月曜日, 12月 27, 2010

欲しい時に 少しずつ

 冬の太陽は 冬至を過ぎますと 夕方の日は少しづつ長くなりますが 朝の日の出は遅いままで 気温は下がり続けます。 最近の最低気温は氷点下になることがあります。(新聞テレビに出る 東京の最低気温の表示は 都心の大手町の気温です 西部の この辺りに比べると3℃程高い数字になっています)
 収穫を強要される夏野菜と違って この時期 農園の野菜は 冷蔵庫の野菜室に保存してあるようなものですから 欲しい時に 足りる分だけ使えばよく 甚だ好都合です。
 数日振りで 農園に顔を出した今日も ちょこちょこと 少しづつ収穫して来ました。
 始めに穫ったカブは 太ってぶつかり合っている箇所から 引き抜いてきたものです。
 種蒔き以来 ずっと防虫網のトンネルの中で育てましたので 無農薬の葉が柔らかくて 奇麗です。
 根も葉も 捨てないで美味しく戴きました。

 次は 秋蒔きの常連 ホウレンソウです。
 例年 ホウレンソウは 9月の下旬から 11月の初めまで ほぼ2週間置きに数回種を蒔いていました。
 既に度々書いてきましたが 今年の異常気象の影響で 秋野菜の計画は大幅に狂いました。 ホウレンソウも10月の半ばにやっと種を蒔きました。 普通この頃の種蒔きは 正月用ホウレンソウのタイミングです。
 今日は 混み合っているところのを選んで この秋 初のホウレンソウを収穫しました。 
 この寒さで 赤く色づいた根に おりからの夕日が差して 冬野菜らしからぬ柔らかい姿に見えました。

 3つ目は 西洋ネギ「ポアロ」です。
 不調の話題ばかり続きますが 家のプランターに種を蒔いた 葉ネギと西洋ネギは 発芽の頃に 自宅の外装塗装工事用足場が架かり 陽当たりが悪くなって 苗の生長が妨げられました。
 ハンディキャップを負った その苗を定植したら 今度は異常な猛暑に遭いました。 更に 悪いことは重なるものです 猛暑のために 農園では夏以来 耕作放棄をする人が増え 隣の畑では 腰ほどに伸びた雑草が 秋のヨトウムシの温床となり 越境侵入するムシに か弱いネギは あっと言う間に根元から食いちぎられてしまいました。
 葉ネギに比べて 丈夫なのか ムシにとっては好ましくないのか 西洋ネギは何株か残りました。 その西洋ネギの初穫りです。 太さは 充分ですが 背丈の伸びが良くありません しかし まずは満足です。

日曜日, 12月 12, 2010

やっと収穫期を迎えました

 今年の夏の異常気象は 秋野菜の収穫時期に大きく影響しました。
 12月に入って早生白菜の「無双」がやっと収穫にこぎつけたのです。
 8月の気温が高いために 例年はお盆が明けるとポットに種を蒔いていましたが 今年は 月末ぎりぎりになりました。
 更に 9月に入っても連日 夏日の暑さが続き ポット苗は徒長して しっかりした苗にならず 結局 定植したのは9月の26日になってしまいました。
 これは例年に比べると半月の遅れで 収穫は1ヶ月近くの遅れになりました。
 収穫した「無双」は ご覧の通り 虫食いも少なく 巻きはしっかりしていて 目方は3キロ以上あり まずまずでした。

 次のカリフラワーも早生種の「スノークラウン」です。
 これも収穫は20日以上遅くなっています。
 関東の夏は 通常 昼間の日照で焼けた土も 夕立による打水効果で 夜は温度が下がり 過ごし易くなるのですが 今年は8月の初めから1ヶ月間 夕立も何も 1滴の雨も降らない熱帯夜が続きました。
 従いまして8月初めにポットに蒔いた種が 発芽はしたが順調な生育はせず 特に根の伸びが充分に進まず 土の生え際が細くなって枯れるポットが続出しました。
 農園の誰もが 慌て出して 近くの農家に駆け込みましたが 農家も「自分の畑に植える苗も育たないよ、分ける余裕なんて無い!」と断られるしまつでした。
 結局 9月になって なんとか植えられそうな苗を定植することになってしまったのです。

 スティック セニョオールは ブロッコリーと中国野菜の混成種のために ひ弱な体質なのか? カリフラワー以上に 苗作りに難渋しました。
 10ポットに種を蒔きましたが 半分は枯れしまいました 秋野菜の苗作りでこんなことは始めてでした。
 何とか 定植までこぎ着けたものの 例年に比べると 脇枝の出方が少ない様に思われます。
 例年は2月 3月まで 収穫があるのですが 今年はどうなるのでしょうか。

