水曜日, 4月 21, 2010

トマトの定植とニンニクの近況

 例年は サクラの花が散る頃になると この辺りでは 霜が降りるような寒い朝はほとんどありません。 朝の温度が低いと トマトの生殖成長に悪影響をあたえると言われていますので サクラの花が散る頃に 一段花房が開花しているように逆算して 節分に種を蒔いて 苗を作っています。

 ところが 苗は計算通りに成長しましたが 41年ぶりに 4月の半ばが過ぎてから雪が積もる異常気象のために狂いが生じてしまいました。
 温室の中で 花が咲き トマトーンを着ける時期まで 纏足状態で軟禁され続けた苗を 定植することになりました。
 ご覧のトマトは 中玉トマトで 普通トマトに比べると苗の生長は一週間ほど早く 一番花は 既に実が膨らみ始めているようです。
 気象予報によりますと まだ これからも 気温の低い朝が来る可能性がありそうです。 防虫網トンネルの上に もう一枚穴空きフィルムを被せて 保温対策を施しています。
 朝は寒くても 昼間 晴天の日には 4月の陽は9月並みの角度で差し込み トンネル内の温度は40℃を超えてしまいます。 従って 晴天の日には 朝は 穴空きフィルムを絡げに 夜は フィルムを被せに 当分の間は 日に2回農園通いを強いられることになります。
 この角度の写真では 見難のですが 今年も 苗は寝かせ植えにしています。 本葉の下から3〜4枚は 土の中に埋まって 先の部分が持ち上がっています。
 また 昨年の実績に基づいて 今年は 全株2本仕立てにしています。 一段花房直下の脇芽がそのまま伸びているのがご覧いただけます。

 隣の畝のニンニクは 寒い冬を此処で過ごしてきましたので 4月になると 葉も長く伸び 茎も太くなってきました。
 始めてのニンニク作りですので 不安半分 期待半分です。 この太い茎から連想して 見えない球根はかなり期待出来るのではないか?と つい贔屓目に思いたくなります。 

火曜日, 4月 13, 2010

次々と芽吹き

 4月の半ばになっても 菜種梅雨の気圧配置が残っています。
 冷たい雨の日と 日差しがある日との温度差は10℃近くもあって 何時までも冬の上着を手放せません。

 写真は農園に近く 玉川上水沿いの道が 人見街道を横切る所に立っているケヤキの大木です。 その根元には 元禄時代に造立された庚申塔が 小さなお堂の中で 昔ながらの姿で立っています そして 近くに住む人の手で飾られたお花は 今も絶えることがありません。
 然るに 現在この辺りの玉川上水を挟んで 自動車道路の建設が進んでいます。
 この庚申塔とケヤキの大木は残ると言うことですが この辺の景観は 間もなく大きな変貌を強いられることになるでしょう。
 ご覧の通り この春も サクラは艶やかな花で飾り ケヤキの梢は力強い芽吹きで 大きく 存在をアッピールしています。

 農園には ネギの苗作りに適した場所が空いていなく 今年もプランターに種を蒔き 苗作りをしています。 
 このところ 気温の低い朝が続き 例年よりは日数がかかりましたが やっと ネギも 芽吹きを始めました。
 大型プランターに2筋種を蒔きましたが 手前は西洋ネギで 向こう側は九条ネギです。 
 これから 数回の間引きをして 苗丈が10cmほどのなると株間を3~4cmに広げて コンポストマルチを敷き詰めて 土が乾かないようにし 上に伸びる根を大事にしながら シッカリした苗に育てます。 

 ズッキーニは 芽吹きと言うには語弊がありますが 2~3日前にポットに蒔いた種が 温室の中で 早々に芽を出してきました。
 寒さに強くないズッキーニは GW明けに定植出来るぐらいのスケジュールがいいのですが この調子で育つと それまで待てないかも知れません。
 更に この種類は 雄花よりも雌花が先に咲く傾向がありますので あまり早く成長すると 農園中 受粉の相手 婿探しに苦労することになります。