月曜日, 12月 17, 2012

秋野菜の収穫

12月に入り 寒くなってまいりました。
 昨年に引き続いて 学校の農園に植えたヤマトイモの種芋を1個畝の端に植えました。 昨年の 経験から このイモは 親イモも美味しく戴けること また 姿のいい孫イモが結構生ること この2点をポイントにして育てました。
 さて ここにきて 葉が枯れたので掘り起こしました。  右の写真でご覧の通り 2層になってイモが着いています。

   夏の暑い頃に 4本の新芽がマルチを突いて伸びてきました コイモの芽です。 その中で勢いのいい芽を4本残し 後の新芽は摘み取りました。
 掘ってみますと 4本のコイモの周りに着いている孫イモも 結構おおきくなって 大きさでは世代の見分けがつきません。土を洗い落として テーブルの上に並べたのが左の写真です。
 数は30個 目方は4キロ 頭書のポイントもどうやらクリアーできたようです。
 その日に早速 戴きましたが しっかりした肉質で 美味でした。

 早生の白菜「無双」も 穫り時になりました。
 今年の白菜は ヨトウムシにも害されず シリクサレ病や軟腐病にも侵されずに順調に育ちました。
 夏の気温が高かったので 種蒔きを 例年より1週間ほど遅らせましたが 収穫時期は例年並みに追いつきました。
 目方も 4.2キロあり 例年並みでした。


 ここ数年 ブロッコリーは 茎ブロッコリーを植えています。
 今年は 種蒔きが大幅に遅れたために やっと収穫になりました。
 茎ブロッコリーは 花蕾と同時に 茎を戴きますので 柔らかい脇芽を早く出させる必要があります。 そこで 頂上花蕾が出て来ると ピンポン玉ほどになると早めに摘み取ります。 少々 小振りの花蕾もありましたが 摘み取りました。
 これが この秋 初穫のブロッコリーです。

 小松菜は別名「冬菜」と呼ばれます 霜が降りる頃になる
と 甘みが増して 繊維が柔らかくなり 美味しくなります。
 トンネルを開けて 大きな株を選んで収穫してきました。 残った株もそのうちに ゆっくりと大きくなってきます。
 4〜5日毎に これくらいづつ収穫し 冬の間じゅう続けられるので 新鮮な青物野菜として重宝です。

月曜日, 11月 12, 2012

11月の菜園(その2)

 神田川に沿った桜並木は まだ 葉が枝に残っていて 辺りは鬱蒼としています。
 自転車で走っていると 突然 黒いモノが目の前を横切り 一瞬ブレーキを握りました。
 橋の欄干にとまったのは一羽のカラスでした。 太い嘴には5cmほどのカエルをくわえています カエルは観念しているようです 一方カラスは 手が届きそうな距離にいる人間サマに対して 見せびらかすがごとき態度でした。
 シーズンとしては ぼちぼち「もずの早贄」の時期ですが 現実的なカラスはもずの様な習性は無いでしょう。
 カラスは川辺に居たカエルを見つけましたが 農園では めっきり蝶や虫の姿を見なくなりました。
 白菜は 防虫網のトンネルの中で窮屈そうですし 湿気が籠るとナンプ病やしり腐病に罹る心配もありますので トンネルを外しました。
 写真の手前2株は 早生種で 12月には収穫します。 奥の 7株は中生種で 正月用です。 我が家では 白菜は 漬物よりは鍋物に使うので 白い部分よりも 緑の葉の多い この種類を例年植えています。
 既に 外葉の大きさが50cm以上にもなっていますので まずまずの結球になりそうです。


 種蒔きが遅れた 聖護院大根も やっとマルチの陰から白い大根が見えるようになりました。
 深掘作業は 腰に負担がかかるので 比較的 浅く耕すだけで種が蒔ける聖護院大根を恒例にしています。 また 大根も 漬物よりは 煮る方が好みですので 聖護院大根が適っています。


  ブロッコリー・カリフラワーの類いも 苗作りが遅くなったので まだ 花蕾は見えていません。
 しかし 株や葉だけは 一人前になってきました。 幸い アブラムシや青虫の害もなく 今のところは虫食いの 少ない きれいな葉になっています。
 次回 「11月の菜園」では このブロッコリーも 花蕾の写真が掲載出来るでしょう。

