木曜日, 8月 12, 2010

今年の夏野菜と「七支刀」

 連日の暑さに パソコンにはすっかりご無沙汰していました。
 台風4号の余波で 関東地方も雲の多い日が2〜3日ありましたが 今朝は空気が入れ替わったように 澄んだ青空が広がりました。
 3月に 大胆に剪定した庭の百日紅(さるすべり)は 枝を高く伸ばして 大きな花房をつけ 夏の太陽にキラキラと輝いてみえます。

 農園では 夏野菜が一区切りついた段階です。
 総括的にみますと 早植のトマトは 4月の異常低温と日照不足の影響を受けてあまり良くなかったと言えます。 来年は 植え時の再検討と 2本仕立てに対する施肥を 改めて考えねばならないと思っています。 
 胡瓜は 建築廃材の残土で造成整地された 新しい開墾畑に植えたので 土壌が合うのかどうか?心配していましたが 例年同様の(定植後マルチは外さず 追肥は敷設した給水ホースを通して自家製の液肥を潅水兼ねて施す)方法で まずまず順調に育ちました。
 そのような事情で胡瓜用の割当面積は 例年よりも広くとれ 例年の2株に対して 今年は3株にしました。 5割増の効果は てきめんで 収穫が始まると 胡瓜ばかりが20本も穫れる日が続き 消化するのにおわれました。
 農園の掲示板に 誰かが貼り出した「胡瓜の佃煮」のレシピは 仲間の間で大流行しました。 私も 胡瓜の保存策として 早速 導入して 既に3回佃煮を作り 保存袋に分けて冷凍保存しています。
 しかし ここにきて 胡瓜は曲がり・尻すぼみが多くなり 片付けの時が近づきました。
 今 畑で最も元気なのは シシトウの類いです。 大型シシトウ「福耳」はカプサイシン濃度の上昇を少しでも抑制したいので せっせと水遣りをしています。
 ナスは 既に強剪定を終えて 9月の秋なす まで 一休みです。
 新品種 茶豆の早生種が春に売り出されたので 種を一袋買い 数人で分けて 胡瓜の際に植えました。 花が咲き出した頃から 胡瓜に潅水をする度に 枝豆には 水だけを遣って来ましたら いい実が鈴生りに着きました。 ビールの友に 穫れたての枝豆は最高です。

 左の写真は 過日6年振りの一般公開に予約をとって 天理の石上神宮まで観に行った「七支刀」のポスター絵です。
 この絵では お分かりになり難いと思いますが この奇妙な鉾の表裏に金糸で彫り込まれた文字が61字あります。
 その銘文は 4世紀中頃(日本には まだ文字が無かった)に 百済王が倭王のために七支刀を造った と読まれています。 一方 日本書紀には 百済から七枝刀(ななつさやのたち)が献上されたとあり 双方が 史実であることを確かめ合った形になっています。
 勿論 「七支刀」は国宝です。
 この機会に 2泊3日をかけて この時代の遺跡が残っている飛鳥方面を回ってきました。 その時の写真は Picasaアルバム に掲載してあります。 お暇な折にでもクリックして ご笑覧下さい。