金曜日, 12月 18, 2015

秋野菜の収穫

 この秋は 気温の高い日が多く 秋野菜の成長も早めでした。
 ホウレンソウや小松菜など葉物野菜は この時期にしては珍しく トウが立って来て急いで収穫に追われる始末でした。
 毎年 お正月用を念頭において種蒔きをして来た 大根や白菜も 既に収穫を始めています。
 例年 白菜は 正月を迎える頃に 一株が5〜6キロに大きくなる「王将」の種を 8月の盆明けにポット蒔きして育苗ていました。 今年の夏は体調を崩したために 9月の10日過ぎになって やっと種を蒔けることになりました。 止む無く 成長の早い「ミニ白菜」の種を買って来て 始めて栽培してみました。右の写真は そのミニ白菜を植えた畝です。 1m幅の畝に 2列で 10株も植えてあります 今迄の「王将」では せいぜいここには 2株植えるのがいいところだったでしょう。 この白菜は 早生種ですので 成長が早く 既に 結球の頭を指で押すとシッカリ巻いていて 穫れそうです。早速試しに 1株を抜いてみました。

 葉の一枚一枚は小ぶりですが シッカリと巻いていて 株としては纏まったものになっています。
 この株で目方は 2キロ強あり 予想以上の重さでした。
 早速  鍋物にして いただいた感じは 今迄の「王将」に比べると 葉の繊維が固い気がしました。
 漬物にはしていませんが 白菜は鍋物として調理することの多い 我が家としては 来年の白菜は やはり いままでどうりの「王将」を蒔くことになるでしょう。


 聖護院大根も 立派に太ってきたので 一本引き抜きました。
 大根の肌が スベスベとしていて ひげ根もなくてグーでした。
 鍋物で食べましたが 柔らかく味も最高でした。
 さらに 葉が美味しいのです いつもの様に 一度 茹でて 刻み
 フライパンで油炒めして 鰹節と醤油で味付けをして食べるのですが。
 この他に大根では 同じ聖護院ですが 「ス知らず」と言う名が着いていて 真冬時まで畑に置いても 割れが入らない晩生の大根も植えてあります これは 温かい鍋物がなによりも有難い時期にオデンとしていただきます。

火曜日, 11月 24, 2015

里芋の試し掘り


 東京でも 街路樹のイチョウの葉が色付いてきました。
 農園では えんえんと夏を超して来た野菜は もう 里芋だけになりました その里芋も 立派な葉がぐしゃぐしゃになり かっての堂々とした面影はありません 試しに 一株を掘ってみました。

この里芋が植っていた場所は 午前中 陽の当らない 里芋にとっては あまり有難く無い所でしたので 子イモは小振りです。 もともと この大野里芋は 数が多く着く分 小振りなのかも知れませんが。
 更に この株は 子イモの芽を摘まずにそのまま育てていたので その子イモに小さな孫イモがかなり着いていました。
 この芋は もちもちとした食感で 煮崩れし難く 食べ味は良好です。 さらに 親イモの茶色の部分が美味しく 八ツ頭芋の様に食べられるのも魅力です。
 良さそうな種芋を保存して 来年も 7〜8株は育てたいと思っています。

こちらは我が家の庭で夏を越して来た柿の収穫です。
 穫った後で お礼に寒肥を 遣るだけで 一年中眺めてはいても  全く世話 手入れ をしていません。 従って 外観は良くありませんし 一昔前の柿ですので 口の中で邪魔になる種が ぎっしりと入っていますし 熟すると ミツと称して 実に黒っぽい色が着き 御世辞にも「オイシソウ!」には見えませんが  昔の人間には 最近の店先に並んでいる フワフワの種無し柿よりも こちらが本当の柿だと思えます。
 近所の庭の柿は 今年は不作だそうですが うちのは 豊作で 鳥に突つかれたり 枝先の高い所の実は手が届かなかったりして 木守柿として木に残っている実は まだ幾つもありますが それでも 既に100個近く穫ったでしょうか。 
 

金曜日, 10月 23, 2015

秋の日の 収穫

 10月も下旬になると朝と昼間との温度差が大きくなり 空気も澄んで 過ごし易くなてきました。 野菜たちも 心なしか 気持よさそうに 落着いて見えます。
 秋野菜の農作業も 一段落した此の頃は 農園の人影も 少なくなりました。
  