日曜日, 11月 04, 2012

11月の菜園

 11月になって 過ごしやすい日が続いています。 
 このような過ごしやすい時期が もう1ヶ月ほどあればと 残り一枚になったカレンダーが淋しく見えます。

 菜園の野菜達は たんたんと毎日を積み重ね 特に 葉物野菜は気持良さそうです。
 この秋は 前作の胡瓜とゴーヤの片付けが遅れ 例年に比べて秋野菜の種蒔きも一ヶ月近く遅くなりました。
 その 第一陣は カブと小松菜を筋蒔きしました。
 写真の手前がカブで 奥に見えるのが小松菜です。
 既に カブの根元は白く丸みを帯びて来ました 中耕・追肥・土寄せ を早速せねばならない時期になっています。

 その1週間後に 第2陣の種を蒔きました。
 手前の6筋は小松菜で 奥の5筋はワサビナです。
 小松菜は蒔き易いように 粒の大きいペレット種を蒔いていますので 種の間隔を空けて 発芽後の細かい間引き作業を無くするようにしています。
 一方 ワサビナはペレット種が無いので 細かい種を 詰めて蒔いていますので 早速 間引き作業をせねばなりません。
 このワサビナの葉は 縮みが入り ボリュームがあります。 寒くなると 大きく育った葉を摘み取って 鷹の爪を加えて浅漬けしますと ワサビの香りがしてグーです。 昨年から 冬の葉物野菜の常連に加えています。


  今年のネギは この5メートル足らずの1畝だけです。
 この 僅かの場所に 3種類のネギを植えてあります。
 手前は 九条系の小ネギです 香りが良くて 柔らかく ヤクミには最適です。
 多くの株数は要りませんが 必要の都度 少しづつ収穫出来るようにしています。
 真ん中に植えてあるのは 定番の九条太ネギです。 冬の鍋物には欠かせないネギです。 これだけで 春までの消費をまかなえるでしょうか?
 一番奥は これも定番の西洋ネギです。
 3種類の新鮮なネギを 必要量だけ収穫出来るのも 春の彼岸の種蒔きから 長い時間のお付合いのお陰です。

月曜日, 10月 08, 2012

今年の秋野菜です

 暑い昼間の農作業は こなして来ましたが 夜のブログ更新は のびのびになってしまいました。 これも加齢と言うものなのでしょうか? 自慢になりませんが 五十数日ぶりの更新です。
体育の日は朝から この秋 始めて 大陸の高気圧に覆われて 抜けるような秋晴れの空が広がり やっと秋を実感する爽やかな日がやってきました。 
 先日の 台風で かなり痛めつけられたナスですが 雲一つない紺碧の空を背景にして花が咲いていました。
 いましばらく秋ナスの収穫が期待できそうです。
        
 
  例年の 「王将」白菜は 葉が立ち上がってきました。
こちらは 2連のトンネルを掛けていましたので 台風の被害はほとんどありませんでした。
 先日 大きな 外葉を持ち上げて 追肥もやり終えています。
 アブラムシの心配はまずないのですが これからはマルチの下から侵入してくるヨトウムシとの神経戦です。 夏の間中 ボウボウと生い茂っていた 道端の雑草を食べ尽くし 黒々と逞しくなったヨトウムシが 仕上げの御馳走に白菜の芯をねらってくるのでたまりません。


 ブロッコリーとカリフラワーは 台風が通り過ぎるのを待って定植を終えました。
 3種類ですが いずれも 早生種の苗作りをしましたので 正月前には収穫が出来るでしょう。
 ホウレンソウを始めとする 葉物野菜は 前作のゴーヤが10月迄 収穫が続いたのでやっとタネを蒔き終えたところです。
 その ゴーヤは 台風にもめげず 終盤には 隣にあった 胡瓜ネットまで手を広げて なんと 1本のゴーヤから 120本を越える収穫をあげました。 お陰様で 葉物の種蒔きが待たされました。 

水曜日, 8月 15, 2012

秋ナス・トマトの2本仕立て(総括)

 暦の立秋が過ぎても 依然として 「猛暑日」と「熱帯夜」です。
 農園では 朝晩の涼しい時間帯は 水汲み場には バケツを持った行列ができています。

ナスは 梅雨が明ける頃になると 貧そな花が枝の先っぽで咲き 幹や枝や 実の顎にまでハダニが付いて汚らしくなります。 2本のナスのうち1本は 生り疲れ が見受けられ 梅雨明け早々に強剪定をし 根も三分の一ほど切り取って 窒素分を中心に たっぷりと肥料を施し 散水も充分に遣りました また 僅かに残った幹には 殺ダニ剤を2回散布しておきました。
 それから約一ヶ月が過ぎ 皮の柔らかい 茄子紺色が鮮やかな ダニの痕跡も見えない秋なすが穫れました。
  一方 大型シシトウ「福耳」は この時期はカプサイシンが急激に増えて 料理をする指が赤くなり 指先が 時間の経過とともに熱っぽくなります。
  カプサイシンが溜らないうちにと 若い実を穫るように心がけています。

