木曜日, 7月 30, 2009

椿の中にゴーヤ


この夏はやたらと俄雨が降ります。
 それも 暑い日の夕方に降る 夕立とは違って 朝晩に関係なく 晴れていると思ったら 突然ザーと降ってきます。
 今朝も 俄雨が降りました 庭のザクロの実には その雨粒が残っているのに 日が差して夏の青空が顔を出しました。
 今日も一日 蒸し暑い夏日になりそうです。
 今年のザクロの実は 形は小さいが 数は昨年よりも多く ここにきて ほんのりと色付いてきました。

 さて 庭のコンテナーに植えた 一株のゴーヤは この暑さに乗じて 勢力を拡大しています。
 蔓の何本かは 後ろの椿の枝に取り付いたと思ったら 電光石火 椿を完全制覇したもようです。 
 始め 雄花が少なかった頃に 折角 雌花が咲いても受粉が出来ないので 胡瓜の雄花を取って来て人工受粉をしてみましたが 所詮は無理な相談でした。
 ところが 椿の木に這い上がって 人の見えない所で咲いた雌花は きちっと受粉されて 実が重くなると椿の枝の隙間から垂れ下がり 透かせて見るとあちこちにゴーヤが下がって見えます。 片手で椿の枝を押さえて そのうちの一つを撮りました。
 やはり ゴーヤは 生らせるものではなく 生るもの のようです。

日曜日, 7月 26, 2009

挿木のオレガノ

西日本の各地では 梅雨前線による豪雨の被害が出ています。
 関東地方は 梅雨明けの宣言があったものの 不安定な天気が続いています。 昨日は予報に反して 真夏の太陽が照りつけましたが 一方 西日本では記録的な大雨でした。
 広域の天気図や人工衛星からの雲の写真を見ますと 西日本から西へ 中国大陸まで伸びた梅雨前線は健在ですし ベンガル湾からの雲の列も まだ繋がっています。
 夏の主役 太平洋高気圧の 西への張り出しが弱いのではないでしょうか?

さて 昨秋10月10日付けで オレガノ ケントビィューティーをドライフラワーにした記事を掲載しました。
 左の写真は 昨秋 挿木をした オレガノ ケントビィューティーが育っている様子です。
 挿木は10月の初めに 茎を10-15cm の長さに切って 水に浸けて根出しをし 根の出た茎10本程を 挿し芽用の培養土を詰めたポットに挿しておきました。
 この中の何本が冬を越せるか不安でした 真冬の間は 加温無しの温室の中で 水もほとんど遣らないで過ごしました。

 春になると そのうちの5本からは 脇芽が出し始め どうやら挿木が成功した様でした。
 3月の終わり頃に 焼物の 腰高の植木鉢に1株づつ定植しました。
 ここに来て ご覧の通り 可愛い花も咲き始め 枝は 植木鉢の高さ以上に伸びてきました。
 伸びた枝が 雨の跳ね返りを受けて汚れるので 一回目のドライフラワー用の摘取りをしました。

月曜日, 7月 20, 2009

梅雨明けのトマト・胡瓜

関東甲信地方の梅雨は明けましたが 西の方には前線が残り 例年の様に 梅雨明け十日のカラッとした夏の青空ではありません。
 雲が多く 時々 通り雨のある 不安定な日が続いています。 

 例年 桜の花が散る頃に 一段花房が開花している苗を定植すると 梅雨明けの頃に 9段から10段の実が赤くなります。
 雨除け日除けの設備をしていないと 梅雨の雨と その後の強い日照による水分の急激な変化で 熟しかけたトマトの実が裂果します。
 今年は 2本仕立の 主枝側は11段迄 脇枝側は8段で芯を止めました。
 写真のこちら側が主枝で 向こう側が脇枝です。 ご覧の通り 11段目の実は 支柱の高さを越えて重くなり 茎は曲がっています。 止むなく 背の高いカラス除けネットの支柱を借て支えていますが これらの実は裂果する確率が高いでしょう。
 いずれにしましても 節分に種を蒔いて以来 半年近くお付合いをしてきたトマトとも 間もなくお別れになります。


