
箒草が真赤に色着き 碁盤の目に区切られた農園のあちこちに あたかも街燈の光が灯されたかのように目立ちます。
農園では 箒草が雑草化したのか年々その数が増えて この季節になると菊の花の次に多く目につくようになりました。
ほんの一月ほど前は柔らかい緑のボンボリの風情でしたが 急にゴワゴワした感じになり一見して箒を連想出来るようになると アッと言う間に真赤に色着きました。
とりわけ 夕日に映えるとその赤が輝いて見えます。
農園の南西方向には クヌギ林の公園があります。
11月になると夕日はそのクヌギ林の方角に沈み 高いクヌギの梢が農園の日没を早めてしまいます。
今日は 真赤な箒草を写真に撮ろうと3時半に農園にやって来ましたが 既に夕日はクヌギの梢にかかり 農園の半分は日陰になっていました。
まさに日陰に入ろうとする所に 先端が赤く光った箒草があり その箒草を背景に咲いている菊の花と茎は夕日を背景にして細い銀色の線で縁取られたように輝いていました。
言訳がましくなりますが ツルベ落しの夕日に追われ カメラの条件設定の間もなくシャッターを押してしまいました。(写真面をクリックして頂くと 画面が少し大きくなります)