金曜日, 8月 07, 2009

秋野菜へシフト

伊豆の東岸では 毎年8月に入ると 伊東按針祭を始め あちこちの海岸で花火大会があり 大変混雑します。
 その時期を避けて 今週始めの丸3日間 伊豆の山荘に行き 暫くブログも休ませていただきました。
 滞在中に 静岡県も梅雨明け宣言があり 青空が覗くツキに恵まれました。
 山荘では日中の気温は高くても 海を渡って来る風は ヒートアイランドを吹く都会の風とは全く違います。 家の窓を 風が下から上に抜ける方向に開けると 心地よい風が通り抜けて 滞在中 一度もエアコンのスイッチを入れたことはありませんでした。
 何時もの事乍ら 3日間は 長雨で伸びた苔を剥がしたり 徒長した枝を切り落としたり 雑草を抜いたりと 菜園での農作業と変わり映えのない働きで 骨休めと言うことにはなりませんでした。

 さて 5月26日付け「中学生の植えたトマト」で紹介しました ミニトマト「アイコ」は成功裡に推移し 真っ赤な「アイコ」が五千個も穫れ 大変好評でした。(標題名をクリックすると 5/26のブログがご覧になれます。)
 ふだん学校の昼食で お皿に付けたミニトマトは 相当数の食べ残しがあるのに この「アイコ」は全校生で たったの2個しか食べ残しが無かったそうです。
 完熟の穫れたてトマトの美味しさは さることながら 生徒さん達の この「アイコ」に対する「俺らがトマト」の気持が 何よりの要因だとの 給食の先生の見解です。
 「アイコ」人気に乗って その後は 秋の学校祭(新渡戸祭)で皆に食べていただく 極早生のブロッコリーを育てることになりました。
 上の写真は 7月23日に 今度は短大の学生さんが蒔いた 秋野菜ブロッコリーの苗です。
 全部で45ポット 本葉が出揃って先ずは一安心です。
 8月の末には プランターに定植して 11月初めの新渡戸祭を目指します。


 次の写真は 学校の野菜に負けないように おらが菜園の 8月穫りの胡瓜です。
 定植後 半月 今のところは順調に育っています。 過湿度と過乾燥が代る代る短期間に押し寄せるこの暑い時期は 自根の胡瓜にとっては厳しい環境です。
 今までも あまりいい実績は残っていませんが 今年は 比較的 脇枝の出もよく ご覧の通りあちこちで いい雌花も咲き始めました。 春植えの胡瓜の場合は 株元から5〜6段の脇芽も花芽も全て摘み取ってしまいますが この夏植え胡瓜の場合は「先の百より 今の五十」が欲しいので 蔓の剪定はしないで 放任です。
 もう数日経てば 久し振りに 素直な 穫れたて胡瓜が戴けるでしょう。

16 件のコメント:

k-gardens さんのコメント...

はじめまして。
私、k-gardensと申します。綺麗な画像と、野菜や季節の詳細な記述をされた格調高い文章、興味深く拝見しておりました。
この度の貴ブログの内容とは、やや関係が無く大変恐縮に存じますが、この度、私、家庭菜園をなさっている方々が、集って頂けるサイトを開設致しました。http://k-gardens.jp
このサイトは、主に、4つの画像掲示板を通して、家庭菜園初心者の方々と、家庭菜園ベテランの方々が、いろいろ教えあいながら、アマチュア農業の和を広げていくことを目的としております。
そして、現在、このサイト内で、全国の家庭菜園をなさっている方々のブログを紹介するページを作る予定でおります。それにあたって、M. Sasagawa 様のブログを、当方のサイトでご紹介させて頂きたくお願いに上がりました。こちらは、相互リンクを希望するものではございません。あくまで、当方のサイト内で、貴ブログをご紹介させて頂くだけで充分でございます。よろしくご検討頂けたらと存じます。
最後に、大変長くなりましたが、こちらのブログにお越しの常連の皆様、ブログ内容とは、やや離れたお願いのコメントで、場の雰囲気を壊してしまったかもしれませんが、ご容赦頂けたらと存じます。
メールアドレス:info@k-gardens.jp

kimama さんのコメント...

