木曜日, 9月 01, 2005

白菜の種播き


秋野菜の種播き 第2陣は白菜です。
 8月の20日が過ぎると 12cmの大型ポットに 種播き専用の培土を固く詰めて4~5粒の種を播きます。
 ポット播きよりも 圃場に直接種を播いた方が 白菜の直根も伸び易く 定植の手間もかからずにいいのです。 ところが 涼しくなるこれからは コオロギや小バッタ等害虫どもが増えてきます。 彼らは防虫ネットが張ってあっても 何処からか潜り込んで白菜の芯を食い 植穴に1株もまともなのが残らないことが起こります。
  もう一つの事情として 白菜の幼苗期は 株と株の間で成長の差が大きいことです。 どう言う訳か 成長の良い株がかたまっている植穴と 良い株が全く無い植穴が出来ます。  白菜が大きく葉を広げて 成長するために必要にして充分な間隔に 植穴を配置している計画が崩れてしまうのです。 
  そのようなことから 白菜の直播きは止めて ポット播きに決めています。 必要な植穴の数に対して 3割ほど多い数のポットを用意します そして4~5粒づつ種を播きます。 発芽したら 先ずポットの中で選別して一株にします。 次いで ポット間で優劣を比較して 必要な株数の定植苗が選ばれます。
 虫の攻撃をかいくぐり 順調に成育した苗だけが 一人前の白菜になれる資格を得ます。
 写真の苗は やっと本葉が出始めたところで これから選別を受ける前の段階です。 今年も 例年同様 11月採りの早生と 正月採りの中生種の二種類で 植穴9っに対して 合計12ポットの苗を育てています。
 さて 秋野菜の種播き第3陣の大根は 9月の10日前後 間もなくです。 さらに 大根の間引きが始まる頃には 菊菜・水菜・ルッコラ等 葉もの野菜の種播きが続きます。 その頃は 秋野菜の最盛期になり 菜園も賑やかになってきます。

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