 今日の農園での収穫です 今がラストスパートのナスとシシトウ類です。
 暑い時期には 収穫に追われるほど 成長の早かった これらの野菜も じっくりと生熟して 我々が欲しい時まで待ってくれます。
 そのうえ ナスにしても シシトウ類にしても 皮が柔らかく あまり手をかけない調理で 素朴な美味しさが 戴けます。 この美味しさも 10月一杯でおしまいになるので 名残惜しい気もします。

 一緒に収穫してきた このネギは 九条系の葉ネギです あまり大きくはなりませんが これから霜に当ると香りが増して 一株抜いて帰ると 薬味に大変ちょうほうです。

木曜日, 10月 08, 2015

10月に入って

 今年の夏は晴れれば記録的な猛暑日が続き 降れば何日もの間全く日が照らない日が続く 異常気象でした。 まだ あまり無理ができない体調にも配慮して 秋野菜の作業は 9月に入り 少しは過ごし易くなってから始めました。

 例年の白菜は 8月の中頃にポットに種を蒔いて 苗作り始めていましたが 今年は大幅に遅れ 更に来年早々には 農園の契約期限が切れる事情のあり 毎年作っている大株白菜は諦めて  最近 流行のミニ白菜を作ることにしました。
 写真の この一畝には 大株白菜ならば 一列でせいぜい5株を植える所ですが ミニ白菜では2列で10株植えて 更に奥には 大根を2列に 6穴蒔いてあります。


この畝にはホウレンソウ・小松菜・カブを筋蒔きしています。
 例年 ホウレンソウと小松菜は 9月の中頃から期間を空けて 3〜4回に分けて種蒔きをし 早秋から寒穫りまで それぞれに 旬の美味しさを味わっていましたが 今年は 先に述べた事情もあり この様なかたちになっています。
 まだ やっと発芽したところで これから順次 間引き 土寄せ 追肥の諸作業が続くところです。

 先回のブログにも登場した 秋ナスのその後です。
 秋の長雨の間は 花芽の着きも芳しく無かったのですが ここに来て 天候が回復して 秋の太陽を浴びて 花が次々に咲いています。この調子ですと 10月いっぱいは 皮が柔らかく 美味しいナスが穫れるでしょう。
 前年までの 千両系のナスとは違い 定植後は 不慣れなために 少々戸惑いましたが ここに来て この品種にも慣れてきました。 食味がいいので 来年以降も 植えてみたい種類です。
 先日 最後の追肥も施しました。


 春以来 生り続けてきました 万願寺トウガラシです。
背も高くなって 隣に植えてあるサトイモの葉を越える勢いです。
万願寺は辛みが全く無く 肉厚で美味しく フライパンで焼いてさっと醤油と酒を回し掛けするだけの簡単調理で戴けるトウガラシです。 
 また 実が生ってから 収穫までの期間がピーマン等と比べて短く オオタバコガの幼虫が実の中に入り込んで 大きくなっていて   調理の時に 嫌な気分にならないのもいいところです。

万願寺と同時に種を蒔いた ピーマンも 春以来 生り続けてきて 最近は後期高齢者の仲間入りをしたのでしょう 花芽が株の先端部に着くようになりました。
 秋の 澄み切った青空を背景に ピーマン独特のシワのある肌合いを写真に撮りました。
   

月曜日, 8月 31, 2015

秋雨の間に 取り敢えず収穫だけ

 今年の夏は 前半は猛暑日の夏空が続きましたが 後半は一転して秋雨前線が停滞して 連日曇り空に 時々雨が降り 全く陽のめを見ない日が続いています。
 今日も 朝から 小雨が降ったり止んだりのあいにくの一日でした。
 雨の合間を見計らって農園に出かけ 取り敢えず 収穫だけをして帰ってきました。

生り疲れたナスは 7月の終りに 各枝の1~2芽を残して それから先を切り落とす強剪定をし 同時に 畝の両肩部に鍬を入れて 太い根を切り取って 堆肥をタップリといれ 緩効性の化成肥料と尿素をバラ撒いて土を埋め戻し 水を遣って マルチと敷き藁を掛けておくと 新しい根が勢いよく延びてきて 新芽をドンドンと伸ばします。
 途中 2~3回  水遣りをすると 1ヶ月足らずで「嫁に喰わせない秋ナス」が収穫できます。 連日の雨で 2日振りに収穫に行くと やや穫り遅れも含めて 今日はこれだけ穫れました。 雨が多いので ハダニの害も無く 色艶もきれいです。