 さて 中玉トマト「フルティカ」の2本仕立てについては 度々 報告をしてまいりましたので 途中経過は省略して ここでは 各々の 収穫個数・総重量・1個当りの単重を比較します。
 なお 露地栽培のトマトは 梅雨明けの高温と 真夏の日射によって 折角 肥大した実は 赤くなりかけると裂果がひどくなり その箇所が腐敗を始めて臭くなり まともな完熟トマトを収穫することは至難です そうなる前に良果で収穫を終える栽培法を採っています。 従って 主枝の8段花房が開花し 脇枝は6段花房が開花すると その先は芯を止めるケースでの数値比較です。(それぞれ 1株づつです)
 1本仕立て:収穫数125個 総重量6,120gr 単重 49gr
 2本仕立て:収穫数214個 総重量9,391gr 単重 44gr
なお 外観や食味には違いがありません。 来年も 春夏露地栽培のトマトは2本仕立てのつもりでいます。 

日曜日, 8月 05, 2012

毎日が猛暑日


梅雨明け後の一ヶ月は 一年中で菜園作業が最もキツく感じる時期です。 そして 歳とともにその感が強くなります。
この時期 夏野菜は 懸命に実を付けるために 水分を求めます とくにウリ類の胡瓜やゴーヤは根が浅く広がるので 水遣りと養分補給を欠かせません。
同時に 毎日の収穫のための農園通いも欠かせません。

始めの写真は 昨日収穫した 胡瓜・ゴーヤ・オクラです。
此れ等の畝には ピッシリと黒マルチを張って水分の蒸発を防ぎ その上に ワラをシッカリと敷いて土の熱くなるのを抑制しています。 時々マルチの下に手を潜らせてみて 土が熱く乾いた状態になっていないか? チェックします。
水遣りは マルチのあちこちに給水穴を設けて そこから自家製の液肥を加えた水をタップリと注ぎ込みます。(2株の胡瓜に対して一回の給水量は5リッターのジョロで4〜5杯分です)
3ヶ月間 生り続けてきた胡瓜はもう最終段階です。 伸びたツルの花芽も淋しくなり 穫れる実の外形も かっこうがよくありません。
それにひきかえて ゴーヤとオクラは今が最盛期 次々と花が咲き 実の生長も急速です つい 葉陰で見落した実は 一日で巨大果になってしまします。

梅雨明け後の強い日差しと 乾燥に遭うとトマトの実は 一斉に赤く熟れ 裂果が始まります。 うっかりすると ヘタ際から穴を明けて虫が入り込み 実は落下します。
その様な状況になる前に 通常の熟度よりも早い目に まとめて収穫したトマトの写真です。
さて これだけの数のトマトを 品質を劣化させずに消化するには? と思案のすえに 大型トマトはナポリタンのソースにして 冷凍保存すること 中型トマトは例年のドライトマトで保存することにしました。

お盆が過ぎると 夏野菜の片付けと 秋野菜の苗作りと 甫場の準備が待っています。 一年中で最もキツい時期は まだ しばらく続きます。

日曜日, 7月 15, 2012

梅雨明け間近

九州では つゆ末期の豪雨によって 多くの方々が被害に遭われました。 心からご同情申し上げます。
こちらでも 梅雨前線の雲が切れると 真夏の太陽が照りつけて 蒸し暑い日が続いています。 
さて トマト・胡瓜・ナスなど 夏野菜のチャンピオン達が この蒸し暑い中を 少々のカビ菌による病気をも ものともせず いい実を育てるために 懸命の追い込みをかけている姿をみると 頭の下がる思いがします。

かたや このシーズンを待っていたオクラは 朝になると 思いがけないところに花を咲かせて 人の目を引きます。
このオクラは 株も大きくならず 葉も小振りで密植できて 倒伏しにくいと種袋の効能書きに書かれていました。
タネをポット蒔きして 苗を作り 75cm巾×3m足らずの一畝に 20株ほど植えてあります。
この時期には 3日毎に収穫ができます。
さっと茹でて 小口切りにし ポン酢をかけて混ぜ合わせるだけで 幸か?不幸か? 食欲の落ちるのを忘れさせてくれます。

