日曜日, 3月 21, 2010

プランターソラマメの春

1月15日付けで写真を掲載しました「プランターのソラマメ」は 右の写真でご覧の通り 春の装いになりました。
 
 例年の畑での栽培と同様に 3月になって 追肥と土寄せ 及び 脇枝の剪定をしました。
 脇枝の剪定は 一つのプランターに2株植えた株の脇枝は4本に 一つのプランターに1株植えたのは 脇枝を6本にしました。
 ここにきて 気温が上がり 早い脇枝は6段花房まで 遅い脇枝でも4段花房まで 花が咲いています。

 今迄のところは アブラムシの気配も無く 畑での栽培にひけをとらない順調なペースで推移していますが この満開の花のうち どれほどの数の花が まともな実を付けてくれるのでしょうか? 限られた土の量の中で 根は どれ程の実を養えるまで張っているのでしょか?
 せめて葉への陽当たりだけは と考え 支柱の数を増やして 出来るだけ各枝に万遍無く陽が当たるように配慮をしました。

 もう一つ残る問題は 難問中の難問 アブラムシ対策です。
 農園に比べると 庭のプランターの方が 目はよく行き届きますが アブラムシに害される環境には変わりなく 何らかの対策が必要です。
 農園では 土に深く支柱を建てて 防虫網をピッシリと張ることが出来ますが プランターでは ソラマメの背丈に応じた高いトンネルを支える 支柱を埋めるには 土の深さが足りません。 その為に一工夫を要しました。
 プランターに固定して支柱を建て しっかりした剛性の高いトンネルを張ると これから吹く青嵐では プランターもろとも転倒の恐れがあります。 従って 支柱の基礎はしっかりと木枠に固定しながらも 上部の構造は麻紐で結ぶ軟構造のトンネルにしました。
 防虫網は 農園で使っている 0.8m/m目で 2m巾の4.5m長さの防虫網でぐるりと周りを取り囲みました。 支柱や棒の部材も 普段のトンネル材料を使いました。
 出来上がった ソラマメのトンネルは 写真の様になりました。 はたして これでアブラムシをどこまでシャットアウト出来るでしょうか?

 暖かい日差しに誘われて 芝 増上寺の枝垂桜を見て来ました。
 右の写真は 3本あるうち 大梵鐘の前にある1本の枝垂桜です。 垂れ下がった枝の先で ちらほらと花が咲いています。
 春霞なのか 黄砂なのか 本殿の後ろにある東京タワーは 霞んでいます。
 大梵鐘の案内板には『今鳴るは 芝か 上野か 浅草か の川柳に詠まれ 江戸庶民に親しまれた鐘』と あります。
 当時は テレビの音も エアコンの音も 車の音も無く 人々は あちこちのお寺で鳴る鐘の音を聞き分けられる環境の中 エコで 心豊かな春を楽しんでいたのでしょう。

10 件のコメント:

waka3 さんのコメント...

ソラマメは何年ぶりかに作ってみましたが無数のアブラムシに圧倒されて今年は止めてしまいました。
プランターと防虫ネットで工夫をされたようですが、これからもう少し暖かくなってきたところで大量に発生するようですので、その効果は是非後日ご紹介ください。

当地ではソメイヨシノが17日に開花宣言がされ我が家のハナカイドウも2日前に開花しましたが、ここ数日の愚図ついた天気模様で今日も雨に打たれ華やかさも半減です。
これではお花見に出かける気にもなれないといったころです。

M. Sasagawa さんのコメント...

waka3 さん、
 昨日 農園に出て ソラマメが植えられている畑を見て廻りましたが、この時期で 既に 半分以上の畑に アブラムシの付いている株がありました。
 この陽気が続きますと、あっという間に、その畑の全株にベットリと言うことになるでしょう。
 写真のトンネルは「アブラムシはコンクリート地面を這っては来ない!」との願望に基づいていますので、そこも懸念ポイントです。

 こちらも 今日・明日は雨の予報です、美術館に絵でも見に行こうと思っています。

ポタ さんのコメント...

これならアブラムシ対策は万全ですね。
風にも倒れないでしょう。

ソラマメのアブラムシは、柔らかい枝先に着くようです。ソラマメを何段までとるかを決めて、枝先を切り捨てるのも良いようですよ。

M. Sasagawa さんのコメント...

ポタさん、
 なよなよして頼りない感じですが、なんとか制空権だけは確保してもらいたいです。

 畑の数カ所のソラマメを見て来ましたが、おっしゃる通り、この時期は もっぱら「柔らかい枝先に」着いていました。
 プランターの場合はそんなに上の段まで、花は咲いても 実は着かないでしょうから、始めから 決めてしまった方が賢明かもしれませんね。

nagamasa_156 さんのコメント...

アブラムシ対策は万全ですね。私は昨年から苗で1回、3月末ごろに1回と計2回の農薬(オルトラン水和剤)を使用しています。
無農薬栽培をモットーにしてきましたがソラマメとハクサイに限り使うことにしました。

kimama さんのコメント...

ソラマメの花初めて見ました。こんなに並ぶと圧巻ですね。プランターを木の枠で止めるなんて、チョット思いつかないことかもしれません。軟構造の上部でしたら柳のように強風もうまくかわせるでしょうし、これでアブラムシの侵入もシャットアウト出来るのではないでしょうか。

増上寺の枝垂れ桜も満開の見応はいかばかりか。ライトアップする東京タワーと夜桜はどんなふうに見えるかしら??等と勝手に想像を膨らませてしまいます。

M. Sasagawa さんのコメント...

nagamasa さん、
 このトンネルでなんとか殺虫剤無しで 過ごしたいものです。
 無農薬が 原則ですが、いざと言う時には判断がいりますね。
 ソラマメは 昨年冬の経験では、定植した後、アドマイヤー粒剤を撒いておけば、冬の間は効果が残り 豆を収穫する時には消滅していると思います。
 4月以降に使うときは、薬成分の分解が早い接触性の噴霧剤になるでしょう。
 昨年は トンネルのお陰で不要でした。 今年も、不要を祈りたいです。
 アドマイヤーの開発者の声として聞いた話では、アブラムシにアドマイヤーを与えるとアブラムシは笑い転げて死ぬ、他の薬では 目を回して死ぬ。
 笑う方が 目を回すよりは良さそうだと思って、アドマイヤーの水和剤と粒剤を持っています。 笑い話 の様ですが。

M. Sasagawa さんのコメント...

kimama さん、ソラマメの花は けっこう目立ちますね。プランターのソラマメも道路を通る人が塀越にソラマメの花を見つけて「花を見るのが楽しみだ」と言われ、一瞬 答えに窮します。 アブラムシも着かずに、いい実が着くといいのですが。

 おっしゃる通り「ライトアップする東京タワーと夜桜」との取り合わせは、良く写真に取り上げられていますね。三脚を据えて撮るといいのが撮れるでしょう。
 

もりパパ さんのコメント...

こんばんは。そら豆も花が咲いて、いよいよ実が出来始めてきますね。
そら豆にアブラムシは必ずと言ってもいい程、よってきますね。
トンネルでの対策で、アブラムシが付かないといいですね。
うちもそら豆は畑より、ベランダのプランターの方が成長が早いです。

M. Sasagawa さんのコメント...

もりパパさん、有り難う御座います。
 ソラマメは 畑よりもプランターの方が成長が早いですか。 昨年の畑と比べて、変わらないなーとは思っていました。
 早く咲いた花は もう萎んでいますが、まだ 実らしきものは見えません。