月曜日, 12月 19, 2005

堆肥作り:積込み作業

 前回記載(12月16日付けの当ブログに)しました堆肥材料を全て 積込み場所に運んで来て 作業にかかります。
  先ず 木枠の中にブルーシートを敷き込み 堆肥を包み込むような格好に広げます。 底の部分に 直径2cmほどの竹を 縦横に10本ほど井桁に並べて その上に2cm目の樹脂製の網を 底面一杯の大きさに切って敷詰めます。これは 堆肥が底にピッタリ付かないように 3cmほどの隙間を作って 水溜り兼空気の流通を計っています。
  もう1枚のブルーシートを広げて 運んできた落葉と切藁のそれぞれ半分(全部出すと量が多過ぎるので半分づつ)を袋から出して シートの上で混ぜ合せ そこに散水して材料が均一に濡れる様に混ぜます。 堆肥作りの重要なポイントの一つは水分調整だと思います。 水分の目安は 切藁を手で握り締めて指の間から水が滲み出る程度と言われています。
 材料に水分が浸透する間に 鶏糞を大きめのバケツに空けて ほぼ同量の水を加えて乾燥鶏糞をふやかしておきます。
 水分を与えておいた落葉と藁をバケツ4杯分ほど 別の乾いた場所に運んで 米糠を均一にまぶし付けます。 それを積込み枠の中に入れ 押え付けないで 表面を均す程度にふんわりと積込みます。 15~20cm程の厚みに積込むと 次の工程にかかります。
 次は ふやかした鶏糞の5分の1を 上記の表面にばら撒きます。 その鶏糞の上に3握り程の「バイムフード」(発酵促進酵素)を均一に撒き 「バイムフード」が鶏糞の中に隠れる感じに小型熊手などで均します。
 以上 落葉・藁と鶏糞のサンドイッチを5回繰り返しますと 木枠の上面一杯になります。 その上に 残った落葉と藁全部に米糠をまぶし 山盛りに積み上げ 押え付けないようにしながら ゴザ等の保温材を被せ 先ほどのブルーシートを被せて雨水の浸入を防ぎ 風に飛ばされない様に紐でシッカリと縛っておきます。
 以上で 積込み作業は終りです。 あとは 隙間風を防ぐ為に木枠の周りに 古ダンボールで腰巻でもすればベターです。 こうしておくと 4日目頃には 臭いがし始め 発酵熱が感じられるようになります。
 積込み後7日目には 被せたシートを捲って 温度計を中心部に深く指し込んで温度を測ります。 中心温度が60℃を超えれば 第1回の切返しを行います。
 切返しについては その時に また詳しく書きます。  

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

はじめまして。
私のブログにお立ち寄り頂き、ありがとうございました。
競争率の大変高いといわれる区民農園で野菜作りを楽しまれているようですね。
私も30数年前に仕事の関係で10年程保谷市に住んでいましたが、まだまだあちこちに畑が広がっていたことを記憶しております。
この辺の土地は土砂質なために、水捌けは良いのですが、反面肥料などの養分も吸収飛散が激しいために、土を肥沃にするために出来るだけ沢山の堆肥を作っては、耕運機で堆肥を鋤き込んで有機化の促進をするためにおります。
実は私もこのところ中々時間が取れず、やっと昨日堆肥の積み込みを完了しました。
昨日、今日と各地で大雪を降らしてだいぶ冷え込んでおりますが、数日もすれば6?70℃くらいまでに温度も上がり、上手い具合に醗酵してくることと思います。

よろしかったら、HPの方にもお立ち寄りください。

M. Sasagawa さんのコメント...

waka3様:
ブログをご覧頂き有り難う御座いました。貴HPも拝見させて頂きます。宜しくお願いします。