もう一つ この時期の野菜は お馴染みのゴーヤです。
今年は 陽当たりの悪い塀際に 負けない高さにネットを張って 一株の苗を植えました。
沖縄の野菜であったゴーヤも 最近は品種改良が進んだのか? 栽培の北辺が上がり その分苦味が薄れた様におもわれます。
一昔前は 「ゴーヤは夏の西日を避けるために植える植物で ふと気が付いたら実が生っていた!」と地元の人には言われていましたが この品種も 所謂 "節成り種" と詠われている "果長25~30cmの豊産タイプ" です。
ここにきて やっと雌花が咲き始めました。

土曜日, 6月 30, 2012

トマトの2本仕立て

中玉トマト「フルティカ」の 1段花房の節から出る脇枝を伸ばす 2本仕立てと 脇芽は全て摘み取る1本仕立てとの 収穫個数と重量の比較をするべく 初取り以後 収穫のつど その記録を取っています。

右の写真は 2本仕立ての現状です。 
 主枝(右側の支柱で誘引)は 1段花房の実は全て収穫済みで 一番下に見えている赤い実は 2段花房の残りです。
 真ん中に大きく見えている赤い実は 3段花房で 既に収穫が進んでいます。 その上に 連続して見える 青い実は 4段花房の先の実です この段まで収穫が始まっています。
現在 主枝の高さは 1.8mほどで 8段花房の開花を確認して その先 葉2枚を残して 芯を止めてあります。
  2本仕立てのもう1本の脇枝(左側の支柱で誘引)は 写真の左下の葉陰に小さい赤い実が2個見えていますが これが脇枝1段花房の残りです。  その右上 葉陰に見えているのが 脇枝の2段花房で これも収穫が進んでいます。 脇枝の高さは 主枝とほぼ同じ高さで6段花房が開花し その先で芯を止めています。

一方 1本仕立ての方は 写真はありませんが 高さは 2本仕立ての主枝と比べると 約30cmほど高く 葉の茂りも豊で 株としては一回り大きくなっています。
こちらも ほぼ同じ時期に 8段花房の開花を確認して その先 葉2枚を残して 芯を止めてあります。

6月末 丁度 前半が終ったところで 中間の集計をしてみました。
2本仕立ては 収穫数 44個 トータル重量 2,212gr 平均単重(50.3)
1本仕立ては 収穫数 26個 トータル重量 1,318gr 平均単重(50.7)です。
最近 うちの農園のトマトは 2本仕立てが主流化しつつありますが 来年以降 2本仕立てをする際の参考として 8段花房の実を収穫し終る迄 数字をとるつもりです。

火曜日, 6月 19, 2012

梅雨に入った夏野菜

ほぼ平年並に 梅雨に入りました。
雨の合間を見つけては 夏野菜の収穫に通う日々です。
胡瓜は 3本仕立ての各主枝が 手の届く限界をを超えましたので 芯止めをしました。
それら主枝を追って 子枝にも実が生り始め この時期は 2株の胡瓜から 連日十数本の実が穫れます。 また 実の肥大も早いので 形のいい実を得るためには朝と夕 日に2回収穫に行くのが理想です。

 台風の風で 株が倒れる前に赤シソの収穫をしました。 
恒例の赤シソジュースを作るために 無農薬を通して ずっと防虫網のトンネルの中で育てて来ました。
写真でご覧の通り 葉のチジミ具合も豊になり 色合も深みが出ましたので 一回目の摘み取りをしました。
各株とも 株元の一節を残して摘み取りますと この時期では 一月も経たない中に 脇枝が大きくなって2回目の収穫が出来ます。 3回目になると 葉の色合いがうすくなるので 2回目は株ごと抜き取り終了にします。

 大型シシトウ「福耳」も2段 3段の実が着いてきました。
この時期に収穫した「福耳」は カプサイシン成分が少なく ピーマンの感覚で食べることが出来ます。
見た目は立派なピーマンを収穫してみても 実を半分に切ると 中で大きく肥って外に出られなくなったオオタバコガの幼虫を見つける 嫌な思いをすることがあります。
その点 ピーマンに比べてシシトウ類は 開花後の実の肥大が早いために  ピーマン栽培で 悩まされるオオタバコガの幼虫被害が ほとんど無いで育て易いです。

2本仕立ての大玉トマト「ファイト」も 主枝は8段目が開花し 脇枝の方も6段目が開花しましたので 芯を止めました。
開花後 完熟果が収穫出来るのは約一ヶ月後になり 今からでは 丁度 梅雨明けの頃になります。
雨除け設備をしていないトマトの露地栽培では 真夏の太陽光線と 水分の急激な変化で 梅雨明け後の実は裂果が多くなり 美味しいトマトを得ることは至難です。
  右の写真には 主枝の1段目残りの2果が赤くなり 2段目と3段目の果実と 左の葉陰に脇枝側の1段果が見えています。
今年は 植え溝の下深く 元肥として 甘味植物ステビアの乾燥葉をたっぷり埋め込みました。 そのせいか 完熟トマトは例年以上に甘みが豊に感じられます。 気のせいでしょうか?