伊豆でもやはりジッとしてはいられなかったのですね。
よく分かります(笑)
生徒達のアイコは大好評で良かったですね。素晴らしい実践でしたが、今度はブロッコリーですか・・・
岩手のローカル新聞のコラム欄に最近、農家の手伝いをしない子供達という記事がありました。機械化で子供の手が必要なかったり学業に忙しいとか理由はいくつかあるようでしたが、野菜や土に触れずに育つのは悲しいと・・・それで、菜園プログさんの中学生のミニトマト栽培をすぐ思い出したものです。

うちと同じこともあるんだぁ~と放任栽培の胡瓜にチョットほっとしました(^^;

モンカー さんのコメント...

自分で作った「俺らがトマト」は美味しかったでしょうね。僕たちも自分で作ったものは本当に恋しいものです。無駄にしませんよね。若いときからこんなことが分っているとこの学校の方から素晴らしい日本人の若者が育つことでしょう。笹川さんはそういう意味で素晴らしい仕事をされましたし、良い足跡を残されました。これからはそんな方がいたなと思われるようなお役にたつようなことが出来ればいいなと思います。不肖モンカーはまだその入り口に立っているだけです。
今日は茨城の北からアクセスしております。カミさんとタラも一緒に来ております。

Koji さんのコメント...

そういえば夏野菜に満足しているばあいじゃありませんでしたね。
いまから、苗作りをはじめてあき野菜に備えないと。そのまえに種かって来なければいけません。
やっぱり自分で育てた野菜はおいしいですよね。とくにアイコは甘いですし。(2個が残念?!)

M. Sasagawa さんのコメント...

k-gardens さん、
 わざわざお越しいただき 有り難う御座居ました。
 早速 貴「家庭菜園出会い広場」を拝見させて頂きました。
 ご立派なサイトを立ち上げられ、感心致しました。 今後 多くの方々が参加されることと拝察いたします。
 
 弊「菜園ブログ」を、とのお誘いを頂き光栄に存じ居ります。
 先述の通り、多くの方々が集まってディスカスが盛大に交わされるものと思います。
 つきましては、時間的にめいっぱいの現状と、私の能力限界を越え、結果的に 皆様にご迷惑をお掛けすることになっては申し訳御座居ません。
 今 暫く私の余力の具合を見させていただきたく存じます。
 以上 事情ご賢察のほど お願い致します。

M. Sasagawa さんのコメント...

kimama さん、こんばんわ。
 伊豆では 朝はヒグラシの声で目覚め、夕方はヒグラシの声を聞き乍ら温泉で手足を伸ばしました。 その他の時間は、ご推察の通りでした。

 生徒さん達は 個人差がありますが、植物を見る目が変わってきた様に思います。 小さい時のこの経験は、きっと将来 何らかの時に芽を出すでしょう。

 放任胡瓜の初物を戴きました。
 自根の胡瓜は 先ほどの「アイコ」の例ではありませんが、格別に美味しく感じました。

M. Sasagawa さんのコメント...

モンカー さん、こんばんわ。
 はるばる 茨城の北からのコメント有り難う御座居ます。
 今度は 連日浜で取れ立ての アジやイサキをたらふく食べました、お口の肥えたモンカーさんにも味わてもらいたいと思い乍ら ペロリと平らげました。(失礼)

 学校の「アイコ」は、本格的なプランター菜園として始めてのことでしたが「野菜作りの原則は変わらない」で、押し通しました。
 植えた生徒さんの名札を付けた 36本のトマトが全株揃って、完走出来たのが 嬉しいです。
 惨めな思いをする生徒さん出ず、全員胸を張って「俺らがトマト」を食べられたのが何よりでした。

M. Sasagawa さんのコメント...

koji さん、こんばんわ。
 種蒔きから始めるのなら、秋野菜の季節に入りました。 

 この月は、秋野菜の準備と、夏野菜の片付けが、暑いサ中の作業となって、年中で最も厳しい月ですね、体調管理に気を付けましょう。

k-gardens さんのコメント...