土曜日, 11月 27, 2010

江戸東京博物館 友の会 『東京新百景』写真展

 最後の夏野菜 ナスやシシトウ類も片付け終えて 冬野菜の収穫までの間 菜園の写真は端境期になりました。

 今回は 去る9月27日付けブログ「写真展をすすめる」の続編として 以下 江戸東京博物館友の会「東京新百景」写真展について掲載します。
 写真展は「JR両国駅」の3番線ホーム通路を借用して開催されました。 
 右上写真の3番線ホームは 国鉄時代に ここ両国発で運行されていた房総線の始発駅として使われていた懐かしい建物です。
 ご覧の通り現在はレトロな雰囲気に化粧されて 修学旅行などの団体列車の始発ホームとして 時々使われているようです。
 このホームへ通じる通路の両側の壁面に、50枚ずつ計100枚の写真が展示されました。
 駅の改札口を入ると 真正面 目の付き易い好位置に この通路があります。
 週日は通勤・通学の人々が 土日には家族連れや 外出の道すがらの人々が立ち寄られました。
 多い日には1日で400人以上の方が入場されて 6日間で 合計2千人以上の入場者数を記録しました。
 会期中は入場者に配るチラシが無くなり 慌てて増刷に走ることもありました。
 公共の場所を借りた為に 壁面への写真のセット方法や 会場の標示ポスターなどで制約もありましたが 両国駅のご協力を得たお陰で 多くの方々にご覧いただけて 成功でした。

 写真は A4の光沢紙で募集をしました。
 うち入選した百枚の写真は 簡単な額に入れられて 撮影者名の順に展示されました。
 右の写真は 私の入選した写真4枚が展示されているコーナーです。
 4枚のうち 右端の1枚はおもいもかけない金賞を受賞した写真です。
 なお 入選が果たせなかった写真も含めて 私が応募した全写真はPicasaアルバムにのせています。
 アルバムの URLは 下記の通りです。(クリックするとご覧いただけます)
 http://picasaweb.google.com/ssgw.mi

 今回の写真展は 友の会 の創立10周年記念事業として企画されましたので 百景の全写真を収録した図録(左の写真)も作成し 全会員に配布されました。
 百枚の写真には タイトルと簡単なキャプション 及び 撮影場所の所在地と撮影者名が付けられて 残したくなるほどの図録に仕上がっています。
 会員の方々でも 行ったことのない所の写真があり ガイドブックにもなると好評でした。

木曜日, 11月 04, 2010

夏野菜の終楽章

  農園で聞く 夕方の時報は「夕焼け小焼け」ですが 「お寺のかね」の音ではなく 警報放送用のトランペットスピーカーが鳴ります。
 夏は このメロディーを聞きながら のんびりと農作業をつづけておれますが 11月になると 手もとが すぐに薄暗くなって 人影もなく うら寂しくなります。
 「福耳」の 白い 小さい花が 1輪 ポツンと咲いているのが印象的です。
 異常な猛暑を乗り越えて 奮闘してきた 夏野菜も 最終楽章を迎えました。
 10月の中程に 最後の追肥を遣った シシトウ類と ナスも みかけは大柄ですが なんとなく生気がなくなっています。
 「福耳」は 7月に 収穫が始まって以来 ずっと生り続け 夏頃からは 花が 房状になって咲きます。
 実の肥大も早く 1週間ほど経つと 左の写真のように 実が 鈴生りに着きます。
 3株も植えておくと 3~4日毎に 40~50個も収穫してきましたが もうこの鈴生りの姿も見納めでしょう。

 ナスは 9月の初めから 柔らかい剪定ナスが穫れ始め 以降 欠かさずに穫れてきましたが ここにきて めっきりと花が少なくなりました。
 花をたまに見つけても 夏の威張ったような花と違って 俯きかげんで 遠慮がちに見えます。
 また 実の肥大が遅く その分 実が固くなりました。
 
 終楽章もフィナーレに入り 宵闇に消てゆきそうです。 
 

金曜日, 10月 29, 2010

小学生のイモ掘り

 秋の1日 大型バス3台に分乗して 小学校1年生と2年生の生徒さんと お母さん方 及び 引率の先生方 合わせて150人が イモ掘りにやって来ました。
 場所は 相模原に この春 新しく開いた 学校の農園です。
 この辺りは 庭木の植え貯めも多く 土壌は野菜作りに合っている所ですが 畝立ての前に機械で1mほど掘り 大きな石は取り除き 石灰と 周りに積み上げてあった落葉がいい天然堆肥になっていたので それをタップリと混ぜ込み 土を仕上げました。