庭の片隅の とりわけ陽当たりの良くない一角に ギボウシやランの類いを 所狭しと突っ込んである場所があります。
  平素は 全く省みられない草々なのに 梅雨の時期だけは 存在感を主張します。
見る者にとっては その 草々の ひょうひょうとした姿がまた何とも言えない風情を感じます。 

金曜日, 5月 25, 2012

夏野菜の近況・京都名刹巡り

 薫風の候 気持のいい季節になりました。
菜園の夏野菜も実が目立ちます。
定植一番乗りは 種蒔きから育てて来たトマトです。 このトマトは中玉の「フルティカ」で 一段果が色付いて見えます。
例年のことながら トマトは本葉の3〜4枚目まで土に埋める 寝かせ植えをしていますので 一段目の実はマルチの表面を ゴロゴロ転がっています。
既に 5番花房まで開花し 追肥も2回施しています。

次の 夏野菜は胡瓜です。
タキイの接木苗「夏すずみ」を 仲間と共同で 宅急便で取り寄せて 今年も1m×2.5m 畝に2株植えています。
苗が届いた頃は 気温が低かったので 一回り大きなポットに仮植えして 気温が安定してから定植してトンネルも掛けておきました。
トンネルの中で 株元から伸びる 勢いのよい側枝2本を残し 5節目迄の花芽 脇芽は全て摘み取りました。
例年通り 残した2本の側枝と主枝で 3本仕立てにして 畝の四方に1.8m高さの胡瓜ネットを行灯状に張り そこにつるを這わせています。
各株とも一番果は穫り終えました 写真は2番果の様子です。
ぼつぼつ 一回目の追肥を遣る予定です。

 写真の3枚目は 「トルバム」の台木に 「つやすがた」の穂木を接木したナスです。
苗は 例年通り 練馬の農家から購入したものです。
買って来たナスの苗は 15cmの一番大きいポットに移植して 温室内で育てました。
今年の苗は 勢いがなかったので 一番花は摘み取り まずは株の成長に注力しました。 株の勢いがよくなり 2番花が咲きだす頃に定植しました。
ご覧の実は2番花の実で 脇枝の花々も一斉に咲きだしました。
今年の気象は 先日の竜巻のように「想定外のこと」が起こり 油断なりません。 株が被害を受けない前に 支柱建ての必要があると思っています。

プランターの「イチゴ」も色付き 既に20個ほど戴きました。
粒は小さいが 完熟した摘みたてのイチゴは香りがよく 皆さん好評でした。 まことに 摘みたてイチゴこそ 家庭菜園ならではの超贅沢です。
今年の経験を生かして この株のランナーから苗を作り 庭のプランターという陽当たりの良くない場所でのイチゴ栽培に 来年も挑戦するつもりです。

 例年開催される小学校クラス会の今年の会場は京都でした。
出席した旧友が 現役時代に勤めていた会社の寮が 嵐山渡月橋の畔に在り そこに一泊しました。
翌日は 比較的近い嵯峨野の界隈を散策しました。
市バスとタクシーを乗り継いで 大覚寺 ⇒清涼寺 ⇒妙心寺 ⇒仁和寺 と若葉の薫る古刹を廻りました。
京都は寺院の建物や庭園が見ものの一つです。
始めの写真は 仁和寺 紫宸殿の北側に広がる庭園です。 修学旅行の学生さんや外国の方が大勢来ておられました。
仁和寺のふすま絵を見たり 四十幾つもある 妙心寺の塔頭をのぞいたりしていると 時間が幾らあっても飽きませんでした。

 2枚目の写真は 初日の宴会後に 出席者全員で訪れた京都国立博物館の正面です。折から 夕日を真正面から受けたフレンチ・ルネッサンス風の建物は 今までの印象とは違って見えました。
当日は「王朝文化の華 陽明文庫名宝展」の特別展を見ることができました。
また 隣に在る 三十三間堂は 昔 弓道部の寒稽古で度々行っ想い出の場所です。 久し振りに堂内に入って 1001体の千手観音像や風神・雷神像にお会いしました。
クリックすると この京都名刹巡りのPicasaアルバムをご覧いただけます。

