金曜日, 4月 17, 2015

春蒔きの野菜たち

 桜も散り 遅霜の確率も下がってくると近くの園芸店ではトマトの苗を売り始めます。 
 我が家のトマト苗も1段花房が開花を始めたので定植を終え 更に 昨秋収穫した芋を 畝の片隅に穴を掘って保管しておいた種芋を掘り出して サトイモの植付けも終え 菜園も賑やかになってきました。 
 春の彼岸に 種を蒔いた野菜たちも それぞれのペースで生長しています。
 まず 一番早く芽を出して それらしい姿になっているのは 春蒔きホウレンソウです。
 先日 既に 間引き 中耕 追肥 土寄せを終えたので 日に日に 葉のボリューム感が見られる様になりました。
 こらから5月に入ると 生長が一気に進み油断をすると すぐに塔立ちをして 味も落ちるので 収穫の適期を逃さない監視が必要です。
このホウレンソウと同じ畝に 同じ日に 種を蒔いた5寸ニンジンは やっと本葉が出始めたところです。 昔から「ニンジンは芽が出れば 半分出来上がった様なものだ!」と言われるほどに 発芽がポイントですが ホウレンソウは4〜5日で揃って発芽したのに対して このニンジンは 3~4年前に購入した古いペレット種を蒔いた ハンディもありますが なんと 芽が出るまで 12~13日かかっています。 そのうえ 本葉が出揃うのにも日にちがががりました。
種の古い新しいがどの程度発芽に差が出るのか?  春蒔きネギで 試してみました。
 右の写真は たまたま手持ちのあった3種類のネギの種を 苗代に 蒔き分けて その違いを比べたものです。
 苗が小さく 見辛くて恐縮ですが 2列の奥1列は 種袋の発芽 75%保証期限が2008年11月の西洋ネギです。 手前の列 マルチ抑えの仕切りがある 右側は 種袋の期限が2015年4月の九条小ネギで ほぼ100%の種が発芽しています。 マルチ抑えの左側 パラパラとしか発芽が見えないのは 期限が2003年4月の九条太ネギです。
 ネギの苗は それぞれ苗の必要数が30本もあれば充分なので 1袋の種を購入すると気が遠くなるほど長期間まかなえます 従って 種保存箱の中には 古い種袋が残り 残っていると新たな種を購入し辛い 繰返しが続いています。 しかし 今回の比較結果を見ると 来年は 少なくとも九条太ネギの種は購入が必要と 判断するのに拘りは無くなるでしょう。

次は 早生で手軽に作れて柔らかい短根ゴボウを肥料袋栽培しています。
 今蒔いておけば 夏に穫れて 白肌で 穫りたては香り 食味もよく 夏のサラダにも適しています。
 根長は35~45cm程度の短根ですが 少しでも土を掘るのを減らすために 使い古しの肥料袋をバラして繋ぎ合わせて直径70~80cm 深さ20cmほどの 底無し栽培桶を作り畝の北の端に埋めました。
 これで10本ほど ゴボウが穫れるでしょう。

 これから 菜園には トマトに続いて 間もなく 発注済のキュウリやナスの苗が届いて 定植され 例年の菜園景色になります。 

8 件のコメント:

kimama さんのコメント...

ほうれん草も人参もまた見事な成長ぶりで目を見張ります。ほうれん草は気温が高いと気が気ではありませんね。ゴボウも御つくりになるとは素晴らしいです。短いといっても十分な長さで楽しみになりますね。

ネギの種の実験は面白いこと。目肥えの効果も有るでしょうが種は古くても発芽は嬉しいですね。生育に差が有る方が順次の収穫を楽しめて宜しいように思いました。

M. Sasagawa さんのコメント...

kimamaさん
 ありがとうございます、神田川の桜が散ると 農作業が忙しくなって、土日は家族連れが大勢来ます、 終日遊園地並みの賑やかさです。
 野菜作りの 喜びの第1は 発芽ですね、何年経っても 変わらない気持です。
 ホウレンソウ等の葉菜類は、冬の間の様な美味しさは望めませんが 新鮮さが楽しみです。
 ゴボウはちょっと目先が変わっていて 作るのも面白いです。
 ネギは薬味に使うことが多いので、一本 二本と その都度穫りに行く
のに合うように植えています。
 

waka3 さんのコメント...

野菜作りの全てが順調に進んでいるようですね。
ネギの種の記事を面白く拝見しました。
普通ネギの種は常温保存で2年程度と言われておりますが、2003年4月期限の種というのは冷蔵庫での保存がされていたのでしょうか。
週中あたりからやっと天気も良くなってくるようですので、夏野菜の植えつけがやっとできるようになりそうです。

M. Sasagawa さんのコメント...

waka3さん
 ありがとうございます、お陰様で ここまでのところでは まずまず 順調に進んでおります。
 種類は 専用のタッパウェヤーに入れて 冷蔵庫の隅に置いています。
 こちらの農園でも 今週から 苗ものの定植が始まる様です。

ポタ さんのコメント...

全て順調に生育中ですね。

ネギの発芽年限1年といいますが、これだけ発芽するのは保存がいいのですね。

サラダゴボウの袋栽培も面白いです。
私は、畑で波板を斜めに埋め込み、ゴボウを作っています。楽に掘れると思うのですが、結果が楽しみです。

モンカー さんのコメント...

僕も里芋と太ネギは自家製種でやってみました。まだ里芋は掘って芽だししたばかりですが去年蒔いて巻かなかった白菜のマルチ跡を再利用してそこに種芋を植えてみようと思っています。手抜き栽培です。ネギは太ネギのネギ坊主から種を取ったものが芽が出ています。7月頃植え替えします。分けつする九条ネギはそのまま植えていると横に増えるので楽です。
連休は毎年、夏野菜を苗で植えるので接ぎ木トマト、茄子等を買いに行きます。
気温も上がってきたのでちょうど植え時期になって一安心です。

M. Sasagawa さんのコメント...

ポタさん
 ありがとうございます。
 種を 蒔く時になって「さて種は」と言うことにならないように、まとめて冷蔵庫に入れています。 従いまして 発芽の期限など あまり気にしないで蒔いています。
 農園の在る辺りの土質は 関東ローンで 高齢者にとって深耕は辛く、大根も聖護院大根のみを植えています。
 うちの農園でも 元気な方は 防空壕のように深い穴を掘って ナガイモを作っています。

M. Sasagawa さんのコメント...

モンカーさん
 農園もいよいよ忙しくなってきました。
 確かに 九条ネギは株が増えるのでいいですね。
 うちの昨年春に蒔いたネギは坊主が一斉に上がって来て、固くなり 食味も悪くなりました。 こんなネギの食べ方を先日新聞で発見して 早速試しました。 ネギのグラタンです、これで ネギも一気に片付きました。
 サトイモは芽が出始めました、マルチでも掛けようと思っています。