日曜日, 9月 14, 2008

震度7の体験


85年前(1923年)の9月1日 11時58分に M=7.9 の「関東大震災」が起こりました。
 この地震発生のメカニズムは フィリピン海プレートが相模トラフに沿って 三浦半島・房総半島や神奈川・東京の載っているプレートの下に潜り込むことによって 上側のプレートに歪が蓄積し 歪が限界になった時点で復元するときに発するエネルギーが地震の原因と言われています。
 同様のメカニズムによる地震は 元禄16年(1703年)11月23日にも M=8.2 の「元禄地震」が起こって 関東大震災と同様江戸の町に大きな被害を与えたとの記録が有ります。

 関東大震災による家屋倒壊の被害は 東京でも築地・日本橋に代表される下町に集中していました。 理由は 一万年にも満たない新しく軟らかい沖積層の上に建物が建っていたからです。  杉並区を含めて 東京都23区の 山の手 と言われる所は 10万年以上も前の洪積層とローム層の比較的しっかりしている地層ですから被害は下町に比べると軽微でした。 
 とは言いましても 地震大国日本のこと「東京直下地震」とか「東南海地震」とか「関東大震災」とは違ったメカニズムによる 震度6強クラスの地震が何時起こるか判りません。 防災の日に因んで 下町 墨田区本所にある防災教育センターで 震度7の地震体験をして来ました。

 上の写真は 地震発生装置で震度7のゆれを起こさせ 体験者は事前に教えられた通り 先ずテーブルの下に潜り込み テーブルの脚や天板にしがみついている様子です。
 震度7のゆれは 前後に20cm 左右に20cm 上下に5cm 動く中に身を置く体験です。 体が振り回されテーブルの脚と天板を捕まえている腕が どうにかなりそうな激しさです。 阪神淡路大震災の体験談で「本棚の分厚い本が 渦を卷き乍ら飛んで来た」と言う言葉が 実感として よく判りました。
 係の方の注意事項は「①揺れが来たら 先ずしっかりしたテーブル等の下に身を隠し 落下物を避ける。②揺れが収まったら 火の元を確かめ 燃えていれば大声を出して周囲に火災を知らせながら 火を消す。③避難出口を開けて 退避出来るようにする。」と言うことでした。

 この防災センターには 地震体験の他に 消火体験 煙体験 暴風雨体験 3次元の地震映画があり 一通り貴重な体験をして参りました。
 右の写真は 消火体験のシーンです。
 左側に実物大のモニターがあり モニターの中央に火の手が上がると 各自は「火事だー」と叫び 消化器を持ってモニターの前2メーター程のラインに進みます。 消化器の栓を引き抜き ハンドルを握って実際に水を炎にかけます。 水が炎にかかるのをモニターは感知して 十分な水がかかると火が消えて「消火完了」の字が表示されます。
   

9 件のコメント:

リラ さんのコメント...

こんばんは!
地震は一番印象的だったのは、十勝沖地震です。教室にいたのですが、机が隅のほうにザーと流れました。立っていられなかったです。
でも、今まで一番怖かったのは、吹雪の中を家まで命がけで帰ったことです。
札幌の郊外にあったので、汽車がとまって国道を歩いて帰りました。
途中で、車が止まって乗せてくれましたが知らない人だから怖いなどと悠長なことを言ってはいられなかったです。やっぱり北海道だから、開拓精神でいろいろな経験を積んでいると思いませんか(笑)いずれも、40年近く前の出来事です。

M. Sasagawa さんのコメント...

リラ様:
 北海道も地震の多い所ですね。
 中標津に工場が有りましたので、車で厚岸半島の先に行き、切り立った海岸線を見て、ここは地震の多そうな地形だと思いました。
 誰でも 怖い経験は忘れられません。 私は小学校6年生の時に 大阪の空襲で、一晩中火の中を一人で逃げ回ったことです。 社会に出る頃迄 火の恐怖で夜 目がさめていました。

M. Sasagawa さんのコメント...
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kimama さんのコメント...

怖い体験は記憶とともに体が覚えているのでしょうか。
震度7ですと相当な恐怖を感じることと思います。先の宮城・岩手内陸地震で丁度活断層の上にいた知り合いは、その後、少しの物音にもビクッと反応していました。床下からボンボン突き上げられたそうです。また温泉に入っていた友人は湯が津波のようになって歩けず湯からすぐ上がれなかったと・・・
疑似体験をしたり、室内を点検したりの備えは、とても大事なことですね。

waka3 さんのコメント...

百聞は一見にしかずとは言いますが、特に救急・救命・防災などに関わることは、単に見るだけでは一過性のものとしてしか記憶の一部にしか残りませんが、体験をすることに寄って身体が覚えてくれますので大変重要なことですね。
以前に自治会長を経験したことから、市が定例的に実施をしている体験コーナー(3時間コース)で幾つかの体験をすることが出来ましたが、この時には頭の中で思っていたこととの違いの大きさを感じました。
しかし、とっさの場合に出来るかどうかは疑問ですが・・。(笑

M. Sasagawa さんのコメント...

kimama様:
 温泉の中で地震に遭うとは珍しい体験でしょうね、「温泉のお湯が津波のようになった」との表現は 判るような気がします。
 そう言う意味では、いい体験をしましてきたと思います。
 地震に遭うと、家の内外にかかわらず、まず身の隠す所へ逃げ込むことですね。
 頭で理解しているだけではなく、常に体を動かす訓練をしておくことが大事だと思います。

M. Sasagawa さんのコメント...

waka3様:
 そうですね、頭の中だけでは とっさのばあいに反応しないかも 知れません。平素 意識の中で疑似体験を繰り返し、体が反応してくれるようにしておかないと いけないのでしょうね。
 注意しておきたいと思いました。

ポタ さんのコメント...

地震はいつ起こるか分からないので、準備や心構えが大切だと心では分かっているのですが、なかなか実行には移せません。
地域ぐるみの体験が必要ですね。

M. Sasagawa さんのコメント...

ポタ様:
 そうですね、体に習慣づけて その時に役にたちますからね。
 我々も、区の高年者30名弱で一緒に 体験してきました。