日曜日, 5月 13, 2012

GW明けの農園

今年の春は 寒暖の差が大きく 夏野菜の植付けを躊躇することもありました。  植付け準備の遅れを 気象条件を理由にしていたふしもありますが やっと胡瓜・ナス・シシトウ類の植付けも完了しました。

  その農園で収穫の最盛期を迎えているのは キヌサヤ「シャンパーニュ」です。
  ご覧のように 大きなサヤがぶら下がって 目立つようになりました。
  カタログによりますと この種類は 比較的矮性とありますが 今のところ地上7~80cmの辺りでは まだまだ上に伸びる勢いがあり 次々に花が咲いています。
しばらくは この調子で収穫出来そうです。


 マメ類の収穫は 実を一つづつハサミで切り取るので手間がかかります。
  先日 若干穫り遅れの実を含めて 葉裏をかきわけながら 200個ほどの実を採るのには かなりの時間を費やしました。
  収穫した実はご覧の通りです。  サヤの大きさは10cmほどあり まずまずOKです。
  また サヤは柔らかく 甘みもあって 来年も植えてみようかと思っています。

次の写真は フダンソウ「スイスチャドウ」でう。
  例年は春蒔き で栽培していましたが 昨秋は大根の畝肩の空き間に 種を蒔いておきました。
  冬の間は 収穫するには物足りない状態でしたので そのまま放置しておきましたら 暖かくなるにしたがって 本来の姿になってきました。
  葉の濃緑色も光沢をおびて 葉柄と葉脈の黄・赤・白も色鮮やかになりました。  食味は 春蒔きよりも フダンソウ癖が少なく 問題はありません。

プランターでのネギ苗作りは 古いタネを蒔いたので 発芽率を気にしていました。
ご覧の通り 我慢の出来る状態になりましたので 尿素を500に薄めた液肥を遣り 腐葉土を根元に敷きつめました。
  手前の右一列は「九条太葱」で 左の列は「浅黄系九条葱」です。  奥のブルーのコンテナーは 西洋葱「ポワロ」です。
  これだけの苗が 順調に育てば ネギは充分だと思っています。
 また 葱の右隣にあるプランターイチゴは若干チッソ分過多で 葉が大きくなっていますが 実は少しづつ色付き始めてきました。

金曜日, 4月 20, 2012

あちこちで花ざかり

 神田川のサクラを合図に 一斉に花々が咲き出しました。
 プランター イチゴは 保温と防虫を兼ねて 覆ってあったトンネルを 高く張り代えると 今まで俯きかげんだった葉も上向きに伸びてきて 花々がよく見えます。
 時々 トンネルを開いて 柔らかい筆で花を撫でたり 摘花したり 勢いよく伸びるランナーを切り取ったりと 細かな世話も 面倒がらずにやっています。
 何時でも 目の前にある プランター栽培の便利さです。

 昨秋 野菜種のカタログに キヌサヤ「シャンパーニュ」の名前を見つけました。
 つい名前につられて一袋 注文し 早速種を蒔きました。
 寒い間は シートを二重にして トンネルを掛けておきました。
 その後 1月のブログにも写真を掲載しましたが ここにきて 真白な花が咲き出しました。
 花の大きさは 他のキヌサヤよりも大きい様に思います。
 カタログには 莢長は8〜9cmと書いてあります。

 トマトは 畑の準備が遅れて 温室の中で 着花ホルモンをつける事態になりました。
 気温も上がってきたのでやっと定植を し終えました。
 今年の気候は 何が起こるか 油断がなりません。
 トンネルは 防虫網と穴開きポリフィルムの二重掛けにして 寒さ対策をとっています。
 写真に写っているのは 比較的早生種の 中玉「フルティカ」の一段花です。
 既に 実が膨らんでいるのが見えます。


 庭の日陰に 下草として植えられている 富貴草も  いきいきしてきました。
 自分の立場をわきまえているかのように 目立たない花を 懸命に咲かせている姿勢が うかがえます。

金曜日, 4月 06, 2012

夏野菜の苗作り 第2弾

 先日 本州全域を大嵐に巻き込んだ爆弾低気圧が 南方の暖かい空気を持ち込み 春の到来を邪魔してきた冷たい空気を一気に置き換えました。
 お陰で 気温が上がり 強い西風は吹いても 春は一気に進みました。 
 今年は 一週間ほど遅れていた 神田川沿いの桜も 今日はご覧の通りの見頃になりました。
 川沿いのあちこちには カメラを提げた 俄カメラマンが 頭上を見上げている姿を見かけました。