もう一つ 今日の収穫は 春に袋で土の嵩上げをして 種を蒔いた 短根太ゴボウの初穫りでした。
 ご覧の通り 長さは40cmほど 太さは5cm以上あって 普通のゴボウと同じ様に調理して食べられますし 生でサラダででも食べられます。 根が短いので 普通のゴボウの掘り出しとはダンチで 大根感覚で 簡単に引き抜くことが出来ます。

 今日の収穫はこの他に ゴーヤが6本 シシトウ類 ピーマン・満願寺トウガラシ・甘長トウガラシがそれぞれ十数個づつ オクラの最後の収穫もありました。

 もう 9月になります 天気が良くなり 土が乾いたら 胡瓜とトマトの片付けをして せっかちな秋野菜の種蒔きをせねばなりません。

土曜日, 8月 08, 2015

その後の夏野菜

 一年中で最も厳しい月の8月になりました。
 猛暑日の続く過酷な気象条件の中で 夏野菜の収穫と跡片付け 秋野菜の準備と苗作りが同時に来る月です。

 春以来 頑張ってきました夏野菜の花形スター 胡瓜 トマトは収穫期を終え ナスは強剪定で一休み中です。
 この時期 収穫籠を満たすのは オクラとシシトウとゴーヤです。
 オクラは今も葉の付け根に立派な花を咲かせて 実を着け 8月になると背も高くなって 花の位置は目の高さになり ぼちぼち花期も終りに近づきました。


 ゴーヤも 季節到来と ツルが伸びて 毎日花が賑やかに咲いています。
 このゴーヤの実は小振りですが 雌花の数が多くて 2株しか植えていないのに 胡瓜並みに 毎日収穫が出来ています。 胡瓜は 何本穫れても 食べられますが ゴーヤはそうは消費が進まず 仲間に応援していただいて何とか捨てずに 助かっています。

 シシトウ類も 水やりと 追肥を欠かさないで世話をしていると 株も大きくなり 枝分かれした先で 次々と花が咲いて 実が生ります。
 暑い太陽が照りつけ 注意力が散漫になる中で 指は切らないで 収穫適期になった実を一本一本探しながらの収穫は シシトウには申し訳無いが 綿摘みの奴隷並 重労働です。

 先月に撮った写真ですが 今年のニンジンは よく揃って 見た目も奇麗なのが沢山穫れました。
 農園仲間の皆さんと ニンジン掘りをご一緒に楽しみました。 ニンジンの葉も チンしてから炒めると 柔らかく 美味しい とのことでした。

 こちらも やや収穫が遅れましたが 無農薬の赤ジソの葉がタップリと収穫ができました。
 葉は家に持ち帰って 例年通りの濃縮タイプの赤ジソジュースを4リッターほど作りました。
 これだけあると 毎朝ヨーグルトと一緒に 一年間ずっと戴くことが出来ます。

 

土曜日, 7月 11, 2015

梅雨間の収穫

 梅雨の中休みでしょうか 貴重な晴れ間に 溜っていた収穫をして来ました。
 今朝の収穫のうちで 今まで 写真をアップしていなかった ラッキョとシシトウ類をアップします。

 昨秋 植え付けた種ラッキョは 今春の3月頃から 抜き取って エショロットとして 香の高い若葉と一緒に戴いてきました。
 7月に入って 葉が枯れ出し 雨の上がるのを待って掘り上げて来ました。 関東ローンの赤土では ラッキョの表面に泥がべた付き 店で売っている「砂ラッキョ」に比べると 見劣りがします。
 ラッキョの保存漬けは始めてですので 漬物の本を見ながらの作業でした。
 収穫したラッキョは トータルで約 2.5kgありました 実を一つづつ 根と先端を少し切り 丁寧に水洗いして 塩漬けをしました。
 こうしておくと 一年間は保存出来るそうですが 取り敢えず 2週間ほど経つと一部を取り出して 塩抜きをして ピリカラ風味の甘酢漬けにして食べるつもりです。

今年は シシトウの仲間に「満願寺トウガラシ」を加えて 育てています。
 写真の 左半分 実の太いのがその満願寺です。 左の細いのは 毎年育てている定番の「伏見甘長」です。 両者は同時期に種を蒔き 以来 ほぼ同じ様なペースで大きくなり 収穫もほぼ同時期に始まりました。
 満願寺はトウガラシの辛み成分 カプサイシンが 変異で抜けたので 暑くなっても辛みは出ない筈です。 食べ比べてみると 実が大きく 果肉が厚いので ちょっと違った風味があります。 また 花芽の着き方も変わらず 極めて多産種です。 このペースで晩秋まで収穫が続くのでしょうか? 楽しみです。 

