木曜日, 11月 30, 2006

ブロッコリーの側花蕾


 朝晩の気温が下がり 冬野菜が一段と美味しくなりました。

 このブロッコリーの側花蕾も色・姿が良くなりました。
 二十日あまり前には このブロッコリーの頂花蕾を収穫しました。 その頂花蕾の450grもあって大きく伸び々々した姿に比べると この第1段の側花蕾は直径が10cmほどで小ぶりです。 しかし色合いが深くなり 寒さで締った分だけ味は良くなっていると思います。 更に 側花蕾は長い花梗を持っていて その花梗は皮を剥いて花蕾と一緒に茹でると柔らかく甘味もあって美味しく戴けます。
 
 ブロッコリーはこの後 小さいながらも第2段・第3段と側花蕾を着けます。
 真冬になって冷たい風が吹きつける頃には 側花蕾の表面が紫色になり 飢えたヒヨやムクドリの群に葉を食い荒らされますが 春になって 黄色い花を咲かせるまで立ち続ける丈夫な野菜です。

火曜日, 11月 28, 2006

ソラマメに挑戦


 ソラマメ作りに挑戦しています ○○の手習いです。
 この春取りたてのソラマメを頂き 改めてその美味しさを再認識ました。 
 よく耳にする「家庭菜園では 枝豆とトウモロコシを作りなさい。 枝豆とトウモロコシは時間が経つと穀物の味になるが 取りたては野菜の美味しさを味わえるから。」との言葉はソラマメにもあてはまると思い ソラマメ作り挑戦への動機になりました。

 ここの農園でソラマメを作るには幾つかの問題があり 今まで ソラマメを作る人は少なかったのが現実です。
 問題の一つは 借用期限の関係で2月末に農園の場所が変わる問題です 従ってそれまでの間ソラマメは何処でどう過ごすか?です。 また 豆類の連作障害や やっかいなアブラムシ対策をどうするか?も問題です。   

 以上の様な課題を背負って 11月の初旬に9cmのポットに2粒づつ豆を差しました。 自室内に置いてあったので 約1週間で揃って発芽しました。
 その後本葉が2~3枚になったのでポット当り1株として 手持ちポット最大の15cmポットに移植しました。 そこを2月末までの仮植え場所にして 3月に新たな定植場所が決まればもう1度移すつもりです。 また アブラムシと真冬の西風から苗を守るために防虫網トンネルの中に匿いました。
 写真は 5日ほど前 ソラマメがまだ9cmのポットに入っていた時の姿です。

金曜日, 11月 24, 2006

カリフラワー第2弾


 カリフラワーの第2弾は ご覧の通り色付きのカリフラワーです。 
 普通のカリフラワーは真白で その白さを際ださせるために 花蕾が握りこぶし程に見えてくると 外葉で花蕾を包み 太陽光線を当てないようにします。 一方この色付きカリフラワーは 太陽光線に当てて鮮やかなオレンジ色を出させます。
 今日 花蕾の色が鮮やかになったので収穫しました。 直径は20cmを超えて目方も950grあり上出来でした。

 このカリフラワーは色付きのカリフラワーとして開発され「オレンジブーケ」と洒落た名前が付けられています。 名前の通り畑にあるとハット目を引く鮮やかなオレンジ色ですが 写真ではその色を出すのに苦労しました。 デジカメの感光部の色特性は従来のフイルムと異なり オレンジ色が苦手の様です。 光りが多いと白っぽくなり 少ないとくすんだオレンジ色になってしまいます。 
 掲載しました写真は デジカメの設定をいろいろ変えて撮影した何枚かの中で 花蕾の色を重点にして比較的現物に近い色の写真を選びました。
 
 このオレンジブーケは早生のカリフラワーに比べると 収穫時期が10日から2週間ほど遅く 花蕾もやや小ぶりですが 茹でても(色の鮮やかさは消えますが)オレンジ色が残りグリンピースの緑や唐辛子の赤と合いますし 食味はむっちりとした甘味もあって好評です。
 まだあまり店頭では見かけませんが 目先の変化と収穫時期をずらすために 毎年 数種類のカリフラワーを育てる中にかかさずに組み込んでいるひとつです。     

火曜日, 11月 21, 2006

大葉のしゅんぎく


 秋播き野菜の常連に この「大葉のしゅんぎく」があります。
 
 9月の第1週に水菜やルッコラと同時に 防虫網のトンネルの中に3筋播いたものです。
 その後 間引きと軽く中耕・土寄せ・追肥をやりました。 また 週一回ストウチュウの撒布をしています。
 背が伸びて15cmほどになると 本葉2枚を残して先を積みとって 柔らかい茎と葉を一緒に戴きます。
 残った2枚の葉の脇からまた新しい芽が伸びてきて 今度は2本の芽が摘み取れます。
 写真に写っているのは この2回の摘み取りが終り 3回目の芽が伸びて摘み取り待ちの状態です。 理屈から行くと今度は1株当り4本の芽が摘み取れる計算ですがそうは行かないでしょう。
 この摘み取りは後何回まで可能でしょうか? しゅんぎくは寒さに弱く 霜に当ると枯れてしまいます。 株の状態が良ければフイルムの保温トンネルを掛けて延命策をこうじます。