 我が家の トマトに続く夏野菜の苗作り 第2段も 動きを始めました。
 始めの写真は 3月25日にセル蒔きして 加温器「愛菜花」で発芽させたシシトウ類です。
 このところ 毎年 定番になっている 辛みの無いシシトウ「伏見甘長」と 夏場に乾燥が続くとカプサイシンが急増して 辛くなる大型シシトウ「福耳」の2種類です。
 写真の右側列は 「伏見甘長」で  左側列は「福耳」です。
 本葉が出ると 10.5cmポットに鉢上げし 温室で育苗して 一番花が咲く前に定植します。

 下の写真は 赤シソのセル蒔きです。
 赤シソも 赤シソジュースを作るために 毎年今頃セル蒔している定番の夏野菜です。
 無農薬のシソの葉でジュースを作る目的で 11ポットに 2株づつ 合計22株作ります。
 定植後は防虫網のトンネルの中で アブラムシ等の害虫を防御して育てます。

 その他 プランターに蒔いた 春の彼岸ネギのうち「西洋ネギ」は発芽を始めました。 その他「九条太ネギ」と「浅黄系九条ネギ」も この陽気で間もなく発芽するでしょう。

日曜日, 3月 25, 2012

イチゴの花が咲きました

彼岸が過ぎると 冷たい西風の吹く日もありますが 日が照っている中で 体を動かすと汗ばむよことがあります。
 プランターのイチゴは 2月の終りに化成肥料を撒いておきましたら ここにきて急に 株が盛り上がってきました。
 防寒ネット越しに 白い花が2つ見えます。 さっそく 写真を撮りましたが おしべが弱々しく 「花は咲けども」と言った感じです。
 取り敢えず 柔らかい筆で 花をなぜてはおきましたが はたして 如何なものでしょうか? 初めての イチゴ作りですので 要領が分かりません。
 その他の株にも 花芽の付いているのが見えます。
 今から マルチを張るのは厄介です 切り藁を増やして 土が見えないようにはしておきました。

 イチゴのプランターの隣に置いた 鉢植えのクリスマスローズが満開になりました。
 クリスマスローズも 今年は開花が遅れています。
 このクリスマスローズは 元は 庭に地植えされていたものですが 陽当たりが良くないので 株分けをして 鉢に植えたものです。
 地植えで残った方のクリスマスローズは まだ花が咲きません 鉢に植え替えて 良かったのかも知れません。
 庭の福寿草は 葉が生い茂って その所々に ちゃちな花が咲いています。
 こうなると 福寿草も関心を持たれなくなってしまいました。

火曜日, 3月 20, 2012

トマトの花芽が見えます

お彼岸を迎えると 風は冷たくとも 日差しは暖かくなります。
 上の写真は 早生種「スタピストマト」のポット苗です。
 ご覧のように 一段の花芽がハッキリとみえています。
 この種類は 他の中玉トマトや 普通のトマトに比べて 発芽後 本葉の出る頃から先々に生育が進みます。
 さらに 普通のトマトは本葉が8枚目の脇に 一段花房が付きますが このスタピストマトは 7枚目に一段花房が付き ますます その差が広がります。
 去年の実績では 一番花の開花は 普通の中玉トマトよりも一週間以上早く さらに収穫は 10日も早く穫れています。

 下の写真は 普通の中玉トマト「フルティカ」のポット苗です。
 見比べてみますと こちらは 黒い点々のように 花芽らしいものが やっと見えています。
 さあ 菜園も忙しくなります。
 冬の間 落葉堆肥を作っていた当時は 寒風吹き荒ぶ中で 四回も汗を流していましたが 腰痛で 堆肥造りを諦めた今は 寒い間 鈍っていた体に 気合いを入ればなりません。
 先ずは ネギとシシトウ類の種蒔きが待っています。


 遅咲きの 庭の梅は 例年よりも更に遅く 先日やっと咲きましたが 今年もウグイスの声は聞けなくなりました。
 その代わりに 動きも 鳴き声も 荒っぽいヒヨが 毎日飛んで来て 折角咲いた梅の可憐な花を 荒々しく蹴散らして去ります。