 同じく 春に定植した胡瓜も 1ヶ月以上 毎日 いい実を生らせてきました。
 梅雨明けの頃になると 株も老化して 胡瓜は懸命に雌花を咲かせますが 実は曲がり尻すぼみが多くなります。
 次の 写真は その胡瓜の後継者として苗作りをして 隣の畝に定植した若苗胡瓜です。
 取り敢えずは 日除けトンネルの中で育て 根付いて 蔓が伸びて来るとトンネルを外して 隣のセコハン胡瓜ネットに誘引するつもりです。
 今迄の実績では この厳しい時期に 共同農園の汚れた土壌で 自根の胡瓜が順調に生育するのは至難です。
 この胡瓜は 秋野菜を植え付ける迄の ほんの1ヶ月間のショートリリーフなのですが この夏は如何でしょうか?

木曜日, 7月 16, 2009

赤ジソジュースを作る


ご覧の通り 赤ジソの葉がいい色に仕上がりました。
 ソラマメが片付くのを待って ここに定植されてから約1ヶ月 虫が着かない様に防虫網トンネルの中で 乳母日傘の可愛がりようで育ててきた赤ジソです。
 梅雨明け十日 炎天下の農作業から帰ると 何よりの慰めは 冷たく冷やした赤ジソジュースのソーダー水割りをぐいと飲む 爽快さです。
 早速 今年最初の赤ジソジュースを作りました。
 この赤ジソを全部 収穫して帰ると 量が多くて ジュース作りに使う鍋に事欠きます。 従って 各株とも一段脇枝の2本は残して 刈り取りました。 残した脇枝は この暑さでは 半月もすると2回目のジュース作りに 丁度良くなるとの思惑です。
 なお ジュース作りにつきましては 昨年6月13日付けブログ をクリックしてご覧下さい。

 今回は シソの葉は水洗い後 水分を拭き取った状態で400gr さっぱり味の穀物酢を500ccビンで3本 甘味料としては 白砂糖を1.5kg プラスかなりな量の蜂蜜を加えました。
 出来上がった姿は写真の通りです。 葉をむしり取った後の シソは色形がオブジェになります 一輪挿しにさして 脇に飾りました。

 話は変わりますが 一年前に仕込んだ 梅酒から引き上げた梅の実から 種を取り除いて梅ジャムを作りました。
 例年は白砂糖を使いますが たまたま沖縄土産で頂いた 粉黒砂糖がありましたので 黒砂糖を使ってみました。 結果はベリグッドです 黒砂糖の美味しさの再発見になりました。

日曜日, 7月 12, 2009

トマトの2本仕立 など


今年 初挑戦のトマトの2本仕立栽培は ここ迄の推移を見ると 良さそうです。
 現在 2本仕立の主枝は4段から5段房の実を収穫し 脇枝の方は2段から3段房を収穫しつつあります。
 大玉トマトは 房単位で 花が咲くので 実が熟するのも ほぼ同時期になり 房単位でまとめて収穫されますが 中玉トマトは 一房が大きく 多くの実が着くので 各段数に関係なく 実が赤く熟したものから 都度収穫します。
 写真は 2株の大玉トマトと 3株の中玉トマトから 一日で収穫したトマトです。 まだこの気温では 裂果もなく ご覧の通り比較的奇麗な実が穫れています。
 数量的には 1本仕立に比べると 2倍以上になっています。 また 大玉トマトの場合 重量的にも 平均単重は 310gr あり 4〜5段目の実の重さとしては 1本仕立のものに引けを取っていません。
 ここまでのところ 2本仕立は予想以上の推移で来ています。