M. Sasagawa様

突然のお願いにも関わらず、ご丁寧なご回答を頂きありがとうございます。ご事情、承知致しました。いつもとても丁寧にブログを更新しておられますので、M.Sasagawa様のペースを乱していまうようでは、こちらこそ、大変なご迷惑をお掛けしてしまいます。突然不躾なお願いをしたこと、ご容赦頂けたらと存じます。
弊サイトは、まさに先日立ち上げたばかりで、これからゆっくりと和を広げて行こうと思っております。お時間がございましたら、また弊サイトにお越し頂けたらと存じます。私も、またこちらに立ち寄らせて頂きたいと思っております。
何とか梅雨も明け、本格的に暑くなって参りましたが、どうぞ体調にはご留意なさってください。これからも、貴ブログの更新を楽しみにしております。
では、失礼致します。

M. Sasagawa さんのコメント...

k-gardens さん:
 ご丁寧なご挨拶を頂き恐縮です。
 追々に 貴サイトも拝見させて頂きます、これを機に 今後とも宜しくお願い致します。

waka3 さんのコメント...

早くも秋野菜へのシフトがされたようですすね。
今回の学園でのトマト作りの実践では子供達が教科書では勉強し得ないような貴重な体験が出来たことと思います。
次回のブロッコリー作りではトマトとはまた違った野菜作りの経験をするわけですが、良き指導者のもとで秋の学校祭には盛況となること間違いなしでしょうね。

我家の胡瓜は現在第2弾が収穫中ですが、既に第3弾(最終回)が30cmほどになってきておりますが、短期決戦での連射型となっております。(笑

M. Sasagawa さんのコメント...

waka3 さん、こんばんわ。
 今 こちらでは 小学校や中学校の校庭の片隅で 野菜を育てているところうが多いですね、その頃に 植物に馴染むのはいい事だと思います。

 春の種蒔きと違って、この時期のポット蒔きは 生徒さんたちにとっては、結構難しい様です。
 ポットへの土の詰め方に バラツキがあったり、水の遣り過ぎで徒長株気味になるのが もんだいです。

 今の胡瓜は、本当に短期決戦の連射型ですね。
 うちの胡瓜には、この時期ウリハムシが大量発生して参っています。

リラ さんのコメント...

今度はブロッコリーですか?次から次へと、生徒さん達がうらやましいです。
waka3さんへのコメントの返事で知ったのですが、ブロッコリーは水のやりすぎで徒長株気味になるのですか?
初歩的なことで申し訳ありません。でも、私のブロッコリーはまさに徒長株気味になっているんです・・・。
11月の収穫と言うとかなり早いですよね。極早生のブロッコリーと言うものがあるのですか?知らないことばかりです。でも、だから楽しいのですよね!

M. Sasagawa さんのコメント...

リラさん こんばんわ。
 8月に種を蒔くと、どうしても徒長苗になりますので、ポットに詰める培養土も肥効分の少ない土を選び、乾かし気味に育てています。
 ブロッコリーは丈夫な植物ですから、少々徒長しても寝かせ植えすれば大丈夫ですよ。心配されることはありません。
 学校の場合 多くのポットの中で 苗に差が出来るのは 見てくれが良くないので 注意しています。

 ブロッコリーはトマト「アイコ」の後のプランターに 8月の暮れに定植して、11月の始めに収穫し、その後はパンジーを植える計画で、側枝花蕾までは不要です。
 従って、頂花蕾専用の早生種タキイの「エルデ」を選んで蒔きました。

TP さんのコメント...

こんばんは。

「先の百より今の五十」ということですが、本当ですね、野菜づくりにただひとつの定式とうことはありませんね。

この春~夏にかけまして、私のところのトマト圃場の片隅にキュウリ数本、植えておきましたが、やはり片手間にキュウリはできないですね。
収穫の暇がないとあっという間に“二の腕”大のキュウリになってしまいます(苦笑)

お写真のキュウリ、綺麗な花が咲いていますので、一部は数cmで花ごと収穫して、『花キュウリ』など楽しまれてはいかがですか?
料理店や高級食材店で見かけると、なんと無駄な贅沢!などと思いますが、ご家庭菜園のものでしたら、楽しい食卓の彩りかと思います。
(自分ではなかなかできないので、勝手なご提案ですみません!)

いつも楽しく拝見しております。
本日もありがとうございました。

M. Sasagawa さんのコメント...

TPさん、こんばんわ。
 胡瓜はトマトに比べると、せっかちですから 待ってくれませんね。

 「花キュウリ」は面白いですね、「花ズッキーニ」とは違って、飾りとして 花の咲いている時に ある程度実が多きくなっている品種を開発すれば、流行るかも知れません。