 この大葉のしゅんぎくはご覧の通り(写真をクリックするとよく見えます)葉が大きくて厚みがあります 柔らかくて香りがいいので 鍋物や汁物のぐにも使えますが なんと言ってもサット茹でて胡麻和えで戴くのが最高です。 その上に 収穫法が摘み取りですから 必要な分だけこまめに収穫出来るのが家庭菜園には打って付けです。 

木曜日, 11月 16, 2006

聖護院大根


 大根は毎年 聖護院大根を4~5本だけ作っています。
 秋冬野菜をいろいろ作ろうとすると 大根に割り当てられるスペースは限られてしまいます。
 9月の初旬に種を播き かれこれ70日が過ぎます。
 間もなく2キロ以上の丸々した聖護院が収穫出来るでしょう。

 大根はマルチを張って種を播いたので除草の心配はありません。
 発芽後は防虫網のトンネルの中で育てて アブラムシによるモザイク病とリンシ目害虫による被害に配慮しました。 
 本葉5~6枚の頃に一本立ちにし まだ自立出来ない株に土寄せをして真直ぐにしました。
 播種後一ヶ月が過ぎると 始めてわずかの追肥をぱらぱらと撒き 後は手を掛けていません。
 10月の終り頃にになると害虫も減り 大きくなった大根が窮屈になったのでトンネルを外してやりました。 大根は日に日に太って 肌のきれいな大根に育っています。
 聖護院大根は 煮物にすると煮崩れもなく青首大根とは違った美味しさです。

日曜日, 11月 12, 2006

カリフラワーの初収穫


強い北風が吹いて 色着き始めた木の葉が舞っています。 
風の中を農園に出て 早生のカリフラワーを収穫しました。
定植後70日強 目方は900gr ほぼカタログ通りの出来でした。

 途中で害虫コナガに外葉を害されましたが 芯の被害は無く大事には至りませんでした。
 花蕾が見えてきたら 外葉で花蕾を包んで日光を遮り 真白なカリフラワーに仕上げました。
 同じ早生のカリフラワーでも シシトウの陰に入っている株は成長が遅く その花蕾はまだ小さなメロンパンほどです チョットした条件の違いで 成長には差が出るものです。 
 この早生種が終ると半月ほど遅れて中生種のカリフラワーが収穫期になります。こちらはまだ花蕾が見えていません。

 カリフラワーは見た目が綺麗でボリュームもあり 収穫時に達成感のようなものがあります。 また何方に差し上げても喜んでいただける野菜です。
 我家でカリフラワーをたっぷりと戴く定番料理は「カリフラワーのグラタン」と「カリフラワーとグリンピースのガーリック風味」です。
 なお 後者の簡単なレシピは 昨年12月28日付け「カリフラワーをタップリ頂く」をクリックするとご覧頂けます。

 明日から3〜4日ブログを休ませていただきます。

木曜日, 11月 09, 2006

ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)


 道路傍の側溝蓋の隙間に生えているヒメツルソバです。
 毎年今頃になると可愛いボンボリの花を咲かせて「今年も元気だったのだ」と気づかせてくれます。

 うちの前の道路は狭くて ゴミ回収のトラックでも片方の車輪は道路のどちらかの側溝蓋の上を通らねばなりません。 従って両側の側溝蓋の隙間には草は生えないのですが たまたま生垣の間から白芙蓉が枝を出して花を咲かせている所があって トラックも白芙蓉の花を避けて通ります。 その一ヶ所の側溝蓋の隙間だけは雑草にとって安全地帯になっていて このヒメツルソバが長年そこを専用地とし 他の雑草の介入を許さない強健ぶりと繁殖力を示しているのです。

 ヒメツルソバが我が家に来た時のことを思い出すと やや違った印象でした。
 ずっと前の秋の日に 崖面がヒメツルソバで覆われているお宅を見つけました。 崖面は遠くから見ると淡い色の柔らかな絨毯を敷詰めた様に見え 近づいて見ると小さな花が可愛く見惚れてしまいました。 その家の方が「これを花壇の隅に差してごらんなさい」と言って10cmほどの蔓を一本下さり 帰って玄関脇の植溜に差したのが始まりでした。
 ヒメツルソバはどう言う訳か 駐車場のコンクリートの割目とか 道路の側溝蓋の隙間などの せせこましい所で株が増え 蔓が伸びて 今日に至っています。 

