木曜日, 11月 24, 2005

木守柿


 庭の柿は色付いたものから順に採ってきて もう 木に残る実は数えるほどに 少なくなりました。 葉も散り落ちて 梢にポツンと残る赤い柿の実は 澄んだ冬空に映えて ひときは目にとまります。
  そのような柿の実 数個は 「木守柿」として木に残すことにしています。 やがて 小鳥たちが毎朝やってきて 実を綺麗に食べてしまいます。そして 最後に柿の種だけが 庭に落ちてきます。
 「木守柿」の言葉には長い年月をかけて培われてきた 人の知恵が感じられます。 思い上った人間が 自然を全て採り尽してしまう事への 意味深い警告だと受け止めています。 

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