土曜日, 6月 30, 2012

トマトの2本仕立て

中玉トマト「フルティカ」の 1段花房の節から出る脇枝を伸ばす 2本仕立てと 脇芽は全て摘み取る1本仕立てとの 収穫個数と重量の比較をするべく 初取り以後 収穫のつど その記録を取っています。

右の写真は 2本仕立ての現状です。 
 主枝(右側の支柱で誘引)は 1段花房の実は全て収穫済みで 一番下に見えている赤い実は 2段花房の残りです。
 真ん中に大きく見えている赤い実は 3段花房で 既に収穫が進んでいます。 その上に 連続して見える 青い実は 4段花房の先の実です この段まで収穫が始まっています。
現在 主枝の高さは 1.8mほどで 8段花房の開花を確認して その先 葉2枚を残して 芯を止めてあります。
  2本仕立てのもう1本の脇枝(左側の支柱で誘引)は 写真の左下の葉陰に小さい赤い実が2個見えていますが これが脇枝1段花房の残りです。  その右上 葉陰に見えているのが 脇枝の2段花房で これも収穫が進んでいます。 脇枝の高さは 主枝とほぼ同じ高さで6段花房が開花し その先で芯を止めています。

一方 1本仕立ての方は 写真はありませんが 高さは 2本仕立ての主枝と比べると 約30cmほど高く 葉の茂りも豊で 株としては一回り大きくなっています。
こちらも ほぼ同じ時期に 8段花房の開花を確認して その先 葉2枚を残して 芯を止めてあります。

6月末 丁度 前半が終ったところで 中間の集計をしてみました。
2本仕立ては 収穫数 44個 トータル重量 2,212gr 平均単重(50.3)
1本仕立ては 収穫数 26個 トータル重量 1,318gr 平均単重(50.7)です。
最近 うちの農園のトマトは 2本仕立てが主流化しつつありますが 来年以降 2本仕立てをする際の参考として 8段花房の実を収穫し終る迄 数字をとるつもりです。

4 件のコメント:

waka3 さんのコメント...

フルティカの2本仕立ては今のところ素晴らしい結果が出ているようですね。

我が家のトマトは台風4号の影響で無残にも5段花房から上は主枝から枯れてしまい、その後も塩害により残っていた葉が傷んだり枯れてきて葉の枚数がかなり不足していることからでしょうか大変成長も鈍くなったりと散々で今月いっぱいの収穫ができるかどうかも微妙なところです。

途中で主枝の傷みや落下によって観測が断念となった我が家のスタピストマトの2本仕立てですが、菜園ブログさんの数量のの違いとまでは行きませんでしたが、4段花房までで見る限りでは2本立て仕立てに軍配は上がっているように思います。
単重については途中で測定をやめましたが、それまでは殆んど差は見られず、先ほど17個の収穫してきたものは単発では測定の判定にはならないと思いますが、1本仕立てが76.2g、2本仕立てが68.4gで総平均は71.2gでした。
このうちMax:115g、Min:50gでした。

スタピストマトでは今回は実施されなかったのですか、何れにしましてもこれから先の6~8段花房の状態が興味津々です。

M. Sasagawa さんのコメント...

waka3さん、
 こちらでは 台風によるトマトの被害は、支柱が強風によって揺すられ 今後のために全面的に修復と補強をしました。
 実では 大玉トマトの3段目の1房5個が房ごと落下しました。中玉トマトは半熟の実が10個ほど落下しましたが 2本仕立てなのか 1本仕立てなのか 判別出来ないので 今回の集計からはオミットしました。
 株の被害は 葉が擦り傷を受けましたが 現在はほとんど分からなくなっています。
 幸い この程度の被害で済みました。

 たまたまフルティカ2株の中の1株の脇枝が 早い段階で折れ、実質的に1本仕立てのかっこうになりましたので今回の比較をすることになりました。
 従いまして スタピストマトは実施しておりません。

 余談ですが、台風で落下した大玉トマトの1房は持ち帰って そのまま置いていましたら、真っ赤に熟し、店で売られているトマト並みの外観になっています。

kimama さんのコメント...

どうやら2本仕立てに軍配が上がるようですが摘芯してあると寿命というか開花の時期はほぼ一緒で終わるのでしょうか。ちよっと愚問かもしれませんが・・・店頭に並ぶものは早目に収穫して置いた状態で赤みを増すことになるかと思いますが木で熟したトマトに勝るお味はないでしょうね。羨ましいです。

M. Sasagawa さんのコメント...

kimamaさん、 有り難う御座います。
 この実験? は、梅雨明けに期限を切って、8段花房までの勝負にしていますので、その前提では2本仕立てに軍配が上がるでしょう。
 1本仕立ての株は丈夫そうですから、最後まで花を咲かせ、実を生らせたらどうなのか分かりません。

 最近は 野菜や果物は流通経路が長くなり、小売店の店頭で 腐敗による商品の歩留悪化を減らすために、半熟の段階で収穫し箱に詰めて追熟するのがあたりまえになっています。
 トマトの場合は、実の緑色が少し白っぽくなる(白化)段階で収穫し、ムロに入れて色付かせて 店頭に並べると聞いています。
 今がシーズンのモモやビワの様に皮が薄くて弱い果物は、庭に植えない限りは、昔の味は得られないでしょうね。