 広さは約200㎡あり そこを4区劃に分けて その内の2区劃にサツマイモを 1区劃にはサトイモを 残りの1区劃には ラッカセイ・カボチャ・エダマメなど 夏野菜にしては 手間のかからないものを数畝植え 1畝には 試しに ナスも植えてみました。
 開園以来 週1回 先生方が替わり番にやって来て世話をしました。 陽当たりもよく 風通しもいいので 始めてにしては これらの夏野菜も満足のゆく出来ばえでした。
 収穫した夏野菜は 学校にもって帰って 食堂の材料として生徒さん達の口に入りました。
 サツマイモは 子供一人当たり1株半ずつありましたので 子供達は軍手をつけた手で キヤッキャ言いながら掘りました。 大きなイモを掘りあげると その都度 あちこちで勝鬨が上がりました。
 掘り上げたサツマイモは 大きなイモを数個ずつ子供達が持ち帰り 残りは 食堂に持ち帰りました。
 1区劃のサトイモは もう少し置いて 子イモを太らせたいのですが 止むなく今日 サツマイモと同時に掘りあげました。
 子供達がサツマイモを掘っている間 お母さん方がサトイモを掘りました。
 イモは 一部はお母さん達のお土産に 残りは これも食堂に持ち帰りました。
 作業が終わった後 全員が 芝生の上に腰をおろしてお弁当を戴きました。
 子供達は 食事の後 広い芝生を走り回り 自然とふれあった満足感一杯で 嬉しそうに帰途につきました。 

日曜日, 10月 17, 2010

白菜とカリフラワー

 時間の使い方がヘタになったのか 動作がグズくなったのか 年々 時間の過ぎるのが早くなりました。
 最近は 一週間があっという間に過ぎてしまいます。
 ブログの更新が滞っている間も 農園の野菜は休むことなく生長していました。
 右の写真は 白菜の近況です。
 手前3株は 早生種『無双』 奥の6株は『王将』 お馴染みの品種です。 
 今年は 8月の中頃から 9月の前半にかけての異常気象で 特に東京地方は 夕立がまったく無いために 夜の温度が下がらない日が続き 秋野菜の植え付けや 種蒔き作業が狂ってしまいました。
 この白菜も例年よりも10日以上遅く種を蒔きましたが この異常気象のために ポット苗は徒長が激しく 置き場所変えて 陽当たりや風通しに気をつかい 水遣りにも工夫しましたが ヒョロヒョロ苗は避けられませんでした。
 白菜は 例年 堆肥がしっかりと入っている 胡瓜の跡地に植えることにしていますが 今年の春に胡瓜を植えた場所は 建築廃材などが捨てられていた所を開拓した 農地としては実績のない所でしたので 胡瓜の生育を心配していましたが 結果は予定以上に満足出来る実績でしたので その胡瓜の跡に白菜を植えました。
 定植は9月26日にマルチに穴を明け 苗のクビモトまで土を寄せて植えました。
 10日ほど経って 葉も大きく広がって来たので その葉を持ち上げて 888化成肥料をその葉の先のあたりに追肥しました。
 これからは ヨトウムシ等の 虫との戦いです 当分は防虫トンネルは外さないつもりです。

 ブロッコリー カリフラワーの類いは 例年よりも20日以上遅い 8月の20日過ぎにポットに種蒔きをしました。
 暑さのために 苗が一本も残らないポットがでるなど 今までに無い経験をしました。
 左の写真は 9月19日に定植をして 倒れないように支柱建てをしてある早生種カリフラワー「スノークラウン」です。
 苗が活着して 一週間ほど後に 888化成で追肥を終えています。
 この畝も カリフラワーが大きくなって 頭が天井に支えるまで 防虫網トンネルは外さないつもです。 

月曜日, 9月 27, 2010

写真展をすすめる

 今年 10周年を迎えた江戸東京博物館友の会が その記念事業の一つとして「広重 名所江戸百景」に因んで『会員が選ぶ東京新百景』なる写真展を企画しました。  
 写真展は 広く会員から写真を募集し その中から 会員が 「東京新百景」にふさわしい写真を選ぼうとの企画です。
 3月に作品募集を始めて 7月末迄の間に 約560枚もの写真が応募されるほどの関心をあつめました。 お陰様で 主催者側の関係者一同は 暑かったこの夏のあいだ中 写真の整理と 百枚の写真を選ぶ審査会の準備に追われました。
 まず 1枚1枚の写真の裏には 受付番号(投票番号)とタイトルのみを記入し 撮影者名は別台帳に整理して 審査 投票の公平を期しました。
 A4版の写真は 縦撮り横撮りがありますが 互いに重なり合わないように並べて それぞれの写真には 審査員が見やすい投票番号とタイトルを付ける必要があります。 そのために 80×110cmの厚手の模造紙に 写真を8〜10枚づつフォトコーナーで留め それぞれの写真には ラベルシールに印刷した投票番号とタイトルを貼り付けた 合計63枚の模造紙を床に並べることにしました。
 右上の写真はその全容を写したものです。
 また 百景と称するいじょうは 同じ場所や景観を撮った写真ばかりが選ばれたのでは百景になりません。
従いまして 左の写真でご覧の通り 例えば 旧東京都庁舎跡に10年ほど前に建った 総ガラス貼りのモダンな建物「東京国際フォーラム」を写した写真は10枚ほどありますが それらは 1枚の模造紙に纏めて貼付けて 一ヶ所で見比べて選んでもらえるような展示の方法が必要となります。
 そのために まず写真を地区別に分けて その中から同じ被写体の写真をまとめ 模造紙1枚に写真が見やすいようにレイアウトをし 写真1枚づつに 番号とタイトルを貼り付けてゆく 手間のかかる作業を繰返しました。(写真面をクリックすると 7番の模造紙に貼られた「東京国際フォーラム」グループの写真が大きくご覧になれます)

