火曜日, 10月 11, 2011

コガネムシの幼虫

 家庭菜園では 秋は 葉物野菜のシーズンです。
 先ず 育てやすい 種類が豊富 味がいい 収穫期には生長がゆっくりしているので好きな時に 必要な分だけ収穫すればいい などなど。
 例年9月の20日過ぎ 今年は強烈な台風が22日に来襲しましたので その台風一過後 葉物野菜の種を次々と蒔きました。
 9月24日に 大根畝の続きにカブを筋蒔きしました そして ヨトウムシが入り込まない様に 防虫網を厳重に張ったトンネルをかけました。
 カブの種は 2~3日で きれいに揃って発芽しました。 
 双葉の出た段階での 最初の間引きを省略するために 種蒔きは1.5~2.0cm 間隔に揃えて蒔いてありますので 本葉が2〜3枚になり 混み合った個所を間引く迄は タイトに張った防虫網を外すことはめったにありません 農園に来ると 防虫網越に状況を観察するだけでした。
 ところが 10月に入ったある朝 筋蒔きのあちこちで 2〜3本の株が続けて倒れ 萎れているのを見つけ 防虫網を外してよく見ると 根っこが切られています その辺りの土を指で掘ってみるとご覧の様な 憎っくきコガネムシの幼虫がいます。(体長1.5~2cm) ヨトウムシは 昼間はゴロリと睡眠状態でいますが このコガネムシの幼虫は俊敏で 信じられないほどのスピードで 土の中に逃げ込みます。 この現行犯証拠写真は 右手でカメラのシャッターを押し 左手で 逃げる虫を捕り押さえながら悪戦苦闘しました。

 そう言えば 今年の夏は カナブンやコガネムシ等 甲虫類が大発生していました。 隣の畑では 穫り遅れたトマトの実が 樹の上で 黒く見えるほど 甲虫類が群がっていました。
 更に カブの種を蒔いた この畝の前作は ニンジンと ネギの苗床で マルチを張っていない土がむき出しのままで夏を過ごした場所でした。
 いずれにしましても コガネムシの幼虫の被害を受けたのは始めてで こう言う条件の場所に 秋 種を蒔く時は 直前に農薬を蒔いて土とよく混和しておくことが 絶対条件であることを 今回 教えられました。

 カブは3筋蒔きましたが 特に東端の筋の被害が大きく 真ん中の筋はほとんど被害を受けていません。(最初の写真は 真ん中の筋と その左は西端の筋です その筋には萎れた様子が写っています) 
 間引き菜は食べられませんが カブが グラつかない程度まで 近くの土を掘って 農薬(ダイアジノン5%の粒剤)を撒き 土に混和しました。
 翌朝は 数株の倒れ萎れがありましたが 一方で 畝の表面に 色が赤くなり 丸くなって動きの鈍い幼虫が3匹這い出して ピクピクと引きつっている様子です。(最後の写真です)
 薬効の現れだと思われます。

 その他の 秋蒔き葉物の記事は 次回に掲載します。

6 件のコメント:

HISA さんのコメント...

菜園ブログさん、おはようございます!

冬野菜もそうですが野菜作りはいつも目が
離せませんね。
ウチの方は畑の助っ人が一人来なくなりましたので空いた畑の草むしりが大変でした。

黒ビニールで雑草よけのマルチをし始めていますけどね~効果はわかりません。

M. Sasagawa さんのコメント...

HISAさん、ご返事が遅くなって失礼しました。

 気持のいい季節になり、畑作業も楽になりました。
 チョウチョがさかんに飛んでいますので、まだ防虫網のトンネルは外せません。 雑草も 一湿りあると 新たな芽を吹き出すので、草むしりも手が抜けません。

 私は 3尺巾の畝に 4尺5寸巾のマルチを使っていますので、農地も狭いので 皆さんほど雑草が生える余地はありません。 

kimama さんのコメント...

現行犯逮捕と証拠写真を同時に進行させておられた様子に思わず笑ってしまいしまた(すみません)その幼虫の逃げ足は速いんですね。どの格闘も大変なことです。うちでは、いんげんを作ると必ず、カナブンや黄金虫がたくさん来ていた事を思い出しました。我が家は草の中で栽培していたようなものですから、幼虫には全然気づきませんでしたが・・・種蒔きの時点から丁寧に栽培されているのですから、お腹立ちの程も良く分かります。

M. Sasagawa さんのコメント...

kimamaさん、コメント有り難う御座いました。

 コガネムシは野口雨情の詩が 先入観として残っていましたので、高貴で 裕福な虫だと思っていました。
 いやいや 大変 獰猛な虫ですね、少なくとも幼少の頃は。
 今回 始めて知りました。

 食べ物が 充分ある環境で生きている虫は、本来 人間の作ったものなどは魅力が無いのかもしれませんね。
 このコガネムシ対策のために、秋晴れの一日を 付き合わされました。

waka3 さんのコメント...

そちらでは今年はコガネムシの大発生があったようですね。
こちらでもトマトを畑で完熟させようとするとコガネムシの被害に遭いますが、逆に今年はあまり多くの被害を受けることはありませんでしたが、矢張り畑作りのために耕耘しているとそこここで見つかりますので、私もコガネムシの幼虫やネキリムシの防除のために事前にダイアジノンを撒いてから作業をするようにしております。

M. Sasagawa さんのコメント...

waka3 さん、
 ダイアジノンは 1キロ梱包を買ったままで ほとんど使うこともなく、タッパウェヤーの容器に入れたままでしたが、こんなに甲虫類の幼虫の害が出るようでしたら、始めに使っておいたほうがいいですね。

 今まで 夏の間は 前作(例えば 胡瓜やトマト)の使い古しのマルチで畝面を覆っていて、秋に種を蒔いていましたが、今回は畝面が夏中 裸のままでしたので 甲虫類が産卵し易かったのかともおもいますが? 実際は差が無いのかも知れません。