金曜日, 2月 24, 2012

福寿草の開花・トマトの苗作り

菜園を始めて以来 毎日の記録を10年日誌の形で付けています。
日誌を開くと その日は菜園にとって どんな日か が一目で分かります。
 今日この頃の最高と最低の気温が 平年に比べてどうだったのか を見ますと 2月の中頃を過ぎると 気温の振幅が大きくなっています。
 4〜5日前は 雪が降ったり 氷の張る寒さで 平均気温より3〜4℃も低かったのが 前線が東西に停滞して 南の空気が流れ込んで 雨が降ると 逆に3〜4℃も高くなりました。
 夜来の雨が上がった昨日 庭の福寿草を確かめに行くと ご覧の通り蕾が綻んでいました。
 今朝は 晴天で 気温は平年に比べて5℃も高い陽気でした。
 案の定 福寿草は 朝の陽を受けて 黄金色の花弁を一杯に開いていました。
 過去の開花記録を見ますと 昨年よりは1日早い開花ですが 開花が早かった年に比べると一週間ほど遅い開花です。
 新聞報道によりますと 今年の 桜の開花予想は 例年よりも遅いとの記事もあります。
 はたして 如何でしょうか?

  トマトの定植は4月の気温が気になります。
 ここ2年の 傾向から見ますと 今年も 寒いのではないかと思い それまでは節分の日にタネを蒔いていたのを 一週間遅らせて2月10日に蒔きました。
 写真は やっと本葉が出だしたトマトです。
 しばらくは部屋の窓辺に置いて 一応 土温度は16℃を目標に管理しています。 天気のいい昼間は 30℃以上になっていますが 夜はかなり下がっているでしょう。
 迂闊にも タネのチェックもれがあり 4年前に買った袋の中にはタネの少ない袋があり 1粒蒔きのポットがでてしまいました。
 今年のトマトは 昨年 waka3さんからタネを頂戴した 早生トマトの「スタピストマト」と 普通トマトの「桃太郎ファイト」と 中玉トマトの「フルティカ」の3種類です。
 写真で 1株のポットは タネが足らなかった「ファイト」です。

土曜日, 2月 18, 2012

カキ菜の収穫・フィルム写真のデジタル化

今朝は東京でも 屋根が白い雪化粧をし 寒い北西の風が吹き荒れる真冬なみの一日でした。 
 午後になってから 農園に行ってみましたが 人影一つありません。 緑色の野菜も少なくなって 潤いのない畑には 何処からか飛んで来たレジ袋が一枚 狂ったような動きをしていました。

 2月になると カキ菜の脇芽が伸びてきて カキ取ると 次々に 脇芽が成長します。
 わずか2株しか植えていませんが これで一回の収穫です。 小人数の我が家にとっては 充分過ぎます。
 このカキ菜のタネは 群馬の農家出身の農園仲間からいただきましたが 東京西部の多摩地方でも 同じ様なカキ菜が栽培されていて 道端の店先で「ノラボウ」と名札が付いて売っています。 
 見掛けの割には 筋っぽくなく 春を先取りした その独特の香りがする この時期限定の野菜です。

 昨年の 暮れに ポジフィルムのカラー写真を整理していたら ファイルから酢酸の匂いがし フィルムを出して電灯にかざし て見ると 色合いがセピア色化して見えました。
 このまま放っておくと 写真の劣化が一段と進む恐れがあると思い 自分にとっては 想い出の ポジ・ネガのフィルム写真だけでもデジタル化して 外付けHDに保存することにしました。
 古いフイルム写真自体が劣化しているのでしょうし スキャナーの限界もあるのでしょう 現在のデジタル写真を見慣れた目で眺めると 今回デジタル化した写真は 何となく古惚けた感じがします。
 その例として 始めの写真は 今から40年以上も昔 まだ日本人が一人も滞在していなかった時代に 西アフリカ ギニアへ出張した際に サバンナの家と子供を撮った一枚です。
 記憶では もっと緑が濃かったように想い 若干 補正しましたが この程度が精一杯です。

 次の写真は 今から12年前 2000年に 家族とイタリア旅行に行った時の写真です。
 この写真は コダックのカラーフィルムを使い 早く見たいので ホテルの近くのDPE屋さんに現像を依頼したものが原版です。
 デジタル化した写真は ピントのあまい点はやむを得ないでしょうが ボローニャの赤い街の色は比較的 よく再現されています。
 なお このイタリア旅行のデジタル化した写真は「フィルム写真からの変換アルバム」として ボローニャ編とラヴェンナ編 に分けて Picasa Alubum に掲載しました。
  Picasa Alubum をクリックするとご覧いただけます。