金曜日, 6月 26, 2015

梅雨の胡瓜とトマト

 この時期は 夏野菜の収穫のまっただ中で 胡瓜等は 朝夕に収穫しないといい形の胡瓜は逸することになってしまいます。
  その胡瓜は3本仕立ての各蔓ともに 揃って 1.8m 高さのネット頂上に達していますが そのうちの1本に なんと8連続の雌花が咲き 実が生ると言う異変が起こっています。 写真でご覧の黄色い花の所が この蔓の最先端部で 通常 蔓の先が支柱の頂上に達すると 芯を摘んで 蔓の伸びるのを止めるのですが この蔓は 次々と雌花が着き つい 芯を摘むのを躊躇していました。 その結果8個続いて実が生り 9節目に雄花が着いたので そこで芽を摘み 止めました。 今迄も もっと低い位置で 株元に近い所では 6〜7個の雌花が続くことはありましたが 蔓が頂上に迄伸びる この時期に この様なことが起こると言うことは 今年の胡瓜は 親蔓の時代が更年期を迎えるようになっても 体調がよろしいのでしょう 羨ましく思います。

  胡瓜に引き換え 大玉トマトは調子があまり芳しくありません。 1〜2段の実は 数と大きさはいいのですが 収穫果にバックグリーンが出て 見てくれと 味が良くありません。 5月の気候が 高温で 降雨量が少なかったうえに 元肥の窒素量が多過ぎて 生理障害を起こしているのではと思っています。

 一方 中玉トマトの方は 順調で 高温乾燥や窒素過多もこなしているようです。
 左の写真は 3段目の房ですが 実の数 形 味 共にまずまずです。
 現在この株は 8段目まで結実が見えています これ以上の段では 実が着いても 梅雨明けの高温で 裂果が多くなりますし 支柱の高さを越えて背が伸びると 強風で折れることもあるので 8段目で芯止めをしました。

水曜日, 6月 17, 2015

梅雨の晴れ間に咲く

 梅雨空のうっとうしい天気が続くと 時々 差し込む陽の光に 人も野菜もホッとします。

 農園では オクラの花が 一斉に咲き始めました。
 このオクラは 超早生で 草丈も小さいので トマトの脇の狭い畝に 20cm間隔に密植してあります。
 普通のオクラは 夏の暑い盛りになると 人の背丈ほどに大きくなりますが このオクラは小振りで ひっそりとしています。
 ご覧の可愛い花が咲くと ほとんど無駄花がなく実が生り 4~5日目には  小さくても 味は一人前の実が 収穫できます。
 遅く種を蒔き 春 暖かくなってから定植をしても 本葉が十枚ほどで花が咲き出し 実の熟するのも早いので トマトやキュウリ 等の夏野菜と 同じ時期に収穫を終えて 片付けられます。
 従って 秋野菜を植える畑の準備の邪魔にもならず 狭い農園では 重宝な作物です。

前回にも 触れましたが 今年 新たに植えたナスのクセも少しは慣れて来ました。
 茎の割には 葉は比較的小さく 花数は結構 着くので収穫数はまずまずの様です。
 このナスは 一つの花房に2つ 場合によっては3つの花が 着きます。 写真の 上の方の房には 2つの花が咲いていますが この遅く咲く 小さい花の実は 肥大も遅く 丸みが少なく 太くなる迄待って収穫すると 中の種が黒くなって 実の味が落ちるので この小花は早めに摘み取った方がよさそうです。
 例年 8月に入る前に 枝を強剪定して 同時に 根も切り肥料を入れて 真夏の1ヶ月間は収穫を休みます。
  そうすると 新たな枝が勢いよく伸びてきてて 柔らかい秋ナスがなり 11月迄収穫出来ます。
 今年のこのナスはその剪定法に合うでしょうか? 気になります。
 
我が家の近くに 都会では珍しく広い竹薮があって 春には 太く立派なタケノコが生えます。
 この辺りは 江戸時代の始め頃は屋根に葺くカヤが群生する一帯でしたが 明暦の大火以来 茅葺屋根が無くなり 宮前新田として区画整備された 農地になりました。 その時代の農家を祖先に持つ家が 現在もあちこちに残っていて この竹薮も その屋敷庭の一部です。 
 その東端に 植っているアジサイが 大輪の花を咲かせています。 この辺りの土壌は関東ロームで 酸性なので アジサイのブルーが冴えています。