 この 友の会会員の投票による第1次審査会の後 江戸東京博物館関係者を審査員とする第2次審査会を経て 100枚の「東京新百景」を選びます。
 選ばれた写真は 11月2日〜7日の間 JR「両国駅」の構内で一般公開されることになっています。

火曜日, 9月 07, 2010

真夏の 唐辛子と茄子

 新聞 テレビ でも報道されていますが この夏の暑さは異常です。
 この辺り 東京23区の西部地方では 8月の10日頃から雨らしい雨は全く降っていません。 従って 昼間の日照で加熱された地面の温度は 夕立で冷やされることが無いまま また翌日の日照で蓄熱され その繰返しが1ヶ月も続いています。
 さらに 長年の間 武蔵野台地の地下水の水位は下がり続け その少なくなった地下水の温度は 上昇しているために 所謂ヒートアイランド現象が起こり 畑の土の温度はとてつもない高温になっているようです。
 朝 農園の水道水の蛇口を開くと シャワーが浴びられそうな温水が出てくる始末です。
 9月に入ってからも 最低気温の平均は27.8℃ と高く 平年に比べても5℃以上 昨年比では6.8℃も高い状態が続いています。 
 その様な異常ななかで 8月の後半に種を蒔いた秋野菜の苗は まともな生長が出来ず 神頼みと 近くの農家に苗を求めに走っても 農家は「自分の畑に植える苗も出来ていないのに」と当惑顔の状況です。
 この辺りでは 今年の秋野菜は 例年とは勝手の違うことになりそうです。
 さて 上の写真は 朝から 雲一つない夏空の下 猛暑の中でも生り続けている「福耳」です。 
 辛味を少しでも和らげようと 水遣りは絶やしていません。
 お陰で 人の背丈程に大きくなって 次々に 花も咲いています。

 次の写真は 「福耳」と同じ畝に植えてある剪定茄子です。
 今年は 8月に入ってから枝の強剪定と 根の更新をしました。
 畝の両側にはタップリと肥料を施し 水遣りを続けてきましたので この猛暑の夏を越して 収穫期に入ってきました。
 異常な暑さの夏を 生き生きと乗り越える姿を見ますと 茄子は“本当に暑さに強い野菜だ” と 今更乍ら感心させられます。
 これから 10月いっぱい 柔らかな秋茄子が戴けそうです。

木曜日, 8月 12, 2010

今年の夏野菜と「七支刀」

 連日の暑さに パソコンにはすっかりご無沙汰していました。
 台風4号の余波で 関東地方も雲の多い日が2〜3日ありましたが 今朝は空気が入れ替わったように 澄んだ青空が広がりました。
 3月に 大胆に剪定した庭の百日紅(さるすべり)は 枝を高く伸ばして 大きな花房をつけ 夏の太陽にキラキラと輝いてみえます。

 農園では 夏野菜が一区切りついた段階です。
 総括的にみますと 早植のトマトは 4月の異常低温と日照不足の影響を受けてあまり良くなかったと言えます。 来年は 植え時の再検討と 2本仕立てに対する施肥を 改めて考えねばならないと思っています。 
 胡瓜は 建築廃材の残土で造成整地された 新しい開墾畑に植えたので 土壌が合うのかどうか?心配していましたが 例年同様の(定植後マルチは外さず 追肥は敷設した給水ホースを通して自家製の液肥を潅水兼ねて施す)方法で まずまず順調に育ちました。
 そのような事情で胡瓜用の割当面積は 例年よりも広くとれ 例年の2株に対して 今年は3株にしました。 5割増の効果は てきめんで 収穫が始まると 胡瓜ばかりが20本も穫れる日が続き 消化するのにおわれました。
 農園の掲示板に 誰かが貼り出した「胡瓜の佃煮」のレシピは 仲間の間で大流行しました。 私も 胡瓜の保存策として 早速 導入して 既に3回佃煮を作り 保存袋に分けて冷凍保存しています。
 しかし ここにきて 胡瓜は曲がり・尻すぼみが多くなり 片付けの時が近づきました。
 今 畑で最も元気なのは シシトウの類いです。 大型シシトウ「福耳」はカプサイシン濃度の上昇を少しでも抑制したいので せっせと水遣りをしています。
 ナスは 既に強剪定を終えて 9月の秋なす まで 一休みです。
 新品種 茶豆の早生種が春に売り出されたので 種を一袋買い 数人で分けて 胡瓜の際に植えました。 花が咲き出した頃から 胡瓜に潅水をする度に 枝豆には 水だけを遣って来ましたら いい実が鈴生りに着きました。 ビールの友に 穫れたての枝豆は最高です。

