。
9月に入ってすぐに その「ジルジール」を筋播きしました。 彼岸が過ぎる頃から 柔らかくて美味しそうな本葉が2~3枚出てきたところを 写真に撮りました。 これから 込合ったところを間引採りしながら 株間を10cmほどに広げてゆきます。 その後は 大きくなった葉を茎際で切りとって収穫すると 次々と新しい葉が伸びてきて 冬の間中 新鮮なサラダ野菜として重宝します。
私の菜園では この秋播きルッコラに続いて 4月の始めに 春播きのルッコラを育てて 10月から翌年の6月まで 真夏の時期を除いて ルッコラを周年栽培しています。 ルッコラは収穫後 葉が変色する性質があるので 新鮮な葉色のルッコラを頂くために菜園で欠かさずに育てています。
春播きのルッコラは イタリア旅行の際にミラノの種屋さんで買ってきた種(Rucola)を播くことにしています。 理由は たわいない話ですが その時の旅行はイタリア国鉄のローカル(各停)電車を乗り継ぐ旅でした。イタリア国鉄は比較的時間厳守の運行をしていると聞いていましたので 乗り継ぎの電車まであまり時間が無く ラヴェンナの駅前の喫茶店?で 最速のテイクアウト弁当を買い求めて プラットホームのベンチで昼飯にしました。 その時の弁当が 新鮮なルッコラの葉っぱ2枚と ありふれたスライス・チーズを パンの間に挟んでパンの両面に薄らと焦げ目を付けただけの簡素なものでした。 ところが そのルッコラの風味を忘れられず このイタリア・ルッコラを我が菜園でも育ててみようと思い ミラノ宿泊中に市内の種屋さんを捜して種を買い 持ち帰りました。
そんなことで 秋播きは「ジルジール」を 春播きは (Rucola)を播いています。
金曜日, 9月 23, 2005
ネギの季節
「ネギの彼岸播き」と言われるように これからがネギの季節です。
春の彼岸に種を播いて 苗を作り 7月の始めにその苗を堀あげて 一畝に定植しました。 その後2回 軽く追肥と土寄せをしましたが 写真の通り ネギはこの暑い間 半分眠っていたように見えます。
春の彼岸から半年も経った今から ネギはいきいきして 葉の色も鮮やかになってきます。 更に秋も深まって 霜が降りる頃には この九条ネギは葉の部分も柔らかく また香りも良くなって いろんな料理や薬味に無くてはならない食材になります。 特に寒い時の鍋物では 鴨は無くともネギは欠かせません。
寒風対策を少し施してやると 来年の春 ネギ坊主が出る迄菜園に置いて 使う時に必要な分を抜いて帰って 利用できます。
日曜日, 9月 18, 2005
白菜を植える
今日は 日の入が午後5時43分 月齢は15.3
中秋の名月です。
白菜の苗は ここ数日 急に大きくなって 12cmのポットから溢れそうになってきました。
午前中 マルチに10個の植穴を空けて ネコブ病の薬を植穴の土に混和し 植穴一杯に水を張って湿り気を与えておきます。 苗の方にもポットの底から水が出るぐらいにタップリ水を遣っておきます。 防虫ネットと黒寒冷紗のトンネルを張り終えると これで定植の準備は完了 一度家に帰ります。
夕方 日の入の少し前 苗に直射日光が当らなくなる頃に 菜園に出て来ます。 午前中 植穴に張っておいた水は完全に引いて 定植作業に支障ない程度の湿り気になっています。 ポットの苗を慎重に抜き出して 植穴に入れて 苗がフラつかないように首元までシッカリと土寄せします。 一株一株の根土を軽く押さえてから 苗の根土が植穴と馴染むようにゆっくりと水を遣ります。 次に 藁を葉の下に敷いて 真昼の太陽で熱くなったマルチの上で 白菜の葉がフライパンの炒め野菜にならないように気を配ってやります。 最後に 防虫ネットの裾をシッカリと押さえておきます 「ヨトウ虫」が来て 折角植えた苗の生え際を食いちぎられてはたまりません。
こうして全ての作業を終えると 周りはすっかり暗くなっていました。 腰を伸ばすと 農園東側の 桜並木の間からオレンジ色の大きな満月が顔を覗かせていました。 心地よい秋の気の中で しばし月見の一時でした。
中秋の名月です。
白菜の苗は ここ数日 急に大きくなって 12cmのポットから溢れそうになってきました。
午前中 マルチに10個の植穴を空けて ネコブ病の薬を植穴の土に混和し 植穴一杯に水を張って湿り気を与えておきます。 苗の方にもポットの底から水が出るぐらいにタップリ水を遣っておきます。 防虫ネットと黒寒冷紗のトンネルを張り終えると これで定植の準備は完了 一度家に帰ります。