土曜日, 6月 13, 2015

今朝の夏野菜収穫

 東京も平年並みに梅雨入り宣言がでました。 これから1ヶ月ほどは 作物の生長が早く 収穫に 追われると同時に 害虫や病気対策も 待った無しの対応に迫られます。
 昨日は一日中スッキリしない天候でしたが、今朝は 梅雨の晴れ間に恵まれ 収穫に出かけました。

  まず 大玉トマトが真っ赤に熟れているのが目に留まり 初穫りしました。 2月の中頃に種蒔きをして 約2ヶ月経った4月の中頃に 開花・定植をして それから約2ヶ月経っての収穫でほぼ計画通り 順調に来ました。
 中玉トマトは 上記の大玉トマトに比べると 成長も収穫も早生で 既に 2段目の収穫に入っています 。
 ナスは 前回のブログでも書きましたが 昨年迄ずっと続けていた継木苗から変わって この品種の癖が分からないまま育てています。 更に 2本の中の1本は 萎縮病らしき病気に罹っている様です。 従来 この時期では 一房に2〜3個の花が咲いても 1花を残して 残りは摘み取っているのですが 今年は様子が分らないので 夏前に 強剪定する迄は 穫れるものは全て穫っておこうと 残している2番花の実を今朝は収穫して来ました。 実は小さくても 中の種は 結構大きく育っていて ナスの食味としては一段落ちます。
 ナスに引き換えて 胡瓜は ここまで順調に来ています。 今朝は 2株で 25本収穫し お隣の方と レタスとのバーター交換をしました。 今年は5月の天候が 胡瓜にとって恵まれていましたので いい出足で来ています。 毎年 収穫数の統計をとっていますが 今のところ過去最高記録を残した年の数量グラフよりも上を行っていますので 今後 昨年の様な 雹が降ったり 異常気象が起こりさえしなければ 新記録樹立と言う夢も膨らみます。

火曜日, 5月 26, 2015

その後の夏野菜

 五月では異例の夏日が続き 今日は ついに30℃を遥かに越えて 真夏日になってしました。 マルチを張っていても 土はカラカラに乾燥し 農園では規則で ホースの使用が禁止されているので 朝晩は 水場に 水やりの人々が バケツやジョロを下げて行列を作る光景が連日のこととなっています。

定植後 1ヶ月過ぎたトマトも すっかり逞しくなりました。
 3株づつ2畝に植えてあります 手前の3株は 左の2本が中玉トマトで その右の1株と 向うの畝の3株 計4株は普通の大玉トマトです。 例年通り 2本立てにしていますので 写真では何処までが1株なのか分り難くなっています。
 現在 主枝の5段目までと 脇枝の3段目までが開花しています。 今日 2回目の追肥を遣り 盛んに出てくる脇芽欠きを終えました。 あと20日もすると 真っ赤に色付いたトマトが戴けるでしょう 楽しみです。

胡瓜は 支柱建ても完成して  3本仕立ての蔓の配列・誘引も終えました 給水ホースも例年通り敷設してあります。 既に幼果の早穫りが始まっているので 追肥代わりに 潅水時に 薄い自家製の醗酵液肥を この給水ホースを使って遣っています。
 昨年は 6月24日に雹が降って 胡瓜の葉がボロボロになり 壊滅的な被害を受けました その後 回復に努めましたが 収量は例年比3割減になってしまいました。 今年も春先から 異常な気象が 起こっているので 気になるところです。

胡瓜の 隣の畝には 晩秋まで 場所を占めるシシトウ類とナスとを纏めてここに植えてあります。
 シシトウ類は例年通り 3月にポット蒔きしました 手前の2株は 辛くない「伏見甘長」 その向う2株はピーマン「京みどり」です。
 その向うには ナスを2株植えてありますが 長年 練馬の農家から買っていた トルバムの台木に継木したナスの苗が買えなくなり 止む無く よく検討もせずに 農協のグリーンセンターで継木苗を買ってしまいました。 定植の時期が遅れたこともありますが 慣れない苗で どんな台木を使っているのか?も 分らず 何時もと違った様子に戸惑っています。 この苗の結果をみて 来年は ナス苗の選定にもう少し慎重に取り組むつもりです。
 写真にはトンネルの骨材がそのまま残って 支柱建てが進んでいず 支柱材料の青竹が ゴロゴロと置いてあるのが写ってしまいました。
 
 
 
  

