水曜日, 1月 01, 2014

初詣

あけまして おめでとうございます。 今年も よろしく おねがい申し上げます。

 東京地方のお天気は 雲一つ無い快晴で 3月並みに暖かく いいお正月でした。
 今年の初詣は 荻窪八幡神社にお詣りし「気候安定と五穀豊穣」を祈念して参りました。 荻窪八幡神社は 青梅街道沿いにあって 自転車でも行ける 場所なのですが コースの途中に善福寺川とダイダラボッチと言われている凹地が続いていて ここをギヤ無しの自転車で飛ばすと ゴーカートに 乗っている様な 急なアップ ダウン運転が続き 乗り心地が悪いので 今まで あまり行く機会の少ない所でした。
 この変わった言葉「ダイダラボッチ」について 申し上げますと 
 武蔵野台地のあちこちに 深さ数m 長さ数10mの凹み地形があります。 神田川や善福寺川と同じく ずっと昔 あちこちに湧き水溜まりがあり それが涸れ上がって その上に関東ローンの噴火物が積もって この様な地形が出来たのだそうですが これを「大太郎法師」と言う巨人が歩いた足跡伝説として伝えられたことから これが訛って この凹地のことを「ダイダラボッチ」と呼ばれているのだそうです。(柳田国男の話)
 本論に戻りまして 荻窪八幡神社は今から千八百年前に 応神天皇を祭神として建立されたと伝わる古い神社です。
 写真に見えます 石造狛犬は安政2年8月に赤坂一ッ木町 扇屋文吉が奉納したものですが  さすがは商人 台座には菊の紋が彫ってあります 葵が衰え 菊が栄えると時代の先を読んだのでしょうか 現在は 杉並区の指定文化財になっています。
 また写真には撮れてはいませんが 社宝として 勝海舟直筆の大幟(長さ5間・幅3尺)一対があり 「奉献八幡神社、明治十六年九月吉祥日、上荻窪村氏子中、海舟勝安芳拝書」と書かれています。
 社をとりまいて マキやケヤキの老木が高くそびえて 東京とは思えない落着いた雰囲気の場所です。

 
 
 

8 件のコメント:

waka3 さんのコメント...

明けましておめでとうございます。
こちらも正月も三日目を迎えましたが、連日風もなく暖かで穏やかな新年となっております。
今年一年がこのように穏やかな天候が続くことを願いたいものだと思っております。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

M. Sasagawa さんのコメント...

waka3 さん
 おめでとう ございます。
 今年も よろしく お願い申し上げます。
 こつこつと やって行きたいと願っています。

kimama さんのコメント...

寒中お見舞い申し上げます。あっという間に松の内が明けて御挨拶も変えなくてはと焦ります。
でも荻窪八幡神社の立派な狛犬に迎えられながら私も五穀豊穣と気候安定を祈りました。
関東平野が富士山の噴火による厚いローム層で成り立っていると承知していてもダイダラボッチの事は初めてです。今年もまた立派な野菜と共に歴史秘話??を楽しませていただきます。

M. Sasagawa さんのコメント...

kimama さん
 ご丁寧なコメントをいただき有難う御座いました。 

 申し訳ない気がしますが、こちらは暖かく 風もない 穏やかな 新年を迎えることができました。 極端な 異常気象は御免蒙りたいと念じております。

今年も 農園で野菜の世話が出来ますようにと、そして waka3さんのお兄さんがお世話をされている会で 一日2万歩ほど歩いて 史跡を訪ねて 解説をうかがう月例会には毎月参加出来ます様にと 願っています。
 どうぞ今年も宜しくお願い申し上げます。

モンカー さんのコメント...

明けましておめでとうございます。こちらではダイダラボッチは千葉の名産落花生を積み上げて干す時の様を言います。うちの周りも何年か前にはこのダイダラボッチが落花生畑に置いてありました。農家の話しではダイダラボッチの下に2本の棒を射して乾いた頃、盗んで行く輩がいたそうです。千葉の落花生「半生」は最近では高くなりました。安い中国産に圧されていますが美味しいものです。僕も少し作りますが出来立てを塩茹でたら最高ですよ♪

M. Sasagawa さんのコメント...

モンカーさん
 コメント有り難う御座いました。
 今年も 宜しくお願い致します。

 「ダイダラボッチ」のこと あの型からの連想で いろいろ使われているのですね、情報を頂き よく解りました。

 落花生は うちの農園でも栽培している方がいますが、栽培時期の関係と 越境して隣の区画まで侵入するので 狭い共同農園では周りにご迷惑になりますので 残念乍ら栽培していません。

モンカー さんのコメント...

千葉の落花生のことで間違ったことを書きましたので修正しておきます。
野積みの落花生は「ダイダラボッチ」ではなく「ボッチ」でした。それと「半生」ではなく「半立」でした。千葉人が間違ったこと教えたらたいへんです。失礼しました!

M. Sasagawa さんのコメント...

モンカーさん
 ご丁寧に 有り難う御座います。
 柳田国男さんの説によりますと、大きな怪物は「一寸法師」の対語として「大太郎法師」と言う言葉が使われたとのことです。 そうかも知れませんね。