 左の写真は 過日6年振りの一般公開に予約をとって 天理の石上神宮まで観に行った「七支刀」のポスター絵です。
 この絵では お分かりになり難いと思いますが この奇妙な鉾の表裏に金糸で彫り込まれた文字が61字あります。
 その銘文は 4世紀中頃(日本には まだ文字が無かった)に 百済王が倭王のために七支刀を造った と読まれています。 一方 日本書紀には 百済から七枝刀(ななつさやのたち)が献上されたとあり 双方が 史実であることを確かめ合った形になっています。
 勿論 「七支刀」は国宝です。
 この機会に 2泊3日をかけて この時代の遺跡が残っている飛鳥方面を回ってきました。 その時の写真は Picasaアルバム に掲載してあります。 お暇な折にでもクリックして ご笑覧下さい。

火曜日, 7月 20, 2010

梅雨明け十日

 梅雨明け十日は 天気が最も安定していて 特に 朝の空は雲一つなく 真っ青です。 
 真夏の太陽が照りつけると 存在感を示すのが この「伏見甘長」シシトウです。
 暑くなると 実の生長が急に早くなり 毎日のように収穫しています。
 そして 暑くなっても 土が乾いても 辛くはならず 焼いて 醤油をかけるだけで 夏のビールの友として欠かせません。

 また 梅雨が明けるのを待っているのは ドライトマト作りです。
 今年も 例年の通り この太陽を待っていました。
 「ミニで作るドライトマト」をクリックすると その記事がご覧いただけます。

 梅雨が明けると 秋の ブロッコリーやカリフラワー類の苗造も 準備に入ります。
 この時期の苗作りは 真冬の トマトの苗作り以上に神経を使います。 
 ポイントは高温による 苗の徒長です。 
 8月に入ると 日の入りは 夏至に比べて20分ほど早くなり 太陽の通り道 黄道の角度が低くなります。
 手持ちの場所で 午後の日差しが 西隣の建物の陰に早く入って これから 比較的涼しい場所になるのは 人参がまだ残っている場所です。 
 と言うことで 6月の初旬以来 太った人参から順繰りに収穫してきた残り30株を全部引き抜き 苗造りの場所を確保しました。
 今年の人参は 割れや また根がほとんど無く 線虫に害されることも無く 上出来でした。
 17年目の種が 有終の美を飾りました。

水曜日, 7月 14, 2010

赤シソ・福耳・茄子

 赤シソの葉が いい色に仕上がってきました。
 今年は 15ポットに種を蒔き 1ポット当たり2株に間引き 本葉が3〜4枚出た頃に マルチを張って定植しました。
 完全無農薬の葉を使って ジュースをつくりたいので ずっと防虫網のトンネルの中で育て 摘み取りの4〜5日前にトンネルを外して 陽に当てました。
 株元の 元気のいい脇枝を2本づつ残して 全株の主枝を摘み取りました。
 第1回の「赤シソ ジュース」を作るための 葉のネット重量は650grでした。
 これに クセの無い穀物酢 2リッターと 砂糖2kgに蜂蜜を加えて 約3.5リッターの濃縮赤シソジュースが出来ました。
 このジュースを 5~6倍の冷たいソーダ水や水で割って 農園から帰った時に グイット飲むと これからの夏場を凌ぐには最高です。
 もう20日もすると 今回残した脇枝が生長して もう一度 ジュース用のいい葉が穫れます。
 さすがは 3回目になると 葉の赤色が薄くなり 緑のシソの葉になってしまうので 2回目の収穫時に 株を引き抜いて終了とします。

 次は 今年始めてブログに登場する 大型シシトウ「福耳」です。
 このシシトウは 実の生長が非常に早く 花が咲いてから 収穫可能までの期間が1週間ほどで ご覧の様な実になります。
 従って ピーマンやパプリカや満願寺など 実の肥大期間が長く その間にオオタバコガの幼虫に入り込まれて 無農薬では まともな実を収穫するのが難しいのとは違って 作り易い作物です。
 ただし 今頃の「福耳」は辛くはありませんが これから梅雨が明けて 乾燥 肥料切れが起こると 猛烈にカプサイシンが多くなり 素手で調理すると 翌朝手が真っ赤になり ザクザクと熱を持った様に感じる程になります。
 これからは 潅水管理が 欠かせません。

 デジカメで茄子紺の色を出すのには苦労しています。
 たまたま 葉陰に下がっている ナスの実をデジカメで撮ったところ 意外に自然な茄子紺色が撮れていたので 掲載しました。
 今年は 日照不足等で 夏野菜の出来はイマイチですが 最近の傾向は 昼間は太陽が顔を出し 夕方から夜にかけて 強い雨が降るパターンが続いているお陰で 多少持ち直してきた様に思えます。 
 はたして この夏は どんな夏になるのでしょうか。 