水曜日, 4月 29, 2015

トマトと胡瓜の定植


 霜が降りる 寒い日もはもう来ないだろうとの 希望的観測で  トマトの1段花房が咲き始めたので定植しました。 例年よりも 種蒔きが遅れた分だけ 定植も遅れました。
  農園では 既に 実が生っているトマトを植えている方が居ます。 厚手のビニールシートを三重に掛けて 寒さを凌いで来たとのことです。 
  うちのトマトは ネットとフイルムの二重掛けトンネルの中に 3株を 寝かせて植えてあります。 写真では 手前のトマトの花が 70cmの間隔で植えた隣の株の植穴の真上に見えます。 それほど苗作りが過保護で ヒョロヒョロの徒長苗になってしまいました。
 今年も 1段花房の 下の脇芽は摘み取らないで伸ばし 二本仕立てにしてあります。 この二本仕立ては最近 農園内でも 多く見られる様になりました。

胡瓜は 今年もタキイの継木苗を共同購入で取り寄せたものです。
 今年は 例年よりも遅めで 4月の20日過ぎての定植になりました。
 全面にマルチフィルムをピッシリと張り巡らしてあります。 所々 マルチが盛り上がっているのは 給水ホースが敷設してある場所です。
 今年も 一本の占有面積は約1㎡ と広くとってあります。  三本仕立てにするためですが 「そんなに広い面積をとるのなら 三本仕立てにする意味は?」とからかわれます。

 ブログの公開ボタンを押さずに 連休に入ってしまい大変 失礼致しました。

金曜日, 4月 17, 2015

春蒔きの野菜たち

 桜も散り 遅霜の確率も下がってくると近くの園芸店ではトマトの苗を売り始めます。 
 我が家のトマト苗も1段花房が開花を始めたので定植を終え 更に 昨秋収穫した芋を 畝の片隅に穴を掘って保管しておいた種芋を掘り出して サトイモの植付けも終え 菜園も賑やかになってきました。 
 春の彼岸に 種を蒔いた野菜たちも それぞれのペースで生長しています。
 まず 一番早く芽を出して それらしい姿になっているのは 春蒔きホウレンソウです。
 先日 既に 間引き 中耕 追肥 土寄せを終えたので 日に日に 葉のボリューム感が見られる様になりました。
 こらから5月に入ると 生長が一気に進み油断をすると すぐに塔立ちをして 味も落ちるので 収穫の適期を逃さない監視が必要です。
このホウレンソウと同じ畝に 同じ日に 種を蒔いた5寸ニンジンは やっと本葉が出始めたところです。 昔から「ニンジンは芽が出れば 半分出来上がった様なものだ!」と言われるほどに 発芽がポイントですが ホウレンソウは4〜5日で揃って発芽したのに対して このニンジンは 3~4年前に購入した古いペレット種を蒔いた ハンディもありますが なんと 芽が出るまで 12~13日かかっています。 そのうえ 本葉が出揃うのにも日にちがががりました。
種の古い新しいがどの程度発芽に差が出るのか?  春蒔きネギで 試してみました。
 右の写真は たまたま手持ちのあった3種類のネギの種を 苗代に 蒔き分けて その違いを比べたものです。
 苗が小さく 見辛くて恐縮ですが 2列の奥1列は 種袋の発芽 75%保証期限が2008年11月の西洋ネギです。 手前の列 マルチ抑えの仕切りがある 右側は 種袋の期限が2015年4月の九条小ネギで ほぼ100%の種が発芽しています。 マルチ抑えの左側 パラパラとしか発芽が見えないのは 期限が2003年4月の九条太ネギです。
 ネギの苗は それぞれ苗の必要数が30本もあれば充分なので 1袋の種を購入すると気が遠くなるほど長期間まかなえます 従って 種保存箱の中には 古い種袋が残り 残っていると新たな種を購入し辛い 繰返しが続いています。 しかし 今回の比較結果を見ると 来年は 少なくとも九条太ネギの種は購入が必要と 判断するのに拘りは無くなるでしょう。

次は 早生で手軽に作れて柔らかい短根ゴボウを肥料袋栽培しています。
 今蒔いておけば 夏に穫れて 白肌で 穫りたては香り 食味もよく 夏のサラダにも適しています。
 根長は35~45cm程度の短根ですが 少しでも土を掘るのを減らすために 使い古しの肥料袋をバラして繋ぎ合わせて直径70~80cm 深さ20cmほどの 底無し栽培桶を作り畝の北の端に埋めました。
 これで10本ほど ゴボウが穫れるでしょう。