 次の写真は 伏見シシトウの近況です。
 例年 伏見シシトウは4株植えていますが 今年は 場所の関係で2株だけ植えました。 その上 若干 定植が遅れたので ここにきて やっと 好物のビールの友が付合ってくれるようになりました。 
 このシシトウは「伏見甘長」と名付けられた通り 真夏の時期も辛味がありません。
 更に 開花後 収穫迄の期間が短いので シシトウやピーマン類の天敵オオタバコガ寄り付く前に 人様がお先に 戴いてしまいます。 
 これから11月迄 休むこと無く収穫が出来ますので 大変重宝な夏野菜です。

 次の写真は 大型シシトウ「福耳」です。
 今年は3株植えていますが 主目的である 唐辛子味噌 を作るだけの纏まった数が穫れていません 梅雨明けの頃になるのでしょうか?
 この時期の「福耳」は辛味が少なく 唐辛子味噌を作るには やや物足りない気もしますので その頃が丁度いいのかもしれません。
 今日見付けた「福耳」は福々しい耳の形をしていて その名は 辛口でない今の福耳を 現している様に見えます。

火曜日, 7月 07, 2009

「十三夜の月」

今日は7月7日 タナバタですが 生憎の梅雨空で夏の星座は望めません。 
 因みに 今年の旧暦七夕は 8月26日で ずっと先です その夜は 天の川や 織女・牽牛もよく見えるでしょう。


さて7月5日は 旧暦の 閏5月13日でした。
 その日 東京では 梅雨の合間で 雲の所々が切れて 夜は 南の空に 時々「十三夜の月」が覗いて見えました。
 いつも見る「十三夜の月」の印象は まだ明るい夕方の東の空に ポッカリと浮かぶ 円い月です。
 ところが その夜は 縦に長い月で「十三夜の月」らしくありません。 目を凝らして見ると 月の上半分に 小さな薄雲がかかり そのために 月の上半分がずれて伸び 縦長楕円形の月に見えているようです。
 その小さな雲がレンズの様な働きをしているのか? スクリーンの働きをして月を映しているのか? 原理は解りませんが 今まで 見たことの無い不思議な「十三夜の月」でした。
 手元にあった コンパクトデジカメを近くの塀の上に固定して ズームをいっぱいに伸ばして撮ったのが この写真です。
 写真には 肝心の上半分の「幻の月」は鮮明に写らないで 一つの縦長楕円形の月になってしまっています。
 愚息に その話をしたら 或フランスの写真家は ” 写真は 自分のイメージの記録だ ” とか言っているよ と慰められ この写真を残す気になりました。

日曜日, 7月 05, 2009

春蒔き人参の収穫

梅雨前線が押し下げられた「梅雨の合間」に春蒔き人参を 20株ほど掘ってみました。

 この人参の種については 昨年も書きましたが 満16歳を迎えた「向陽二号」のペレット種です。
 3月の初旬にその種を蒔きました。
 まだ気温の低い時期なので ベタ掛けをして 更に保温トンネルを張りました。
 ペレット種は 発芽の途中で乾燥するとコーティング部分が硬くなって 発芽しなくなるため 何度か土の乾きを見て ベタ掛けの上から水を撒きました。 それでも発芽するまでには十数日かかりました。

 発芽後は 2度の 間引き 中耕 追肥 土寄せ をしただけで 全く手はかかりません。
 5月一杯 防虫網ネットの中に入れてありましたので アブラムシ等も付きませんし 病気の心配もありません。 その点 胡瓜やトマト等の夏野菜とは全く違います。

 16年目の種の発芽率は 数字は有りませんが 昨年に比べて やはり低下している様に感じました。 もうこの辺が 種の発芽率として 経済的限界かも知れません。
 最近開発される野菜の新品種は 申し合わせた様に「柔らかくて 甘い」がキャッチフレーズになっています。 人間自体がそうなっている 世相に 合わせているのでしょうか?
 来年の人参は その様な 新品種人参の種を求めて 蒔いてみようかと思っています。