土曜日, 6月 26, 2010

トマトの収穫とジャンボニンニクの花

 普通トマト「ファイト」がやっと収穫期になりました。 種蒔き後 百五十日が経っています。
 例年も中玉トマト「フルティカ」が開花して 定植するのは「ファイト」よりも1週間ほど早いのですが 今年の春は 異常な寒波に見舞われ 「フルティカ」を定植した後 記録的な遅い雪が積もり 温度が低く 「ファイト」の定植が遅れました。

 「ファイト」の1段果実は ご覧の通り 比較的粒が揃っています。 今までは 1果が400グラムもある巨大果が同じ房の中に混じっていたものです。
 今年の夏野菜は 全体に収穫が遅れていますし 出来映えも芳しく無いようです。

 作秋 農園仲間の方に「花が大きくて 面白いよ」と言われて ジャンボニンニクを1球いただきました。
 花を愛でるためにはと言うことで 家の庭で コンテナに植えておきました。
 ジャンボの名にふさわしい 大きく 丈夫な葉の中から 花芽が立ち上がってきて
やっと ご覧の様な見事な花が咲きました。
 ニンニクとしては 外観は大きいが 食味はイマイチとのことです。 
 はたして如何でしょうか。 

金曜日, 6月 18, 2010

ニンニクとニンジンの収穫

 始めてのニンニク作りを 植付から収穫まで 手探りでやってきました。
 収穫時の見極めも「葉が半分ほど枯れたら 晴天の日を選んで収穫」と指導書には書いてありますが 無経験者には その「半分ほど枯れた」の程度が分かりません。 また 一株づつ試し掘りしをしてみたものの それが はたして適期であるのかどうかも判断がつかず これでいいのか? どうか? 度々試し掘りを繰り返すばかりでした。
 梅雨入り宣言が発表されて 「晴天の日」の文字がキーワードになって 残りの全株を掘り上げる踏ん切りがつきました。 
 全部で22片を植え付け 途中 異常株(5月27日付けで記載の)と 試し掘りの4株を除いた残り17株を全部収穫し 軒下に吊り下げるように 4個づつ紐で括りました。
 ご覧の通り 大きさは先ず々々ですが 「ホワイト6片」の名には不似合いな外観です。
 しかし 次回のニンニク作りでは 余裕をもって 先々の予測をしながら 育てられることでしょう。

 3月14日付けで記載しました「17年目のニンジン」も 6月の半ばを過ぎると 葉がばらけてきました。
  育ちの良さそうな 株を引き抜いてみた写真です。
 今年は 土が良くなり 土の塊も無くなり 形も素直で 色のいい ニンジンが穫れました。
 まだ寒い時期に 1㎡足らずの狭い場所に 密集して 17年前の古い種を蒔きましたが ほぼ順調に発芽・生育し どうやら4~50本ほどは収穫出来そうです。

木曜日, 6月 10, 2010

トマトと胡瓜の近況

 飛鳥界隈をレンタサイクルで回っている間 更新が滞りました。
 6月のこの時期になると その数日の間に 夏野菜は急な変化をしていました。

 中玉トマト「フルティカ」の1段目が 赤く色着いてきました。
 後 数日で今年の初物が戴けそうです。 
 2本仕立ての主枝は 既に6段の花が開花し 脇枝は4段目が開花しています。
 旅行の前に 第2回目の追肥を終えてあります。
 農園の中には モザイク病に罹っているトマトも見られます。 また ジャガイモはあちこちで疫病の葉が見られます 今度 雨が降ると 疫病菌がトマトにうつって来るでしょう。 これからは 病気に対する注意が必要で 周りの畑の観察も欠かせません。 
 一方 普通トマトの実は大きくなっていますが まだ青く 触っても堅い感じです。

 次の写真は胡瓜の蔓が ネットを駆け上がっている様子です。
 早い蔓は 目の高さほどまでのぼっています。
 90cm巾 330cm長さの畝に 3株植えてあります。
 例年通り 各株とも 3本仕立てで蔓を伸ばしていますので 全部で 9本の蔓がネットを這い上がっています。
 これも例年通り 注水パイプを敷設した畝を 黒マルチでスッポリと覆ってあります。
 旅行から帰って来ると ノックバット程に太った胡瓜が数本 転がっていました。 これからは 形のいい胡瓜を収穫する為には 朝夕 2回農園に足を運ぶ必要があります。
 また トマト・胡瓜 共に実が生りだすと カラス対策も欠かせません。

金曜日, 6月 04, 2010

プランターソラマメ・ズッキーニ・ニンジン

 始めてトライしたソラマメのプランター栽培も総括の段階になりました。
 ご覧の様な ソラマメが穫れています。
 穫れている実は 3粒入った莢も結構あり また 1粒1粒の豆自体も大きく 食味は満足のゆく出来でしたし アブラムシ対策も万全でした。
 しかし 畑での栽培に比べますと 実の着く数が少なく 収量は1/3から1/4でした。