 これから 菜園には トマトに続いて 間もなく 発注済のキュウリやナスの苗が届いて 定植され 例年の菜園景色になります。 

木曜日, 3月 19, 2015

新年度のスタート

 一雨ごとに春は進んでいます さくらの開花予想も一日単位でカウントダウンが始まりました。
 菜園のフレッシュマンとしては 今年もトマト苗が さっそうと言える姿ではありませんが まずは登場します。

今年の種蒔きは 前準備の都合で 例年よりも半月以上も遅れました。
 手前の2ポットは中玉トマトで 奥の4ポットは大玉トマトです。
 相変わらず 春は 自分の部屋を育苗場所に提供して 使い古しの電気アンカを熱源に スチロール箱を発芽器代用として 発芽後も 超過保護に育苗をしていますので 園芸店で売り出す苗に比べると いずれもヒョロヒョロとして か弱そうな苗ばかりになっています。
 定植の甫場はまだ出来上がってはいませんが  1ヶ月後には植え付けたいと思っています。
 トマトの他にも ナス・キュウリ・シシトウ等 夏野菜の主役たちの苗が売り出されるまでの間に 精力的に農園通をして 準備に努めなければなりません。

  その他 種蒔きでは 春蒔きニンジンとホウレンソウ それから 恒例の春蒔きネギ類は3種類 九条太ネギ・浅黄系葉ネギ・西洋ネギ 更に 手軽に作れ サラダでも食べられる極早生のゴボウも いずれも ほんの少しづつですが 種蒔きは終えています。
 此れ等も いずれ 芽が出始めたら写真に撮って アップします。
 

水曜日, 1月 21, 2015

秋野菜を振り返って(2)

 振り返ってみますと 昨秋は 新しいことに取り組む 気分的な余裕もなく 菜園に対しても なんとなく 漫然とやっていたような気がします。
 唯一の新しいことは この「エシャロット」だけです。
「エシャロット」と言っても ラッキョを植えて 春の芽を摘み取って 食べるだけのことで そう目新しいことでは無いのですが。
 8月の終りに思いつきで買った 種ラッキョの 一袋には 100粒ほども種が入っていて 植える場所探しに悩み あちこちに分けて 少しづつ植えました。
 さて 右の写真は 九条ネギの通路際の空き地に植えた一筋です。 株間8~10cm 深さ3~4cm に2粒づつ植えて 発芽後1ヶ月に 888化成肥料を バラ撒いて土寄せしたエシャロットの 11月下旬頃の様子です。
 2月になったら もう一度 軽く追肥をしておくと 4月には 穫れたてのエシャロットがたっぷりと戴けると 楽しみにしています。

 写真には写ってませんが 九条ネギの手前には例年通り 西洋ネギが植っています。 九条ネギと同時に 春の彼岸に種を蒔きました。
6月に 仮植えをして 9月に 九条ネギよりも深目に溝を掘って定植をし 3回の追肥・土寄せの後 霜が降りてネギの甘味が増してから収穫しました。
 今年は 入院中 雑草抜きも 何の世話もせずに放ってあったにもかかわらず 気候が良かったのか 例年以上に 太くなり 贔屓目で見ると デパ地下の売店に並んでいる商品なみに見えるのは 勝手なものです。
 いつもの通り白い部分を 4~5cm の小口切りにして コンソメ味でぐつぐつと30分ほど煮ると 甘味が出て シャレタ小皿の一品になります また 葉の青い部分は スープストックとして戴きました。

  例年は7月中に種を蒔く 茎ブロッコリーや カリフラワーは 病院の検査のために 時間が取れず やっと8月の暮れに種を蒔いて 9月の下旬に定植をしました 約1ヶ月以上の遅れでした。
 例年は11月には穫れる 早生種カリフラワーも 今回は12月の下旬になって やっとご覧の花蕾が現れてきました。
 やはりカリフラワーの品種選びは それなりの 適期に育てないと 大きさも 食感も劣ることが分りました。 
 

月曜日, 1月 12, 2015

秋野菜を振り返って(1)

 この時期の農園には 時々ネギや大根の収穫に出がけますが この辺りの土質は 関東ローンの赤土で 霜柱が 溶け出すと 畦道はぬかるんで 長靴を履いていても 歩けない状態になります。 その上 空っ風は吹きつけて寒いし ほとんど人影を見かけることもありません。
 