水曜日, 11月 08, 2006

ホーレン草 No.3


 この秋3回目のホーレン草を11月に入ってから播きました その現在の様子です。

 もう ほうれん草の3回目は ナスやシシトウがまだ畑に頑張っているので 播く場所も無く諦めていました。 ところが11月に入って 大根の脇にわずかなスペースが空き 幸い天気予報も比較的穏やかな日が続く予報でしたので 慌ててホーレン草を3筋と小松菜を播いて 不織布のベタ掛を被せ 雨除けフイルムを張りました。 
 幸いにも最高気温が20度を超える日が続き 10月上旬並に播種後3日目には不織布のベタ掛の下に点々と芽が見えて 4日目にはきれいに発芽が揃いました。
 播種7日目に混み合っている所を間引きし その写真を撮りました。
 例年は 10月20日頃の種播きでも 不織布のベタ掛とタフベルのトンネルの2重掛けにしていますので それだけ今年の気温は最高・最低共に平年よりも高かったようです。 この調子でいくと(このホーレン草は正月には間に合いませんが)正月用に早く播いた野菜は どこも当外れになるかも知れません。

 実は この記事は昨日ブログにアップする予定でしたが 接続会社の(理由説明の無い)トラブルで丸一日インターネットの接続が出来ず 今日のアップになってしまいました。
 立冬が過ぎた今朝の気温は10度を下回り 記事の内容とは若干ずれた感じのする朝でした。

月曜日, 11月 06, 2006

11月のナス


 11月に入った長ナスの写真です。
7月末の強剪定を境にして それまで前半の出来は良くありませんでしたが 後半になって状態は良くなり 11月に入ってもまだまだ頑張っています。

前半不振の原因はナスを定植する前に撒いた石灰窒素にあったと思っています。
 石灰窒素が加水分解して出来るシアナミドの殺菌能力を利用し 連作障害の有害菌(カビの一種)を減らす目的で 毎年ナスの定植場所には石灰窒素を撒いています。 今春は油断があったのか 土の乾き過ぎ 混和の不充分も気付かず 更に撒いた後の日時も充分置かずにナスを定植したのが原因で 根の発育が阻害され株全体に勢いが無く 花の着きも悪かったものと思われます。

 7月末に 枝の強剪定と同時に 根の外側を深く掘り 根も3分の1ほど切り取って更新しました。 その時 白い根が勢いよく出てナスの匂いが強く 根の状態は良くなってきていると判断しました。 リバイバルを期待して 根を切った後には堆肥に尿素を加え化燐酸石灰もまぶしてしっかりと投入しました。 
 ナスは期待に答えて 春とは違った勢いの良い新枝を伸ばし 9月に入ると秋ナスの収穫が始まりました。 以来週1回はストウチュウの撒布を続け また2週間毎には追肥もやった結果 柔らかい秋ナスの収穫が順調に続いています。 11月に入ってもご覧の通り 枝葉も勢いよく伸びていますし 濃い色の花もいっぱい咲いています。(写真をクリックすると大きくなります)
 この状態は11月の何日頃まで続くのでしょうか? 寒波が何時関東に来るか?でしょう。  

土曜日, 11月 04, 2006

コンテストの写真


 この「菜園ブログ」に掲載したトマトの写真が 区役所主催の「第六回農業写真コンテスト」に入選・展示され 見てまいりました。

 秋のある日 農園で野菜の写真を撮っていると 区の職員の方から「写真コンテストに応募しませんか?」と声をかけられました。
 募集要項のパンフレットを見ると 締め切り期限も迫っていて 一年以内に撮影した農業関連の写真との条件でした。
 そこで 今年「菜園ブログ」に掲載した写真の中から4点を選び 私のプリンターで最大のサイズにプリントアウトして 期限ギリギリに提出しました。 
 数日後 区役所の方から電話を頂き 「トマトの写真が選考に入りましたので、もう少し大きなサイズになりませんか?」とのことでした。 私のプリンターの限界と また時間的な余裕も無いので パソコンの元データーを電送して展示用の写真は区役所で拡大プリントされることになりました。

 入選した写真は 「菜園ブログ」7月8日付け「トマト2段目の収穫」の写真で 題名をクリックするとその写真はご覧いただけます。
 なお 展示会場に展示されている トマトの写真はデフォルメされたものになっていました。   
 

木曜日, 11月 02, 2006

カブの間引き取り


 9月の中頃に種を播いたカブがご覧の通りになりました。

 種播きの後はずっと防虫網のトンネルの中で育て 10月20日過ぎにカブの頭がつかえたのでトンネルを外しました。
 その間 2回の間引きと 1回の追肥・土寄せをし また週1回のストウチュウ撒布をしました。
 1週間ほど前に 株元の土が割れて白いカブが見え 日に日にカブは大きくなり 直径が6~7cmに生長しました。

 今日 端から1本おきに 10株の初収穫をしました。 これから順繰りに間引き取りをして 一回りする間に残したカブは大カブとして収穫出来るようになっています。
 づっとトンネルの中で育てていましたので カブの葉は柔らかくて虫の穴一つ無くキレイです。 カブの葉は独特の香りがあり また若いこの時期の葉は筋も柔らかいので根も葉も全て戴いています。
 当分は カブの料理が食卓に並びます。