 4個の深形プランターに 6株を定植し 各株から4〜5本の枝を伸ばして花を咲かせました。 3/21付けの「プランターソラマメの春」をクリックすると 咲き乱れる花々の写真がご覧になれます。
 ところが 収穫出来た莢の数は 合計で60数個でした。 この数は 1枝あたり3莢程になります。 
 株の大きさ 花の咲き振りからすると 甚だ不満足な結果となっています。
 やはり 根の大きさが拘束されることと 場所が狭く そのうえに 防虫網ネットのトンネルを掛けたための 日光不足が原因だと思われます。
 ソラマメの プランター栽培の限界を知った結果になりました。

 ズッキーニの雌花が 目立つようになりました。
 ズッキーニはその日に咲いた雄花を 午前8時頃迄に摘み取って 受粉すると百パーセント実がなり 5〜6日も経つと店で売っているズッキーニよりも見事な実が収穫できます。
 この早朝の受粉作業が ズッキーニ栽培には欠かせないことです。 従って 農園では ズッキーニを植えている人達が協定を結んで「どこかの雄花が咲くと その雄花で その朝咲いている雌花に受粉して回ること」になっています。
 写真のこの雌花も 今朝誰かが 受粉をした印に 使った雄花がその雌花の前に置かれています。

 2月の 寒い時期に17年昔の古い種を蒔いたニンジンも 6月になると収穫期に入ります。 
 先日 1本を試し掘りをしてみましたが 順調に太ってきているようでした。
 間もなく 収穫です。
 収穫すると この柔らかい ニンジンの葉も 天ぷら等で美味しく戴け 栄養も満点です。

木曜日, 5月 27, 2010

メタポ気味のトマトとニンニク

 5月も下旬に入ると 夏野菜の生長は急になります。
 初めの写真は 普通トマト「ファイト」の近況です。
 写真では隣の実が透けて見えていますが 1段目は4個に摘果しています。
 その左上に伸びている枝が 2本仕立ての主枝で 3段目の実が見えています。 写真には写っていませんが その先に4段目の花が咲いています。
 右の2番枝は1段目の実が見えて その上に2段目の花が咲いています。
 トマトの幹の太さは 人差し指の太さが理想と言われています。 毎度のことですが 今年も 親指ほどの太さがあり チッソ分過剰の メタポ気味です。

 次の写真は 中玉トマト「フルティカ」の1段果実です。
 「フルティカ」は苗の段階から生長が早く「ファイト」に比べて 1週間ほど早く1段花が咲き すぐに定植をしました。 定植の翌日 4月の異常気象に遭い トンネルに雪が積もりました。
 その寒さにも負けず 既に 5段から6段の花が咲いています。
 こちらの幹の太さも 支柱の青竹と変わらない程に太っています。

 教科書には 1段目の実がゴルフ球程になり 3段目の花が咲き出したら 1回目の追肥を遣ると書いてありますが この段階まで遅らせて やっと 追肥を遣りました。

 隣のニンニクもメタポ症候が出ました。
 5月の初めに 1株のニンニクが 突然 茎に裂け目が出来て そこから複数の芽が ひょろひょろと出てきました。
 数日の間に その芽はどんどんと伸び 左の写真の様になりました。
 始めてニンニクを植えるについて 参考にしたのは このホワイト6片の出庄である青森の ニンニク農家の記事でした。
 それによりますと 「追肥は 11月に芽が大きく育った頃 3月上旬と 4月から5月にかけて生育に応じて再度追肥をヤル」と書いてあります。
 それに習って11月の終わり頃と 年が明けて3月の上旬と 4月の中頃に追肥をヤリました。
 青森と東京では 寒さや 積雪量が全く違います。
 原因は肥料のヤリ過ぎ 特に 追肥の時期を間違えた様です。
 念のために この種ニンニクを買った「サカタのたね」の記事を見ますと「追肥は秋と春の2回」と明記されていました。
 どのような形で この芽が出ているのか? 掘り上げてみました 左がその写真です。
 もちろん このニンニクは 柔らかい新芽も含めて 全部 美味しく戴きました。

土曜日, 5月 15, 2010

学校の緑化プロジェクト

 昨年に引き続いて 中学2年と3年生が 4月24日に ミニトマト「アイコ」を36本 大型プランターに植えました。
 昨年は 1本の欠落もなく 36本全てに 可愛い「アイコ」が 8月の夏休みまで どっさりと穫れました。(昨年の記事はクリックするとご覧いただけます)
 今年は 4月20日過ぎても寒い朝が続き 学校が所在する中野区でも朝の気温が6℃を下回りました。
 その頃に 幼苗が送ってこられ プランターに定植したために 寒さで葉が痛み 花の着きも良くありません。
 GWに入って やっと気温も上昇したので ご覧の通り奇麗な葉も出て いい花も咲き始めました。 支柱を建てると トマトらしくなってきました。(写真面をクリックすると 写真が大きくなります)

