月曜日, 7月 11, 2011

梅雨明け十日

 梅雨明け十日の 真夏日が続いています。
 この夏は 節電が求められていますのに 例年よリも 一週間ほど早く猛暑が到来しました。
 農園の夏野菜も いよいよラストスパートの時期になりました。

 5段目のトマトが揃って真っ赤に色づきました。 1段目の花が咲く頃は 気温も低く 同じ花房でも 開花の日に差があり 実が赤くなるのも 1番花の実から 日を追って順に赤くなります。
 また この花房は 選果していないのに 3果しか実が付かず その分 それぞれの実が大きく立派になりました。 最大のものは 370グラムもありました。
 梅雨が明けて 真夏の太陽が照りつけると トマトの皮が痛められて裂果します。 従いまして 7〜8段目以降の花房に付いた実は 真っ赤に熟れる前にダメージを受け 姿のいい 完熟のトマトを得難くなります。

 夏野菜の中でも 暑さに強いシシトウ類は「我がシーズン到来」と 白い花がいっぱいに咲いています。
 今年は 4メートルほどの一畝に シシトウ類を纏めて植えました。
 写真の 手前2株は「鷹の爪」です。 真っ赤な「鷹の爪」は 乾燥させて料理用に使います。 これだけ作っても 嫁入り先は既に決まっています。
 その次の3本は 辛くない「伏見甘長」シシトウです。 フライパンでサット炒め焼いて 醤油を回しかけ 酒をふるだけで ビールのツマに最高です。
 一番奥の3本は 大型シシトウ「福耳」です。 これから気温が上がり 土が乾燥して 養分の吸収が悪くなると ストレスが嵩じて カプサイシンが溜まり 猛烈に辛くなります。 そうなると トウガラシ味噌にして戴きます。
 今の段階で 3種類の背丈は変わらなく見えますが 11月になると「福耳」は私の背丈ほどの高所に実が生ります。

 南方野菜のニガウリも 梅雨明けと共に 葉の茂みの陰から 独特の風貌を覗かせます。
 杉並区役所の青梅街道に面した南面には 2〜3年前から 省エネのために 地上に置かれた大型プランターに ニガウリとヘチマを植えて 6階の屋上まで網を張って 蔓を這い上がらせて 緑のカーテンを吊るしています。
 この夏は 我が家も プランターにニガウリの苗を植えて 2階までネットで蔓を誘引して 省エネを計画しています。
 勿論 実の生ることも大歓迎です。

 3月の末 新農園が決まって 最初に種を蒔いた春人参も収穫期が近づきましたので 混み合った所の間引を兼ねて 手探りで 数本引き抜いてみました。
 春先の 間引き時には 葉が柔らかく 天ぷらで戴けましたが さすがはこの時季 葉は堅くて使いものになりません。 しかし 根っこの方は 香りもあり 甘みもあって ぼつぼつ収穫出来そうです。

 この場所は 秋野菜の カリフラワー・ブロッコリーや 白菜の苗作りのために 使う予定にしていますので 人参は いつまでも居座るわけには参りません。