 昨秋は 体調をくずし 病院通いに時間をとられ 秋野菜の世話は手抜きが多くなりました。
 白菜は8月の末ギリギリに種をポットに蒔いて 9月の20日過ぎに 一畝に8株を定植しました。
 我が家の白菜の食べ方は鍋物が多く 漬物にすることは無いので 肋の白色部が少なく 緑の葉が多い品種の 中生種が4株と 早生種を2株植えました。 それと 久し振りに肋の白色部が比較的多い品種も2株 植えました。
 定植後一月足らずの時期に 入院の予定が決まったので 入院前に 早めの追肥を遣って 防虫網のトンネルをピッシリと掛けておきました。
 以後 20日強の間は 農園には 見にも行けない状態で過ぎました。 入院中に 農園仲間からメールが入り 結球を始めた白菜2株の下葉が枯れかかって病気に罹っている との情報を受け この時期なら多分ナンプ病であろうと推測し 病気の伝染を防ぐ為に 取り敢えず 病気の2株を引き抜いて 捨てました。
 退院後 先ず 残った白菜の消毒をして 病気の蔓延を防護しました その時の様子が上の写真です ここに写っている白菜の手前の一株が抜き取られ もう一株は この右3株おいた所にあった株です。 ナンプ病に罹ったのは いずれも緑葉の多い品種で 肋の白色が多い品種は ナンプ病にも強いようです。
 その後 無事 収穫した株は 中生種は5kg 早生種は4kg と 充分な世話をしなかった割には 満足のいく出来栄えでした。

 白菜も大きく育ちましたが 先日 マルチフイルムを破って 抜き取った聖護院大根もご覧の通りで 目方は 3.5kgも ありました。
 監視が行き届いていないので 肌は美しくありませんが オデンや 煮物にすると さすがは美味しいです。
 長大根に比べて 丸大根は 輸送梱包にコストが嵩むので 商売人は 最近扱いたく無いのでしょうか 店頭に並べられる 機会が減った様で 自分で作らないと 入手難の 貴重な野菜になっています。
   
 

木曜日, 1月 01, 2015

明けまして おめでとうございます

 明けまして おめでとうございます。
 昨年 夏前に 思いもよらない 内臓の異常が発見され、以来 検査や 治療などで 今迄あまり縁の無かった医者通いに時間をとられました。
 かかる次第で 菜園ブログもご無沙汰に過ぎて 失礼致しました。
新年を 迎え 厄落としも兼ねて 初詣に行ってきました。
 初詣は このところ毎年 自転車で行ける神社にお参りしています。 今年は片道30分程の所にある「大宮八幡宮」に詣りました。 
 社伝によると「九百年前の 1063年 に、源頼義が勅命を奉じて奥州の豪族阿部氏を征伐し 凱旋の折 京の石清水八幡の分神を勧請し 建立した」とあるくらいの古社ですし、また 昔から武藏三大宮の一つに数えられ、社殿が大きく 境内地は 明治神宮・靖国神社に次いで第三番目に広く 都内屈指の大社ですので、新年の参拝者も多く 折からの 冬晴にも誘われ ご覧の通り大変な人出でした。 駐輪場探しには一苦労しました。
さて 社殿から振り返って 参道の方向を撮ったのが 左の写真です。 ここに見える鳥居は 三の鳥居で その向うに見えている鳥居は二の鳥居です、 その先は 参道が下がっていて 鳥居は見えませんが 神社入口に建てられた 柱径90cm 高さ8mの立派な 一の鳥居 があります。その一の鳥居から社殿まで真直ぐに続く参道は ご覧の通り 約250mもあり 道幅も広く、両側には古木が生い茂っています。 そして この道は昔の鎌倉街道に繋がっています。
 神域の北側は和田堀公園を一望出来る台地で、崖下には 江戸百万人の飲み水をまかなった神田上水の支流の一つ善福寺川が蛇行しています。その 崖のふちに「大宮遺跡」の標識板があり、ここでは 弥生時代末期(3世紀末)の墓穴が発見されて、墓穴からは 完全な形の壺型土器五個と勾玉一個、ガラスの小玉12個が出土しています。 この辺りは 善福寺川と神田川に挟まれた台地帯で 石器時代の遺跡も多く発見されています、水も在り 作物も育ち 古くから 人間が住むには いい場所だった様です。

 次回からは、ブログを休んでいた間に撮った写真で 恐縮ですが、秋野菜の記録を掲載するつもりでいます。 今後とも よろしくお願い申し上げます。