 中学1年生は マリーゴールドとジニアとサルビアの種を 300ポットほど蒔きました。
 ご覧の通り ポットには種を蒔いた生徒の名札が立っています。 昼休みになると めいめいがジョロに水を入れて 自分のポットに水をやる姿もだいぶ板に着いてきました。
 花の種は 寒気の影響を受けることもなく 順調に発芽・生育しています。 これから1ヶ月の間 苗を育てます。
 そしてパンジー ビオラ等の 冬春の花に替わって 夏から11月迄の間は 生徒さん達の手で種を蒔き 育てたこれらの花々で花壇が飾られます。

 学校では 昨年来 緑化プロジェクトを推進しています。
 その一環として 都の援助を得ながら 運動場に芝はりを行って来ました。 1月13日に「芝生開き」のお祭りを開催 そのニュースと写真は産經新聞東京版にも掲載されました。
 5月の光を受け 芝生の緑は一段と冴えています。 これからは 芝刈り 水遣り など芝生の手入れを皆が分担して行うことになります。

 また 相模原にも150㎡の農園を開きました。
 取り敢えず この春の新農園は サトイモ サツマイモなどを中心にしています。
 秋には 生徒さんの芋掘り遠足も 実現するでしょう。

水曜日, 4月 21, 2010

トマトの定植とニンニクの近況

 例年は サクラの花が散る頃になると この辺りでは 霜が降りるような寒い朝はほとんどありません。 朝の温度が低いと トマトの生殖成長に悪影響をあたえると言われていますので サクラの花が散る頃に 一段花房が開花しているように逆算して 節分に種を蒔いて 苗を作っています。

 ところが 苗は計算通りに成長しましたが 41年ぶりに 4月の半ばが過ぎてから雪が積もる異常気象のために狂いが生じてしまいました。
 温室の中で 花が咲き トマトーンを着ける時期まで 纏足状態で軟禁され続けた苗を 定植することになりました。
 ご覧のトマトは 中玉トマトで 普通トマトに比べると苗の生長は一週間ほど早く 一番花は 既に実が膨らみ始めているようです。
 気象予報によりますと まだ これからも 気温の低い朝が来る可能性がありそうです。 防虫網トンネルの上に もう一枚穴空きフィルムを被せて 保温対策を施しています。
 朝は寒くても 昼間 晴天の日には 4月の陽は9月並みの角度で差し込み トンネル内の温度は40℃を超えてしまいます。 従って 晴天の日には 朝は 穴空きフィルムを絡げに 夜は フィルムを被せに 当分の間は 日に2回農園通いを強いられることになります。
 この角度の写真では 見難のですが 今年も 苗は寝かせ植えにしています。 本葉の下から3〜4枚は 土の中に埋まって 先の部分が持ち上がっています。
 また 昨年の実績に基づいて 今年は 全株2本仕立てにしています。 一段花房直下の脇芽がそのまま伸びているのがご覧いただけます。

 隣の畝のニンニクは 寒い冬を此処で過ごしてきましたので 4月になると 葉も長く伸び 茎も太くなってきました。
 始めてのニンニク作りですので 不安半分 期待半分です。 この太い茎から連想して 見えない球根はかなり期待出来るのではないか?と つい贔屓目に思いたくなります。 

火曜日, 4月 13, 2010

次々と芽吹き

 4月の半ばになっても 菜種梅雨の気圧配置が残っています。
 冷たい雨の日と 日差しがある日との温度差は10℃近くもあって 何時までも冬の上着を手放せません。

 写真は農園に近く 玉川上水沿いの道が 人見街道を横切る所に立っているケヤキの大木です。 その根元には 元禄時代に造立された庚申塔が 小さなお堂の中で 昔ながらの姿で立っています そして 近くに住む人の手で飾られたお花は 今も絶えることがありません。
 然るに 現在この辺りの玉川上水を挟んで 自動車道路の建設が進んでいます。
 この庚申塔とケヤキの大木は残ると言うことですが この辺の景観は 間もなく大きな変貌を強いられることになるでしょう。
 ご覧の通り この春も サクラは艶やかな花で飾り ケヤキの梢は力強い芽吹きで 大きく 存在をアッピールしています。

 農園には ネギの苗作りに適した場所が空いていなく 今年もプランターに種を蒔き 苗作りをしています。 
 このところ 気温の低い朝が続き 例年よりは日数がかかりましたが やっと ネギも 芽吹きを始めました。
 大型プランターに2筋種を蒔きましたが 手前は西洋ネギで 向こう側は九条ネギです。 
 これから 数回の間引きをして 苗丈が10cmほどのなると株間を3~4cmに広げて コンポストマルチを敷き詰めて 土が乾かないようにし 上に伸びる根を大事にしながら シッカリした苗に育てます。 

 ズッキーニは 芽吹きと言うには語弊がありますが 2~3日前にポットに蒔いた種が 温室の中で 早々に芽を出してきました。
 寒さに強くないズッキーニは GW明けに定植出来るぐらいのスケジュールがいいのですが この調子で育つと それまで待てないかも知れません。
 更に この種類は 雄花よりも雌花が先に咲く傾向がありますので あまり早く成長すると 農園中 受粉の相手 婿探しに苦労することになります。