夕方 日の入の少し前 苗に直射日光が当らなくなる頃に 菜園に出て来ます。 午前中 植穴に張っておいた水は完全に引いて 定植作業に支障ない程度の湿り気になっています。 ポットの苗を慎重に抜き出して 植穴に入れて 苗がフラつかないように首元までシッカリと土寄せします。 一株一株の根土を軽く押さえてから 苗の根土が植穴と馴染むようにゆっくりと水を遣ります。 次に 藁を葉の下に敷いて 真昼の太陽で熱くなったマルチの上で 白菜の葉がフライパンの炒め野菜にならないように気を配ってやります。 最後に 防虫ネットの裾をシッカリと押さえておきます 「ヨトウ虫」が来て 折角植えた苗の生え際を食いちぎられてはたまりません。
こうして全ての作業を終えると 周りはすっかり暗くなっていました。 腰を伸ばすと 農園東側の 桜並木の間からオレンジ色の大きな満月が顔を覗かせていました。 心地よい秋の気の中で しばし月見の一時でした。
月曜日, 9月 12, 2005
カリフラワーのその後
カリフラワーについては8月の始め「秋作の苗作り第1陣」として ブログに公開しました。
その頃は5cmにも満たない ヒョロヒョロとした苗の姿で写真に写っていましたが その後 8月25日ごろ定植 それから半月強経った現在は 全株が揃って 逞しく成長した姿を見せています。
カリフラワーは 病気に罹ることは無さそうですが 定植をして以降現在までは 暑さと 乾燥と 害虫との戦いでした。 畝の表面は 暑さと乾燥を和らげるために 前作の胡瓜に使っていた敷き藁やゴザの中で 良さそうなのを再利用しています。 またトンネルは1mm目の防虫ネットの上に 黒の寒冷紗を重ねて日除け対策を施し 防虫ネットの裾は 出来るだけ虫が潜り込まないように隙間を少なくしてきました。 水遣りは 苗の活着後は 適当な間隔で雨が降ったので ほとんど遣らずにきました。
これから 1回目の追肥と 土寄せ 支柱立てをしてやると 間もなく カリフラワーの頭が トンネルにつかえます。 その頃には 涼しくなり 害虫の攻撃の矛先も少しは鈍ってくるので 鬱陶しい防虫ネットも取り払われて カリフラワーは伸び伸びと葉を広げられます。
なお 同じ時に種蒔きした ブロッコリーとカキ菜も 別の場所で順調に大きくなっています。
木曜日, 9月 01, 2005
白菜の種播き
秋野菜の種播き 第2陣は白菜です。
8月の20日が過ぎると 12cmの大型ポットに 種播き専用の培土を固く詰めて4~5粒の種を播きます。
ポット播きよりも 圃場に直接種を播いた方が 白菜の直根も伸び易く 定植の手間もかからずにいいのです。 ところが 涼しくなるこれからは コオロギや小バッタ等害虫どもが増えてきます。 彼らは防虫ネットが張ってあっても 何処からか潜り込んで白菜の芯を食い 植穴に1株もまともなのが残らないことが起こります。
もう一つの事情として 白菜の幼苗期は 株と株の間で成長の差が大きいことです。 どう言う訳か 成長の良い株がかたまっている植穴と 良い株が全く無い植穴が出来ます。 白菜が大きく葉を広げて 成長するために必要にして充分な間隔に 植穴を配置している計画が崩れてしまうのです。
そのようなことから 白菜の直播きは止めて ポット播きに決めています。 必要な植穴の数に対して 3割ほど多い数のポットを用意します そして4~5粒づつ種を播きます。 発芽したら 先ずポットの中で選別して一株にします。 次いで ポット間で優劣を比較して 必要な株数の定植苗が選ばれます。
虫の攻撃をかいくぐり 順調に成育した苗だけが 一人前の白菜になれる資格を得ます。
写真の苗は やっと本葉が出始めたところで これから選別を受ける前の段階です。 今年も 例年同様 11月採りの早生と 正月採りの中生種の二種類で 植穴9っに対して 合計12ポットの苗を育てています。
さて 秋野菜の種播き第3陣の大根は 9月の10日前後 間もなくです。 さらに 大根の間引きが始まる頃には 菊菜・水菜・ルッコラ等 葉もの野菜の種播きが続きます。 その頃は 秋野菜の最盛期になり 菜園も賑やかになってきます。
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